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	<title>LIQUL &#8211; リカル &#8211;</title>
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	<description>お酒を楽しむ人のカルチャーマガジン</description>
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		<title>カクテル・ヒストリア第37回『驚きの新事実、チェリー・ブロッサムの「起源」』</title>
		<link>https://liqul.com/entry/7218</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[荒川 英二]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 17 Aug 2026 04:29:14 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[カクテルコラム]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>　「チェリー・ブロッサム」は、世界的にも知られるクラシック・カクテルで、かの歴史的名著『サヴォイ・カクテルブック（The Savoy Cocktail Book）』（ハリー・クラドック〈Harry Craddock〉著、 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>　「チェリー・ブロッサム」は、世界的にも知られるクラシック・カクテルで、かの歴史的名著『サヴォイ・カクテルブック（The Savoy Cocktail Book）』（ハリー・クラドック〈Harry Craddock〉著、1930年刊）にも収録されている。<br></p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img fetchpriority="high" decoding="async" width="600" height="800" src="https://liqul.com/upimg/2026/08/IMG_5445.jpg" alt="" class="wp-image-7228" srcset="https://liqul.com/upimg/2026/08/IMG_5445.jpg 600w, https://liqul.com/upimg/2026/08/IMG_5445-225x300.jpg 225w" sizes="(max-width: 600px) 100vw, 600px" /><figcaption class="wp-element-caption">今なお愛されるカクテル「チェリー・ブロッサム」</figcaption></figure>



<h2 class="wp-block-heading">「日本生まれのカクテル」と信じられてきたが…</h2>



<p>標準的なレシピ（単位はml）は、いくつか知られているが、NBA（日本バーテンダー協会）のオフィシャルブックでは、ブランデー（30）、チェリー・ブランデー（30）、コアントロー2dash、グレナディン・シロップ2dash、レモン・ジュース2dashと紹介されている。<br>考案者については、田尾多三郎氏という日本人だと伝えられ、日本国内だけでなく、国外でも一部ではそう信じられてきた。</p>



<p>田尾氏は元々、1920年代まで貿易会社のブエノスアイレス（アルゼンチンの首都）駐在員だった。<br>絹の輸出を担当しながらお酒のことも勉強し、帰国後の1923年（大正12年）、横浜・伊勢佐木町にバー「カフェ･ド･パリ」（現在は関内に移転し、バー「パリ」と改名）を開いた。<br>（出典：geocities.jp/legend_bar/cocktail.htmlほか）</p>



<p>開業翌年の1924年、田尾氏は、日本を代表する花・サクラをイメージして、カクテル「チェリー・ブロッサム」を考案。<br>それが当時横浜港を拠点にして世界と行き来した外国航路の客船を通じて、欧米へ伝わったと言われてきた。<br>『サヴォイ…』に収録されている「チェリー・ブロッサム」も、長く田尾氏考案のレシピがルーツだと信じられてきた。<br>（しかし、著者のクラドックはなぜか、由来については一切言及していない。<br>他の欧米のカクテルブックにも、「田尾氏が考案者」「日本生まれ」と紹介するものはほとんどない）</p>



<p>田尾氏が残した直筆のレシピカードは、現在でもバー「パリ」に残されていると伝わるが、過去に幅広く公開されたことはない。</p>



<p></p>



<h2 class="wp-block-heading">「考案者」のレシピ、実はウイスキー・ベースだった</h2>



<p>ところが2020年5月、私も懇意にして頂いている横浜のバーテンダー、北條智之氏（バー「ネマニャ」オーナー）がご自身のブログ上で、独自の取材&amp;調査研究に基づいて、現在一般的に知られている「チェリー・ブロッサムの田尾氏考案説」に疑問を投げかける記事を執筆された。<br>（北條氏は、カクテル史の研究にも熱心な、素晴らしいバーテンダーである）</p>



<p>　北條氏のブログを要約すれば、以下のようになる。<br><br>・北條氏自身が、バー「パリ」で田尾氏の奥様＝現在は故人＝から聞いた話によると、「多三郎氏は当時、カナディアン・クラブ（ウイスキー）のキャンペーンをきっかけに創作した。<br>レシピは、カナディアン・クラブをベースに、チェリー・ブランデー（銘柄はピーター・ヒーリング）、スイート・ベルモット（同チンザノ・ロッソ）などを加え、チェリーを沈めたカクテルだった」という。<br>（※実際、ネット上では、北條氏の見解を補強するかのように、「店（バー・パリ）のオーナーの女性から、田尾氏の手書きレシピを見せてもらった。ウイスキー・ベースだった」という訪店者の証言もいくつか紹介されている）</p>



<p>・世界的に知られるブランデー・ベースのレシピは、一般的には、『サヴォイ…』が初出で、著者のクラドックが独自にアレンジしたと考えられてきた（※クラドックが1920年代後半、田尾氏のレシピを知ったうえで変えたのかどうかは分からない）。<br></p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://liqul.com/upimg/2026/08/IMG_5475.jpg" alt="" class="wp-image-7225" srcset="https://liqul.com/upimg/2026/08/IMG_5475.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2026/08/IMG_5475-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2026/08/IMG_5475-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2026/08/IMG_5475-696x522.jpg 696w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">ブランデー・ベース（左側の3本）とウイスキー・ベース（右側の３本）では、主要材料はかなり違う</figcaption></figure>



<p><br>・しかし、古い文献を調べていたら、1900年にパリで出版された『American Bar』（Frank Newman著）というカクテルブックに、現代とほぼ同じブランデー・ベースの「チェリー・ブロッサム」が収録されていた。<br>1900年と言えば、田尾氏（1893年生まれ）はまだ7歳。<br>「カフェ・ド・パリ」開業の23年前で、田尾氏がブランデー・ベースの「チェリー・ブロッサム」の考案者ではあり得ない。<br></p>



<div class="wp-block-group is-vertical is-layout-flex wp-container-core-group-is-layout-8cf370e7 wp-block-group-is-layout-flex">
<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="401" height="505" src="https://liqul.com/upimg/2026/08/IMG_2013-1.jpg" alt="" class="wp-image-7222" srcset="https://liqul.com/upimg/2026/08/IMG_2013-1.jpg 401w, https://liqul.com/upimg/2026/08/IMG_2013-1-238x300.jpg 238w" sizes="(max-width: 401px) 100vw, 401px" /></figure>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="653" height="935" src="https://liqul.com/upimg/2026/08/IMG_2020-3.jpg" alt="" class="wp-image-7224" srcset="https://liqul.com/upimg/2026/08/IMG_2020-3.jpg 653w, https://liqul.com/upimg/2026/08/IMG_2020-3-210x300.jpg 210w" sizes="(max-width: 653px) 100vw, 653px" /><figcaption class="wp-element-caption">ブランデー・ベースの「チェリー・ブロッサム」確認できる最古の文献『American Bar』（1900年刊、Frank Newman著)とその掲載ページ</figcaption></figure>
</div>



<h2 class="wp-block-heading">カクテル史を書き換えざるを得ない新事実</h2>



<p>以上のことから、私たちは、「カクテル史を書き換えなければならない2つの新事実」にたどり着く。<br><br>1つには、誰の考案かは不明だが、1900年頃（あるいは1890年代に？）現在のブランデー・ベースの「チェリー・ブロッサム」は欧米ではすでに誕生していたということ。</p>



<p>もう1点は、田尾氏が1924年当時、ブランデー・ベースの「チェリー・ブロッサム」を知っていたかどうかは知る由もないが、求められてウイスキー・ベースで、同じ名前のカクテルを考案した。<br>しかし、そのレシピが “門外秘出”だったため、国内の文献で紹介されることもなかった。<br>そしてその後、日本に伝わったブランデー・ベースの「チェリー・ブロッサム」が、何かの理由で「田尾氏のオリジナル」と誤解されて国外へ伝わり、「サクラの花」という名の好イメージも加わって、逆に世界での普及に貢献することになったということ。</p>



<p>当然と言えば当然だが、『サヴォイ…』以外の、1930～40年代の欧米のカクテルブックを見てみると、ほとんどがブランデー・ベースである（『World Drinks and How To Mix Them』＝William Boothby著、1934年刊、『Mr Boston Official Bartender&#8217;s Guide』＝1935年初版刊、『Trader Vic&#8217;s Bartender&#8217;s Guide』＝Victor Bergeron著、1947年刊、『The Official Mixer&#8217;s Manual』＝Patrick G. Duffy著、1948年刊＝等々）。<br>その後も、ブランデー・ベースの「チェリー・ブロッサム」が「スタンダード」として定着することになる。</p>



<p>バー「パリ」は田尾氏亡き後、奥様の幸子さんが継いでいたが、奥様が他界された後、店は一度閉じられた。<br>しかし2004年、田尾ご夫妻の息子さんの奥様が店を再開、現在は息子さん自身が営まれているという（出典：tabelog.com/kanagawa/A1401ほか）。<br></p>



<h2 class="wp-block-heading">それでも揺るがない普及への「功績」</h2>



<p>ブランデー・ベースの「チェリー・ブロッサム」の起源をめぐる従来の「定説」＝田尾氏考案説、横浜生まれ説は、今後見直されるべきだろう。<br>多くの国内のカクテルブックも間違った記述を修正せざるを得ないだろう。</p>



<p>しかし、私はそれでも、田尾氏が日本のカクテル発展に果たした功績は計り知れないし、田尾氏の貢献がなければ「チェリー・ブロッサム」というカクテルがこれほど世界的に普及することはなかったはずだと信じている。そして、田尾氏考案の「カナディアン・ウイスキー・ベースのチェリー・ブロッサム」も、もっと広く知られるようになることを願う。<br></p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="674" height="928" src="https://liqul.com/upimg/2026/08/IMG_5566.jpg" alt="" class="wp-image-7227" srcset="https://liqul.com/upimg/2026/08/IMG_5566.jpg 674w, https://liqul.com/upimg/2026/08/IMG_5566-218x300.jpg 218w" sizes="(max-width: 674px) 100vw, 674px" /><figcaption class="wp-element-caption">日本のバー業界に「定着」してしまったチェリー・ブロッサムについての誤解。2020年代の今こそ、出版業界も勇気を持って改めるべきだろう。</figcaption></figure>



<p></p>



<p>なお、田尾氏のオリジナルと思われるカナディアン・ウイスキー・ベースの「チェリー・ブロッサム」が唯一、1933年（昭和8年）、日米で同時に出版された『Odell’s Book of Cocktails and Fancy Drinks』というカクテルブックで「Mr. Tao’s Formula」として紹介されているが、田尾氏のご子孫によれば、「これは正確なレシピではない」という。<br></p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="587" height="1024" src="https://liqul.com/upimg/2026/08/IMG_7010-Odells-Book-Of-Cocktails--587x1024.jpg" alt="" class="wp-image-7226" srcset="https://liqul.com/upimg/2026/08/IMG_7010-Odells-Book-Of-Cocktails--587x1024.jpg 587w, https://liqul.com/upimg/2026/08/IMG_7010-Odells-Book-Of-Cocktails--172x300.jpg 172w, https://liqul.com/upimg/2026/08/IMG_7010-Odells-Book-Of-Cocktails--768x1339.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2026/08/IMG_7010-Odells-Book-Of-Cocktails--881x1536.jpg 881w, https://liqul.com/upimg/2026/08/IMG_7010-Odells-Book-Of-Cocktails--696x1214.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2026/08/IMG_7010-Odells-Book-Of-Cocktails-.jpg 1093w" sizes="(max-width: 587px) 100vw, 587px" /><figcaption class="wp-element-caption">田尾氏の「オリジナル」レシピを唯一収録した『Odell’s Book of Cocktails and Fancy Drinks』（1933年刊）</figcaption></figure>



<p>ブランデー・ベースの「チェリー・ブロッサム」は1930年代には日本にも伝わっていたはずだが、初めて活字で紹介されたのは、戦後出版された『世界コクテール飲物辞典』（佐藤紅霞著、1954年刊）が初めてである。</p>



<p>【感謝】この記事の執筆にあたっては、本文中にも紹介したバー・ネマニャの北條智之氏から貴重な情報提供、ご助言を頂戴いたしました。<br>この場を借りて、心から御礼を申し上げます。</p>



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			</item>
		<item>
		<title>カクテル・ヒストリア第36回『似て非なるミリオン・ダラーとミリオネア』</title>
		<link>https://liqul.com/entry/7194</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[荒川 英二]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 02 May 2026 01:59:13 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[カクテルコラム]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>「ミリオン・ダラー（Million Dollar）」　と　「ミリオネア（Millionaire）」。共に100～130年ほど前に誕生したと伝えられる有名なクラシック・カクテルだが、誕生の経緯について確実な記録は伝わってい [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>「ミリオン・ダラー（Million Dollar）」　と　「ミリオネア（Millionaire）」。共に100～130年ほど前に誕生したと伝えられる有名なクラシック・カクテルだが、誕生の経緯について確実な記録は伝わっていない。そして、プロのバーテンダーでも時々、レシピを混同してしまう紛らわしいカクテルでもある。</p>



<h2 class="wp-block-heading">共に卵白を使うレシピが主流に</h2>



<p>まずは、この２つのカクテルの「現代の標準的なレシピ」を見てみよう（容量単位はml。スタイルはシェイク）。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="800" height="600" src="https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4754（Million-Dollar＝左＝と-Millionaire）.jpg" alt="" class="wp-image-7196" srcset="https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4754（Million-Dollar＝左＝と-Millionaire）.jpg 800w, https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4754（Million-Dollar＝左＝と-Millionaire）-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4754（Million-Dollar＝左＝と-Millionaire）-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4754（Million-Dollar＝左＝と-Millionaire）-696x522.jpg 696w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /><figcaption class="wp-element-caption">Million Dollar＝左＝と Millionaire</figcaption></figure>



<p><strong>【ミリオン・ダラー】</strong>ジン（45）、スイート・ベルモット（15）、パイナップル・ジュース（15）、グレナディン・シロップ2tsp、卵白1個分</p>



<p><strong>【ミリオネア】</strong>は、ベースが違う３種類（ウイスキー・ベース、ラム・ベース、ジン・ベース）のものが伝わっている。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>レシピ1＝バーボン（またはライ）・ウイスキー（60）、ホワイト・キュラソー2dash、グレナディン・シロップ4dash、卵白1個分</li>



<li>レシピ2＝ラム（15）、スロー・ジン（15）、アプリコット・ブランデー（15）、ライム・ジュース（15）、グレナディン・シロップ１dash</li>



<li>レシピ3＝ジン（40）、ペルノー（またはアブサン）（20）、アニゼット1dash、卵白1個分</li>
</ul>



<h2 class="wp-block-heading">裏付ける一次資料が乏しい誕生の起源</h2>



<p>「ミリオン・ダラー」については、「1894年頃、横浜・外国人居留地にあった横浜グランドホテルのバーで誕生した。考案者はカクテル『バンブー』を考案したことで知られる同ホテルの支配人＆バーテンダー、ルイス・エッピンガー（Louis Eppinger）」というエピソードが紹介されることも多い。これを裏付ける文献史料は伝わっていないのだが、現代では、海外も含めて「エッピンガー考案説」を支持する見解がなぜか多数派だ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="699" height="900" src="https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4756（Louis-Eppinger-1900年頃？）.jpg" alt="" class="wp-image-7198" srcset="https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4756（Louis-Eppinger-1900年頃？）.jpg 699w, https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4756（Louis-Eppinger-1900年頃？）-233x300.jpg 233w, https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4756（Louis-Eppinger-1900年頃？）-696x896.jpg 696w" sizes="(max-width: 699px) 100vw, 699px" /><figcaption class="wp-element-caption">Louis-Eppinger, 1900年頃？</figcaption></figure>



<p>一方、「百万長者」というめでたい名前を持つ「ミリオネア」も、「20世紀初め（1900～1910年代）に、英国で誕生した」と伝わる代表的な古典的なカクテルの一つだ。</p>



<p>著名なカクテル研究家のデヴィッド・ワンドリッチ（David Wondrich）氏は、「1925年までのある時期に（ロンドンの）リッツ・ホテル内のバーで考案された」（出典：http://www.esquire.com/food-drink/drinks/recipes/a3759/millionaire-drink-recipe/）と書いている。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="728" src="https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4758（The-bar-of-Ritz-Hotel-London）-1024x728.jpg" alt="" class="wp-image-7199" srcset="https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4758（The-bar-of-Ritz-Hotel-London）-1024x728.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4758（The-bar-of-Ritz-Hotel-London）-300x213.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4758（The-bar-of-Ritz-Hotel-London）-768x546.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4758（The-bar-of-Ritz-Hotel-London）-696x495.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4758（The-bar-of-Ritz-Hotel-London）.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">The bar of Ritz Hotel, London</figcaption></figure>



<p>ワンドリッチ氏の見解については、パリの「ハリーズ・バー」の創業者、ハリー・マッケルホーン（Harry MacElhone）氏が自著『ABC of Mixing Cocktails』（1919年刊）のミリオネアの項で、「ロンドンのリッツ・ホテルのバーのレシピ（ウイスキー・ベース）が基になった」と付記していることからも、おそらくは、このリッツ・ホテルが誕生に深く関わっていたことはほぼ間違いない。後で紹介する欧米での初出文献が1908年であることからも、少なくとも1900年代後半には登場していたと考えるのが自然だろう。</p>



<p>ミリオン・ダラーもミリオネアも、外国航路の客船のバーテンダーや乗客などを通じて、少なくとも1920年代には、欧米やアジアなど幅広い地域でそれなりに普及した。</p>



<h2 class="wp-block-heading">早い時期に幅広い地域で普及</h2>



<p>エッピンガーが1894年に考案したというミリオン・ダラーのレシピは、残念ながら、ジンの銘柄や分量比なども含め伝わっていない。</p>



<p>現時点で確認できる、最も早い時期に活字となったミリオン・ダラーは、「1922年に、フィリピン・マニラの弁護士、J.A.ウォルフソン氏が地元紙に紹介した記事」（出典：英国のカクテル専門サイトDifford’s. Guide）で、レシピは、「ゴードン・ジン4分の3glass、パイナップル・ジュース6分の1glass、グレナディン・シロップ6分の1glass、卵白1個分」だという。</p>



<p>一方、「ミリオネア」は、米国で1908年に出版されたカクテルブック『Jack’s Manual』（ヤコブ・グロフスコ＜Jacob Grohusko＞著）で初めて活字となった。レシピはウイスキー・ベースで、「ライ・ウイスキー4分の3ジガー、キュラソー6dash、グレナディン・シロップ2dash、オレンジ・ビターズ1dash、卵白1個分」だ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="541" height="861" src="https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4759（Jacks-Manual）.jpg" alt="" class="wp-image-7200" srcset="https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4759（Jacks-Manual）.jpg 541w, https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4759（Jacks-Manual）-189x300.jpg 189w" sizes="(max-width: 541px) 100vw, 541px" /><figcaption class="wp-element-caption">Jack&#8217;s Manual</figcaption></figure>



<p>しかしその後、ミリオネアはご存知のように、1910～30年代から、ウイスキー・ベース以外にも、ラム・ベースや、ジン・ベースなど複数の違うベースで創作されるようになる。なぜ様々なバリエーションが生まれていったのか、その理由はよく分からない（今後の私の研究課題だ）。</p>



<h2 class="wp-block-heading">３つのベースが今なお共存するミリオネア</h2>



<p>ご参考までに、ミリオン・ダラーとミリオネアについて、その後のレシピの変遷を欧米のカクテルブック上で少し見ておこう。</p>



<p><strong>【ミリオン・ダラー】</strong>使っている材料の分量比は変われども、その後も、現代に至るまで「ジン、スイート・ベルモット、パイナップル・ジュース、グレナディン・シロップ、卵白」という５つの材料を使うという点では同じだ（唯一、1934年にフランスで出版された『The Artistry of Mixing Drinks』＝フランク・マイヤー著＝は、スイート・ベルモット抜きのレシピとなっている）。</p>



<p><strong>【ミリオネア】</strong>現在に至るも、レシピはウイスキー・ベース派、ジン・ベース派、ラム・ベース派の３つに大きく分かれ、どれが主流という雰囲気ではない。カクテルブックによっては、複数のベースを収録しているものも少なくない。　</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>ウイスキー・ベース派　『ABC of Mixing Cocktail』(1919年刊)、『Mr. Boston Bartender’s Guide』（1940年刊）、『Booth’s Handbook of Cocktails』（1977年刊）、『The Bartender’s Bible』（1991年刊）ほか／・ジン・ベース派　『Waldorf-Astoria Bar Book』（1935年刊）／・ラム・ベース派　『How and When』（1937年刊）、『Vintage Spirits and Forgotten Cocktails』（2009年刊）</li>



<li>２種収録（ジン・ベース、ラム・ベース）　『Recipes for Mixed Drinks』（1916年刊）、『The Savoy Cocktail Book』（1930年刊）ほか／（ウイスキー・ベース、ラム・ベース）　『Cocktail Bar』（1952年刊）ほか</li>



<li>３種収録（ウイスキー・ベース、ジン・ベース、ラム・ベース）　『World Drinks and How To Mix Them』(1934年刊)、『Trader Vic’s Bartenders Guide』（1947年刊）、『Bartender’s Guide』（1970年刊）、『Complete World Bartender Guide』（2009年刊）ほか</li>
</ul>



<p>以上のような歴史的な経緯もあって、欧米のバーでは現在でも、「ミリオネア」と言えば、この主な３種類のベースで提供されている。結局のところ、ミリオネアのレシピに関しては、どれが正しく、どれが間違いというものはなく、どの酒をベースにするかは、そのバーテンダーやお客様の好みによる部分が大きいのかもしれない。</p>



<h2 class="wp-block-heading">日本におけるミリオン・ダラーとミリオネア</h2>



<p>ミリオン・ダラーは、日本では1920年代にはすでにメジャーになっていたのか、当時のカクテルブックにも登場する（『カクテル製法秘訣』＝中田政三著、1926年刊。レシピは、「ジン10分の2、パイナップル・ジュース10分の2、ホワイト・キュラソー10分の1、グレナディン・シロップ10分の1、ストロベリー・シロップ10分の1、卵白1個分」）。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="866" height="738" src="https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4760（『カクテル製法秘訣』でミリオン・ダラーが収録されたページ）.jpg" alt="" class="wp-image-7201" srcset="https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4760（『カクテル製法秘訣』でミリオン・ダラーが収録されたページ）.jpg 866w, https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4760（『カクテル製法秘訣』でミリオン・ダラーが収録されたページ）-300x256.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4760（『カクテル製法秘訣』でミリオン・ダラーが収録されたページ）-768x654.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4760（『カクテル製法秘訣』でミリオン・ダラーが収録されたページ）-696x593.jpg 696w" sizes="(max-width: 866px) 100vw, 866px" /><figcaption class="wp-element-caption">『カクテル製法秘訣』でミリオン・ダラーが収録されたページ</figcaption></figure>



<p>中田氏はスイート・ベルモットを使わないレシピを採用しているが、日本ではその後はベルモットを使うレシピ、使わないレシピの二派に分かれるようになる。私の手元にある日本国内出版のカクテルブック約40冊で調べてみたら、約６割が「ベルモットを使う」、残り４割が「使わない」だったが、近年に絞ってみるとほぼ100％が「使う」派だった。</p>



<p>横浜グランドホテルは、1923年の関東大震災で大きな被害を受けたため廃業したが、同ホテル出身で、その後バー業界の重鎮となった浜田晶吾氏が、このミリオン・ダラーの普及に大いに貢献した。現在の横浜ニューグランド・ホテルは、直接横浜グランドホテルの流れをくむ訳ではないが、ホテル内のバーでは、ミリオン・ダラーは今日でもなお、定番の人気カクテルとなっている。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="656" src="https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4755（Yokohama-Grand-Hotel）--1024x656.jpg" alt="" class="wp-image-7197" srcset="https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4755（Yokohama-Grand-Hotel）--1024x656.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4755（Yokohama-Grand-Hotel）--300x192.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4755（Yokohama-Grand-Hotel）--768x492.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4755（Yokohama-Grand-Hotel）--1536x984.jpg 1536w, https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4755（Yokohama-Grand-Hotel）--696x446.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4755（Yokohama-Grand-Hotel）--1392x892.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2026/05/IMG_4755（Yokohama-Grand-Hotel）-.jpg 1600w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">Yokohama Grand Hotel</figcaption></figure>



<p>一方、ミリオネアも日本には比較的早く、1920年代初めに伝わり、1924年＜大正13年＞刊の『コクテール』（前田米吉著）で早くも紹介された（レシピはウイスキー・ベースで、「ウイスキー3分の2オンス、グレナディン・シロップ3分の1オンス、キュラソー1dash、ガム・シロップ2dash、卵白1個分。シェイクした後、グラスに注ぎ、アブサン少々を加えてすすめる」）。</p>



<p>日本では当初、ウイスキー・ベースの方が主流だったが、現在のバー・シーンでは、ラム・ベースの方が比較的多くつくられているようだ（ただし、私のバーでは、米国で主流のウイスキー・ベースで提供している）。</p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/7194">カクテル・ヒストリア第36回『似て非なるミリオン・ダラーとミリオネア』</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>テイスティング技術向上セミナー第82回「サントリー・ブレンデッドを探る」総評</title>
		<link>https://liqul.com/entry/7191</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[リカル編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 25 Apr 2026 09:23:32 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ウイスキーコラム]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://liqul.com/?p=7191</guid>

					<description><![CDATA[<p>この記事は、過去に行われた酒育の会の定番セミナー「テイスティング技術向上セミナー」の内容を総括した記事です。セミナー講師である谷嶋元宏氏のコメントをお楽しみ下さい。 テーマ「サントリー・ブレンデッドを探る」 今回は202 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>この記事は、過去に行われた酒育の会の定番セミナー「<strong><a href="https://shuiku.jp/category/kagurazaka/tasting-upgrade" target="_blank" rel="noopener" title="">テイスティング技術向上セミナー</a></strong>」の内容を総括した記事です。セミナー講師である谷嶋元宏氏のコメントをお楽しみ下さい。</p>



<h2 class="wp-block-heading">テーマ「サントリー・ブレンデッドを探る」</h2>



<p>今回は2025年6月14日・15日に開催されたセミナーの総括です。テイスティングアイテムは下記の5つ。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>サントリー 季 TOKI</li>



<li>サントリー 角瓶</li>



<li>サントリー 響 ジャパニーズ・ハーモニー</li>



<li>サントリー 響 ジャパニーズ・ハーモニー マスターズ・セレクト</li>



<li>サントリー 響 ブレンダーズ・チョイス</li>
</ul>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="2048" height="1536" src="https://liqul.com/upimg/2026/04/507522344_1270200158447923_5760421329744477038_n.jpg" alt="" class="wp-image-7192" srcset="https://liqul.com/upimg/2026/04/507522344_1270200158447923_5760421329744477038_n.jpg 2048w, https://liqul.com/upimg/2026/04/507522344_1270200158447923_5760421329744477038_n-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2026/04/507522344_1270200158447923_5760421329744477038_n-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2026/04/507522344_1270200158447923_5760421329744477038_n-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2026/04/507522344_1270200158447923_5760421329744477038_n-1536x1152.jpg 1536w, https://liqul.com/upimg/2026/04/507522344_1270200158447923_5760421329744477038_n-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2026/04/507522344_1270200158447923_5760421329744477038_n-1392x1044.jpg 1392w" sizes="(max-width: 2048px) 100vw, 2048px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading">総評 by 谷嶋元宏</h3>



<p>久しぶりのブレンデッド会、モルトとの区別はやはり難しい。グレーンのニュアンスを取れるか、香りの経時変化を感じられるか、味わい余韻のキレのよさを感じられるか、などがポイントだが。新規蒸溜所の若いモルトも似たようなテイスティング結果になることもあるので、より難しいかもしれない。</p>



<p>今回はの目的のひとつは、ジャパニーズウイスキースペックになった「角瓶」のテイスティング。希望小売価格1910円で、国内製造原酒のみ。以前とあまり香味は変わっていないとは思うが（以前にストレートで「角瓶」を飲んだのは遥か昔で正直覚えていない…）。「季」と比べてグレーン感含め全体にマットな印象。余韻にスパイス様の香味が残り興味深い。</p>



<p>「響」は「ブレンダーズ・チョイス」のワイン樽原酒由来のタンニンを連想させる独特な甘渋味が、「マスターズ・セレクト」は心地よいシェリー樽感が感じられる。一般的にブレンデッドは香りの経時変化が大きいのだが、「響」はあまりそれがない。また、グレーンのネガティブな印象も少なかった。改めてブレンダーの技術スキル、原酒のクォリティの高さがうかがえる結果だった。</p>



<p>「響　ジャパニーズ・ハーモニー　マスターズ・セレクト」は海外向けで、過去に様々なコンペで受賞しているが、なかなか国内で見かけることはなかった。ここ数ヶ月オファーがくるようになったのだが、ここにもジャパニーズ人気のピークアウトが感じられる。個人的には希望小売価格で買えるようになるので好ましく感じるが、新規蒸溜所には難しい状況であろう。</p>



<h2 class="wp-block-heading">テイスティング技術向上セミナーとは？</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-7089" srcset="https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-1024x682.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>この講座は、毎回テーマに沿ったウイスキー（ウイスキー以外のときもあります）を5アイテムご用意し、ブラインドでテイスティングを行って頂きます。事前にテーマをお知らせしませんので、当日テイスティングを進めるうちにテーマが見えてくるスタイルです。</p>



<p>ブラインドでウイスキーの銘柄を当てることは、ほぼ不可能ではないでしょうか？<br>従って、ここでは銘柄を当てることより「そのウイスキーが何なのかを推測する過程」 に重きを置きます。参加者の皆さまにテイスティングコメントを頂いた後、「そのウイスキーが何なのか」を推理していただきます。</p>



<p>テイスティングで感じた香味（ボディーの厚み、余韻の長さ、樽の使い方、ピートの効かせ具合など）から、製造工程の特徴を把握し、ウイスキーの銘柄を推測するこ とを体験していきましょう。また、この講座にはマスター・オブ・ウイスキーの方も参加されていますので、彼らのテイスティングコメントを聞きながらテイスティングできる貴重な機会となっております。</p>



<p>ほぼ毎月2回定期開催しております。</p>



<p>開催日一覧は<strong><a href="https://shuiku.jp/category/kagurazaka/tasting-upgrade" target="_blank" rel="noopener" title="コチラから">コチラから</a></strong></p>



<p></p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/7191">テイスティング技術向上セミナー第82回「サントリー・ブレンデッドを探る」総評</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>テイスティング技術向上セミナー第81回「アイルオブラッセイの樽使いを体感する」総評</title>
		<link>https://liqul.com/entry/7181</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[リカル編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 18 Feb 2026 03:12:59 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ウイスキーコラム]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://liqul.com/?p=7181</guid>

					<description><![CDATA[<p>この記事は、過去に行われた酒育の会の定番セミナー「テイスティング技術向上セミナー」の内容を総括した記事です。セミナー講師である谷嶋元宏氏のコメントをお楽しみ下さい。 テーマ「ワイン樽後熟を再考する」 今回は2025年5月 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>この記事は、過去に行われた酒育の会の定番セミナー「<strong><a href="https://shuiku.jp/category/kagurazaka/tasting-upgrade" target="_blank" rel="noopener" title="">テイスティング技術向上セミナー</a></strong>」の内容を総括した記事です。セミナー講師である谷嶋元宏氏のコメントをお楽しみ下さい。</p>



<h2 class="wp-block-heading">テーマ「ワイン樽後熟を再考する」</h2>



<p>今回は2025年5月17日・18日に開催されたセミナーの総括です。テイスティングアイテムは下記の5つ。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>アイル・オブ・ラッセイ Batch R-02.1</li>



<li>アイル・オブ・ラッセイ リミテッドリリース　アンピーテッド ライウイスキーカスク</li>



<li>アイル・オブ・ラッセイ リミテッドリリース　アンピーテッド チンカピンオークカスク</li>



<li>アイル・オブ・ラッセイ リミテッドリリース　アンピーテッド ボルドーレッドワインカスク</li>



<li>アイル・オブ・ラッセイ リミテッドリリース　アンピーテッド フォアローゼスカスク</li>
</ul>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="2048" height="1536" src="https://liqul.com/upimg/2026/02/2025051718.jpg" alt="" class="wp-image-7182" srcset="https://liqul.com/upimg/2026/02/2025051718.jpg 2048w, https://liqul.com/upimg/2026/02/2025051718-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2026/02/2025051718-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2026/02/2025051718-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2026/02/2025051718-1536x1152.jpg 1536w, https://liqul.com/upimg/2026/02/2025051718-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2026/02/2025051718-1392x1044.jpg 1392w" sizes="(max-width: 2048px) 100vw, 2048px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading">総評 by 谷嶋元宏</h3>



<p>この蒸溜所の特徴はいろいろあるが、なんといっても樽使い、通常用いられない樽で熟成を行っていること。定番品にはライウイスキー樽、チンカピンオーク新樽、ボルドー赤ワイン樽にて熟成。</p>



<p>ライウイスキー樽については、昨今後熟で用いられているが、やや独特な香味が付加され、あまり好ましくない印象なものも多い。</p>



<p>今回のサンプル２と５の比較から、よりライウイスキー樽の個性が感じ取れる。５のバーボン樽は綺麗で華やか、優等生だが少し物足りない印象。２のライカスクは、いい意味で程よい雑味があり、複雑で好ましい。<br>チンカピンオークはアメリカンオークの一種で、アメリカンホワイトオークよりは熟した果実感がもたらされるとのこと。３はハイロースト・ハイチャーした新樽だが、アメリカンホワイトオークの新樽で感じられるウーロン茶葉（ウェットな状態）から感じられるエグ味のある渋さがなく、確かにより熟した果実感が好ましい印象。値段的にはこの3種の中でダントツで高価とのこと。</p>



<p>ボルドー赤ワイン樽熟成４は、ネガティブな印象はなく、しっかりとしたタンニン感や赤いニュアンスを楽しめる。</p>



<p>これらは後熟ではなく、ニューポットから熟成を行っているのも興味深い。今回のサンプルは5年熟成とのことだが、10年熟成などになった時にどのようになるか、楽しみだ。</p>



<p>今回のサンプル２〜５はノンピーテッド麦芽で仕込んだウイスキーだが、定番品にはピーテッド麦芽も使い、計6種の原酒をブレンドしている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">テイスティング技術向上セミナーとは？</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-7089" srcset="https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-1024x682.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>この講座は、毎回テーマに沿ったウイスキー（ウイスキー以外のときもあります）を5アイテムご用意し、ブラインドでテイスティングを行って頂きます。事前にテーマをお知らせしませんので、当日テイスティングを進めるうちにテーマが見えてくるスタイルです。</p>



<p>ブラインドでウイスキーの銘柄を当てることは、ほぼ不可能ではないでしょうか？<br>従って、ここでは銘柄を当てることより「そのウイスキーが何なのかを推測する過程」 に重きを置きます。参加者の皆さまにテイスティングコメントを頂いた後、「そのウイスキーが何なのか」を推理していただきます。</p>



<p>テイスティングで感じた香味（ボディーの厚み、余韻の長さ、樽の使い方、ピートの効かせ具合など）から、製造工程の特徴を把握し、ウイスキーの銘柄を推測するこ とを体験していきましょう。また、この講座にはマスター・オブ・ウイスキーの方も参加されていますので、彼らのテイスティングコメントを聞きながらテイスティングできる貴重な機会となっております。</p>



<p>ほぼ毎月2回定期開催しております。</p>



<p>開催日一覧は<strong><a href="https://shuiku.jp/category/kagurazaka/tasting-upgrade" target="_blank" rel="noopener" title="コチラから">コチラから</a></strong></p>



<p></p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/7181">テイスティング技術向上セミナー第81回「アイルオブラッセイの樽使いを体感する」総評</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>テイスティング技術向上セミナー開催！</title>
		<link>https://liqul.com/entry/7168</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[リカル編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 02 Feb 2026 01:25:01 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[News]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://liqul.com/?p=7168</guid>

					<description><![CDATA[<p>LIQULを運営する酒育の会の鉄板セミナー、テイスティング技術向上セミナーは2月も2回開催！ テイスティングで感じた香味から、製造工程の特徴を把握し、ウイスキーの銘柄を推測するこ とを体験していきましょう。 詳細お申込み [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>LIQULを運営する酒育の会の鉄板セミナー、テイスティング技術向上セミナーは2月も2回開催！</p>



<p>テイスティングで感じた香味から、製造工程の特徴を把握し、ウイスキーの銘柄を推測するこ とを体験していきましょう。</p>



<p>詳細お申込みはコチラ↓</p>



<figure class="wp-block-embed is-type-wp-embed"><div class="wp-block-embed__wrapper">
<blockquote class="wp-embedded-content" data-secret="PMJfrvTBzl"><a href="https://shuiku.jp/news/19767">2/14(土)・2/15(日)テイスティング技術向上セミナー</a></blockquote><iframe loading="lazy" class="wp-embedded-content" sandbox="allow-scripts" security="restricted"  title="&#8220;2/14(土)・2/15(日)テイスティング技術向上セミナー&#8221; &#8212; 酒育の会" src="https://shuiku.jp/news/19767/embed#?secret=PyYjmKsPdY#?secret=PMJfrvTBzl" data-secret="PMJfrvTBzl" width="600" height="338" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no"></iframe>
</div></figure><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/7168">テイスティング技術向上セミナー開催！</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ウイスキーテイスティング基礎講座2026 (全10回)開催！</title>
		<link>https://liqul.com/entry/7155</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[リカル編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 21 Jan 2026 09:41:54 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[News]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://liqul.com/?p=7155</guid>

					<description><![CDATA[<p>リカルを運営する酒育の会の定番セミナー「ウイスキーテイスティング基礎講座」！ 効果的にスキルを身につけるには、自分のテイスティングコメントをまとめ、それを他者に伝えること、他者のコメントと比較して共通点や相違点を把握する [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://liqul.com/entry/7155">ウイスキーテイスティング基礎講座2026 (全10回)開催！</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="683" src="https://liqul.com/upimg/2026/01/tasting2026-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-7156" srcset="https://liqul.com/upimg/2026/01/tasting2026-1024x683.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2026/01/tasting2026-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2026/01/tasting2026-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2026/01/tasting2026-1536x1024.jpg 1536w, https://liqul.com/upimg/2026/01/tasting2026-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2026/01/tasting2026-1392x928.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2026/01/tasting2026.jpg 1920w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>リカルを運営する<strong>酒育の会</strong>の定番セミナー「<strong>ウイスキーテイスティング基礎講座</strong>」！</p>



<p>効果的にスキルを身につけるには、自分のテイスティングコメントをまとめ、それを他者に伝えること、他者のコメントと比較して共通点や相違点を把握することが大切だと考えております。そこでこの講座では各自でテイスティングをしていただき、そのコメントを発表する時間を設けております。初めは難しいと感じると思いますが、テイスティング時の留意点やコツを学びながら、少しずつ理解を深めていただければと思います。</p>



<p>毎回テーマに沿ったウイスキー５～６種類をブラインドテイスティングいたします。<br>またテイスティングを通じて、ウイスキーの製造工程と香味の関係についても解説いたします。</p>



<p>ウイスキーをより楽しみたい方、テイスティングについて基礎から学びたい方、初心者向けの講座ですので、ご興味のある方はお気軽にご参加ください。</p>



<hr class="wp-block-separator has-css-opacity"/>



<p><strong>全10回一括お申込で1万円以上お得！もちろん、各回興味のある講座だけ単発での受講も可能です。</strong></p>



<p><strong>第1回&nbsp; 2026年2月7日(土)「テイスティング方法について」</strong></p>



<p><strong>第2回&nbsp; 2026年3月7日(土)「五大ウイスキーの特徴・相違点を理解する」</strong></p>



<p><strong>第3回&nbsp; 2026年4月4日(土)「熟成樽の個性・相違点を理解する」</strong></p>



<p><strong>第4回&nbsp; 2026年5月9日(土)「ウイスキーの熟成を理解する」</strong></p>



<p><strong>第5回&nbsp; 2026年6月6日(土)「モルトとブレンデッドの相違点を理解する」</strong></p>



<p><strong>第6回&nbsp; 2026年7月4日(土)「バーボン＆カナディアンの特徴を理解する」</strong></p>



<p><strong>第7回&nbsp; 2026年8月1日(土)「アイラモルト(ピート由来の香味)を理解する」</strong></p>



<p><strong>第8回&nbsp; 2026年9月5日(土)「スペイサイドモルトを理解する」</strong></p>



<p><strong>第9回&nbsp; 2026年10月3日(土)「ブレンデッドのブランドスタイルを理解する」</strong></p>



<p><strong>第10回&nbsp; 2026年11月7日(土)「日本のウイスキーの特徴を理解する」</strong></p>



<h2 class="wp-block-heading">講座の様子</h2>



<figure class="wp-block-gallery has-nested-images columns-2 is-cropped wp-block-gallery-1 is-layout-flex wp-block-gallery-is-layout-flex">
<figure class="wp-block-image size-large"><a href="https://liqul.com/upimg/2022/12/03-1.jpg"><img decoding="async" width="1024" height="683" data-id="6401" src="https://liqul.com/upimg/2022/12/03-1-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-6401" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/12/03-1-1024x683.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/12/03-1-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/12/03-1-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/12/03-1-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2022/12/03-1-1392x928.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2022/12/03-1.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></a></figure>



<figure class="wp-block-image size-large"><a href="https://liqul.com/upimg/2022/12/02-1.jpg"><img decoding="async" width="1024" height="683" data-id="6400" src="https://liqul.com/upimg/2022/12/02-1-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-6400" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/12/02-1-1024x683.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/12/02-1-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/12/02-1-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/12/02-1-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2022/12/02-1-1392x928.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2022/12/02-1.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></a></figure>



<figure class="wp-block-image size-large"><a href="https://liqul.com/upimg/2022/12/01-1.jpg"><img decoding="async" width="1024" height="683" data-id="6399" src="https://liqul.com/upimg/2022/12/01-1-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-6399" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/12/01-1-1024x683.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/12/01-1-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/12/01-1-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/12/01-1-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2022/12/01-1-1392x928.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2022/12/01-1.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></a></figure>



<figure class="wp-block-image size-large"><a href="https://liqul.com/upimg/2022/12/05-1.jpg"><img decoding="async" width="1024" height="683" data-id="6402" src="https://liqul.com/upimg/2022/12/05-1-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-6402" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/12/05-1-1024x683.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/12/05-1-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/12/05-1-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/12/05-1-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2022/12/05-1-1392x928.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2022/12/05-1.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></a></figure>
</figure>



<h2 class="wp-block-heading">お申込み</h2>



<p>開催場所や詳細・お申込はコチラから<br><strong><a href="https://shuiku.jp/news/19697" target="_blank" rel="noopener" title="">https://shuiku.jp/news/19697</a></strong></p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/7155">ウイスキーテイスティング基礎講座2026 (全10回)開催！</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>カクテル・ヒストリア第35回『レシピは揺れても、生き残った 「ブルー・ムーン」』</title>
		<link>https://liqul.com/entry/7145</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[荒川 英二]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 15 Jan 2026 09:37:57 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[カクテルコラム]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>「ブルー・ムーン（Blue Moon）」は、1910年代の米国のカクテルブックにはすでに登場する長い歴史を持つカクテル。現代の日本のオーセンティック・バーでも根強い人気を持つ。だが、誕生の経緯を巡る信憑性のあるストーリー [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>「ブルー・ムーン（Blue Moon）」は、1910年代の米国のカクテルブックにはすでに登場する長い歴史を持つカクテル。現代の日本のオーセンティック・バーでも根強い人気を持つ。だが、誕生の経緯を巡る信憑性のあるストーリーはほとんど伝わっていない。</p>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" width="681" height="971" src="https://liqul.com/upimg/2026/01/IMG_4204（Blue-Moon）.jpg" alt="" class="wp-image-7147" style="width:300px" srcset="https://liqul.com/upimg/2026/01/IMG_4204（Blue-Moon）.jpg 681w, https://liqul.com/upimg/2026/01/IMG_4204（Blue-Moon）-210x300.jpg 210w" sizes="(max-width: 681px) 100vw, 681px" /></figure>



<p>欧米の専門サイトでは、「欧州でのヴァイオレット・リキュール人気に目をつけて、1890年代、米国のメーカーが新たに、ニオイスミレを使った＜クレーム・イヴェット（Crème Yvette）＞という名のリキュールを発売。このリキュールを使った創作カクテルとして考案された」、あるいは「マンハッタンのレストラン・バー（あるいはホテル内のバー）で誕生した」などという説を紹介しているが、残念ながら裏付け資料は示されておらず、決定的なものではない。</p>



<p>「Blue Moon」とは、大気の状態で「ごく稀に月が青く見えること」を指し、転じて、英語では、「めったに起こらない」「きわめて稀な」ことの例えとして使われる。しかし、これが直接カクテル名の由来になったのかはよく分からない。</p>



<p>現在、日本での標準的なレシピは、「ジン（40ml）、ヴァイオレット・リキュール（15ml）、レモン・ジュース（15ml）、シェイク」と紹介されることが多いが、欧米のレシピは、誕生時から今日に至るまで揺れ続け、今なお様々なバージョンが登場している（※ヴァイオレット・リキュールは「クレーム・ド・ヴァイオレット、クレーム・イヴェットまたはパルフェ・タムール」という名で商品化されている）。</p>



<p>「ブルー・ムーン」のレシピが確認できる一番初期のものは、米国で1916年に出版された『Recipes for Mixed Drinks』（ヒューゴ・エンスリン＝Hugo Ensslin著）というカクテルブック。そのレシピは「ジン（40）、フレンチ（ドライ）・ベルモット（20）、オレンジ・ビターズ1dash、クレーム・イヴェット1dash」で、ベルモットを使っている点など現代のレシピとは微妙に違う。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="607" height="812" src="https://liqul.com/upimg/2026/01/IMG_4244（Recipes-for-Mixed-Drinks）.jpg" alt="" class="wp-image-7150" srcset="https://liqul.com/upimg/2026/01/IMG_4244（Recipes-for-Mixed-Drinks）.jpg 607w, https://liqul.com/upimg/2026/01/IMG_4244（Recipes-for-Mixed-Drinks）-224x300.jpg 224w" sizes="(max-width: 607px) 100vw, 607px" /><figcaption class="wp-element-caption">Recipes for Mixed-Drinks</figcaption></figure>



<p>欧米では、このエンスリンのレシピが一定の割合で受け継がれ、今なお採用するカクテルブックも少なくない。しかし一方で、以下のような様々なバージョンが、「現れては消え、消えては現れ」を繰り返している（単位はml）。</p>



<p><strong>1.ジン、アニゼット（ハーブ系リキュール）、ペパーミント・リキュール（1920年代から）</strong><br>【例】ジン（30）、アニゼット・リキュール（5）、ペパーミント・リキュール（5）（William Boothby著『World Drinks and How To Mix Them』　1934年刊）</p>



<p><strong>2.ジン、ヴァイオレット・リキュール、レモン・ピール（1930年代から）</strong><br>【例】ジン（45）、クレーム・イヴェット（23）、レモン・ピールしてそのまま沈める（『Mr. Boston Bartender&#8217;s Guide』　1935年刊）</p>



<p><strong>3.ジン、マラスキーノ（サクランボのリキュール）、卵白（1940年代から）</strong><br>【例】ジン（45）、マラスキーノ（15）、卵白（1個分）（Patrick G. Duffy著『The Official Mixer&#8217;s Manual』　1948年刊）</p>



<p><strong>4.ジン、ブルー・キュラソー、レモン・ピール（1970年代後半から）</strong><br>【例】ジン（45）、ブルー・キュラソー（23）、レモン・ピール（『Mr. Boston Bartender’s Guide』　1978年版）</p>



<p><strong>5.ブルー・キュラソー、テキーラ、ウオッカ、レモネード（1980年代から）</strong><br>【例】ブルー・キュラソー（40）、テキーラ（30）、ウオッカ（30）、レモネード適量（Hilary Walden著『Cocktails』　1983年刊）</p>



<p>日本での標準的なレシピとほぼ同じものが欧米のカクテルブックに登場するのは、確認した限りでは、1948年に出た『The Fine Art of Mixing Drinks』（デヴィッド・エンベリー＜David Embury＞著）が最初だ。同著でのレシピは分量比表記なので、「ml換算」してみると、「ジン80ml、ヴァイオレット・リキュール10ml、レモン・ジュース20ml」というもの（なお、エンベリーは「卵白を加えることもある」と付記している）。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="618" height="923" src="https://liqul.com/upimg/2026/01/IMG_4237（Fine-Art-of-Mixing-Drinks）.jpg" alt="" class="wp-image-7149" srcset="https://liqul.com/upimg/2026/01/IMG_4237（Fine-Art-of-Mixing-Drinks）.jpg 618w, https://liqul.com/upimg/2026/01/IMG_4237（Fine-Art-of-Mixing-Drinks）-201x300.jpg 201w" sizes="(max-width: 618px) 100vw, 618px" /><figcaption class="wp-element-caption">Fine Art of Mixing Drinks</figcaption></figure>



<p>しかし、このエンベリーのレシピは日本とは違って、その後の欧米では「主流派」とはなり得ていない。1950年代以降のカクテルブックを見ても、採用されているのは数少ない（近年では、カクテル研究家のテッド・ヘイ氏の著書『Vintage Spirits and Forgotten Cocktails』＝2009年刊＝くらい）。現代の欧米では、「エンスリン・レシピ」「エンベリー・レシピ」「それ以外」の３種が群雄割拠している状態だ。</p>



<p>ちなみに、「それ以外」のレシピでは、</p>



<p>「テキーラ（20）、ブルー・キュラソー（10）、ガリアーノ（数dash）、生クリーム（40ml）」（Charles Schumann著 『American Bar』　2002年刊）、</p>



<p>「ウオッカ（20）、ブルー・キュラソー（15）、生クリーム（15）、ヴァニラ・シロップ（10）、オレンジ・ジュース（10）、コアントロー1tsp」（欧米の専門サイト「My Recipes.com」 2010年）などのように、奇抜で独創的なものが目立っている。</p>



<p>「ブルー・ムーン」は、日本には1920年代半ばに伝わったと考えられていて、1929年（昭和４年）に出版された秋山徳蔵氏（「天皇の料理番」として著名だった方）の２冊目の著書、『コクテール（混合酒調合法）』に初めて収録された。</p>



<p>しかし、そのレシピは初版では「ジン5分の3、ペパーミント・リキュール5分の2」、改訂版では「ジン10分の7、ヴァイオレット・リキュール10分の2、ペパーミント・リキュール10分の1」となっており、現代のものとは様相を異にしている（秋山氏が、欧米のどのカクテルブックを下敷きにしたのか、それとも自ら考案したのかは分かっていない）。</p>



<p>25年後の1954年、『世界コクテール飲物辞典』（佐藤紅霞著）という本に再び「ブルー・ムーン」は登場したが、レシピはベルモットを使う「エンスリン・レシピ」だった。</p>



<p>現代の標準的なレシピがお目見えしたのは、1959年、間庭辰蔵氏が出版した『カクテルの本』が最初だ。そのレシピは「ドライジン2分の1、クレーム・ド・ヴァイオレット4分の1、レモン汁4分の1」と現代のレシピに近い。間庭氏がエンベリーの著書（1948年）を参考にしたことは間違いないだろう。 その後、このレシピは、木村与三男、今井清、福島勇三、浜田昌吾、福西英三ら日本カクテル界のそうそうたる重鎮たちの本でほぼ継承されてゆき、結果的に、日本では、この「エンベリー・レシピ」が定着することになった。</p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/7145">カクテル・ヒストリア第35回『レシピは揺れても、生き残った 「ブルー・ムーン」』</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>テイスティング技術向上セミナー第80回「ワイン樽後熟を再考する」総評</title>
		<link>https://liqul.com/entry/7135</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[リカル編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 12 Jan 2026 08:57:13 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ウイスキーコラム]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://liqul.com/?p=7135</guid>

					<description><![CDATA[<p>この記事は、過去に行われた酒育の会の定番セミナー「テイスティング技術向上セミナー」の内容を総括した記事です。セミナー講師である谷嶋元宏氏のコメントをお楽しみ下さい。 テーマ「ワイン樽後熟を再考する」 今回は2025年4月 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://liqul.com/entry/7135">テイスティング技術向上セミナー第80回「ワイン樽後熟を再考する」総評</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>この記事は、過去に行われた酒育の会の定番セミナー「テイスティング技術向上セミナー」の内容を総括した記事です。セミナー講師である谷嶋元宏氏のコメントをお楽しみ下さい。</p>



<h2 class="wp-block-heading">テーマ「ワイン樽後熟を再考する」</h2>



<p>今回は2025年4月12日・13日に開催されたセミナーの総括です。テイスティングアイテムは下記の5つ。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>グレンアラヒー11年 プルミエクリュ　クラッセワインカスクF</li>



<li>ベンロマック12年 コントラストシリーズ ダブルマチュア―ド ボルドーワインカスクF</li>



<li>アマドール ダブルバレル カベルネソーヴィニヨンバレルF</li>



<li>カリラ2014 ウイスクイーEXP3 1stフィルソーテルヌカスクF</li>



<li>カリラ2014 ウイスクイーEXP3 アマローネカスクF</li>
</ul>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="2048" height="1536" src="https://liqul.com/upimg/2026/01/02.jpg" alt="" class="wp-image-7137" srcset="https://liqul.com/upimg/2026/01/02.jpg 2048w, https://liqul.com/upimg/2026/01/02-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2026/01/02-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2026/01/02-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2026/01/02-1536x1152.jpg 1536w, https://liqul.com/upimg/2026/01/02-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2026/01/02-1392x1044.jpg 1392w" sizes="(max-width: 2048px) 100vw, 2048px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading">総評 by 谷嶋元宏</h3>



<p>昨今、ワイン樽後熟のウイスキーのリリースがふたたび目に入るようになってきた。</p>



<p>ワイン樽後熟というと2000年頃からグレンモーレンジィがシャトー・ムートン・ロートシルトやシャトー・マルゴー、DRCなど様々な高級ワインを使用した限定ボトルをリリースしてきた。その後、ブルゴーニュ赤ワイン樽後熟を定番としてリリースしていたが、現在はソーテルヌワイン樽となっている。またマーレイ・マクダヴィッド社などからも様々なワイン樽後熟ウイスキーがリリースされていた。当初は硫黄臭やワイン酸敗臭などか気になるものが多く、日本ではあまり評価されてなかったよう記憶している。</p>



<p>その後ワイン樽後熟ウイスキーはあまり見かけなくなってきたが、2015年頃からSTR処理を施したワイン樽を用いたウイスキーを見かけるようになった。これはジム・スワン氏が推奨したもので、ワイン樽の内側を削り（shaving）、遠赤外線加熱（toasting）、直火再加熱（re-charring）したもので、以前のワイン樽からもたらされた不快なニュアンスはみられなくなった。ただワインからもたらされる赤い果実感などのニュアンスは少なく、むしろフレンチオークの新樽感が強い印象である。ヨーロピアンオークは一般的にアメリカンホワイトオークよりも樹成分が豊富なため、アメリカンオークとは異なる香味が付加される。特に高級ワインで用いらるフレンチオークは当然だが高品質であり、ワイナリーでは2回までしか使用しないところが多い（1回18ヶ月程度）。アルコール度数も12〜15%程度と低いため、樹成分は豊富に残っていると考えられる。昨今のバーボン樽不足を踏まえても有用だと思われ、現在は後熟での使用がメインだが、セカンドフィルなど使用を重ねることで、ニューポットから熟成に用いたウイスキーがリリースされることだろう。楽しみに待ちたい。</p>



<p>今回のグレンアラヒーやベンロマックはSTR樽ではなく、さらに後熟というよりは長期間、ダブルマチュアードといえるウイスキー。不快なニュアンスはなく、心地よい赤い果実感・しっかりめのタンニン感を楽しめる。ワイン樽の良さをあらためて体感できるウイスキーである。ポイントは速やかに輸送し、直ちに樽詰めすることだと、アラヒーのビリー・ウォーカー氏がセミナーでお話しされていた。当然と言えば当然、シンプルな方法が有効なのである。今後もこのようなワインの風味を活かしたウイスキーがリリースされ、ニューポットからワイン樽で熟成したウイスキーも楽しめるだろう。ワイン樽熟成の新時代到来といえる、かも⁈</p>



<h2 class="wp-block-heading">テイスティング技術向上セミナーとは？</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-7089" srcset="https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-1024x682.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>この講座は、毎回テーマに沿ったウイスキー（ウイスキー以外のときもあります）を5アイテムご用意し、ブラインドでテイスティングを行って頂きます。事前にテーマをお知らせしませんので、当日テイスティングを進めるうちにテーマが見えてくるスタイルです。</p>



<p>ブラインドでウイスキーの銘柄を当てることは、ほぼ不可能ではないでしょうか？<br>従って、ここでは銘柄を当てることより「そのウイスキーが何なのかを推測する過程」 に重きを置きます。参加者の皆さまにテイスティングコメントを頂いた後、「そのウイスキーが何なのか」を推理していただきます。</p>



<p>テイスティングで感じた香味（ボディーの厚み、余韻の長さ、樽の使い方、ピートの効かせ具合など）から、製造工程の特徴を把握し、ウイスキーの銘柄を推測するこ とを体験していきましょう。また、この講座にはマスター・オブ・ウイスキーの方も参加されていますので、彼らのテイスティングコメントを聞きながらテイスティングできる貴重な機会となっております。</p>



<p>ほぼ毎月2回定期開催しております。</p>



<p>開催日一覧は<strong><a href="https://shuiku.jp/category/kagurazaka/tasting-upgrade" target="_blank" rel="noopener" title="コチラから">コチラから</a></strong></p>



<p></p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/7135">テイスティング技術向上セミナー第80回「ワイン樽後熟を再考する」総評</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>テイスティング技術向上セミナー第79回「THE GLENLIVET」総評</title>
		<link>https://liqul.com/entry/7118</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[リカル編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 20 Dec 2025 05:54:51 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ウイスキーコラム]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://liqul.com/?p=7118</guid>

					<description><![CDATA[<p>この記事は、過去に行われた酒育の会の定番セミナー「テイスティング技術向上セミナー」の内容を総括した記事です。セミナー講師である谷嶋元宏氏のコメントをお楽しみ下さい。 テーマ「THE GLENLIVET」 今回は2025年 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://liqul.com/entry/7118">テイスティング技術向上セミナー第79回「THE GLENLIVET」総評</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>この記事は、過去に行われた酒育の会の定番セミナー「テイスティング技術向上セミナー」の内容を総括した記事です。セミナー講師である谷嶋元宏氏のコメントをお楽しみ下さい。</p>



<h2 class="wp-block-heading">テーマ「THE GLENLIVET」</h2>



<p>今回は2025年3月8日・9日に開催されたセミナーの総括です。テイスティングアイテムは下記の5つ。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>グレンリベット 12年</li>



<li>グレンリベット 12年 イリシット・スチル</li>



<li>グレンリベット 12年 ライセンスド・ドラム</li>



<li>グレンリベット 18年 バッチ・リザーブ</li>



<li>グレンリベット 17年 スモールバッチコレクション</li>
</ul>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="960" height="720" src="https://liqul.com/upimg/2025/12/01.jpg" alt="" class="wp-image-7120" srcset="https://liqul.com/upimg/2025/12/01.jpg 960w, https://liqul.com/upimg/2025/12/01-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2025/12/01-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2025/12/01-696x522.jpg 696w" sizes="(max-width: 960px) 100vw, 960px" /></figure>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="960" height="720" src="https://liqul.com/upimg/2025/12/02.jpg" alt="" class="wp-image-7121" srcset="https://liqul.com/upimg/2025/12/02.jpg 960w, https://liqul.com/upimg/2025/12/02-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2025/12/02-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2025/12/02-696x522.jpg 696w" sizes="(max-width: 960px) 100vw, 960px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading">総評 by 谷嶋元宏</h3>



<p>定番の12年.18年と限定品３種の比較テイスティング。</p>



<p>バーボン樽熟成原酒とシェリー樽熟成原酒のバランスを体感する会であった。特に12年の3種は絶妙にブレンドされており、その違いを体感することができた。</p>



<p>また昨年末にリリースされた17年はシェリー樽熟成原酒メイン？だが、若干新樽のニュアンスが感じられた。以前ナデューラシェリーカスクの初期ロットを飲んだ時にも感じたニュアンスである。おそらくシェリートリートメント樽での熟成品だと思うが、その処理期間が短いのではと推測される。以前は3年シェリートリートメントした樽にてウイスキーを熟成していたが、最近はその期間が短くなっている。ノウハウの蓄積でその期間が短くできるようになったとも考えられるが。他の蒸溜所ではあまり感じられないニュアンスなので、なんとも気になるところである。</p>



<p>改めて全体的にクオリティの高さに感心した。</p>



<h2 class="wp-block-heading">テイスティング技術向上セミナーとは？</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-7089" srcset="https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-1024x682.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>この講座は、毎回テーマに沿ったウイスキー（ウイスキー以外のときもあります）を5アイテムご用意し、ブラインドでテイスティングを行って頂きます。事前にテーマをお知らせしませんので、当日テイスティングを進めるうちにテーマが見えてくるスタイルです。</p>



<p>ブラインドでウイスキーの銘柄を当てることは、ほぼ不可能ではないでしょうか？<br>従って、ここでは銘柄を当てることより「そのウイスキーが何なのかを推測する過程」 に重きを置きます。参加者の皆さまにテイスティングコメントを頂いた後、「そのウイスキーが何なのか」を推理していただきます。</p>



<p>テイスティングで感じた香味（ボディーの厚み、余韻の長さ、樽の使い方、ピートの効かせ具合など）から、製造工程の特徴を把握し、ウイスキーの銘柄を推測するこ とを体験していきましょう。また、この講座にはマスター・オブ・ウイスキーの方も参加されていますので、彼らのテイスティングコメントを聞きながらテイスティングできる貴重な機会となっております。</p>



<p>ほぼ毎月2回定期開催しております。</p>



<p>開催日一覧は<strong><a href="https://shuiku.jp/category/kagurazaka/tasting-upgrade" target="_blank" rel="noopener" title="コチラから">コチラから</a></strong></p>



<p></p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/7118">テイスティング技術向上セミナー第79回「THE GLENLIVET」総評</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>テイスティング技術向上セミナー第78回「新規蒸溜所の特徴を探る」総評</title>
		<link>https://liqul.com/entry/7085</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[リカル編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 19 Nov 2025 03:52:10 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ウイスキーコラム]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://liqul.com/?p=7085</guid>

					<description><![CDATA[<p>この記事は、過去に行われた酒育の会の定番セミナー「テイスティング技術向上セミナー」の内容を総括した記事です。セミナー講師である谷嶋元宏氏のコメントをお楽しみ下さい。 テーマ「新規蒸溜所の特徴を探る」 今回は2025年2月 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://liqul.com/entry/7085">テイスティング技術向上セミナー第78回「新規蒸溜所の特徴を探る」総評</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>この記事は、過去に行われた酒育の会の定番セミナー「テイスティング技術向上セミナー」の内容を総括した記事です。セミナー講師である谷嶋元宏氏のコメントをお楽しみ下さい。</p>



<h2 class="wp-block-heading">テーマ「新規蒸溜所の特徴を探る」</h2>



<p>今回は2025年2月8日・9日に開催されたセミナーの総括です。テイスティングアイテムは下記の5つ。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>ストラスアーン</li>



<li>ホリールード アンビア</li>



<li>グラスゴー 2015-23 Y&#8217;s CASK</li>



<li>ヒーラック アイルオブハリス</li>



<li>アードナッホー5年</li>
</ul>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-1-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-7086" srcset="https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-1-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-1-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-1-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-1-1536x1152.jpg 1536w, https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-1-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-1-1392x1044.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-1.jpg 2048w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-2-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-7087" srcset="https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-2-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-2-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-2-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-2-1536x1152.jpg 1536w, https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-2-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-2-1392x1044.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-2.jpg 2048w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading">総評 by 谷嶋元宏</h3>



<p>新規蒸溜所からのリリースが相次いでいる。</p>



<p>3年でリリースされるものもあれば、7.8年などある程度熟成するまで待ってからリリースされるものまで、各社の考えが垣間見られる。</p>



<p>ストラスアーンは小型のポルトガル・ホヤ社製アランビック蒸留器（長濱蒸溜所と同様）を使用しており、他の4アイテムとは香味や酒質が異なる印象を得る。</p>



<p>ホリールード蒸溜所は様々な麦芽や酵母を使うラボ的な印象。今回のウイスキーについても数多くの原酒をブレンドしたものだが、こちらもちょっと独特な香味で、好みは分かれるだろう。アイルランドの蒸溜所でも話題になったが、愛飲家が求める以上のこだわりはリスクが生じる。この蒸溜所はエジンバラの中心にあり、観光スポットとして機能しているのでアドバンテージはあるが…</p>



<p>その他3蒸溜所のウイスキーは従来のスタイルで造られ、それぞれ個性的な香味を体感できる。</p>



<p>まだまだ創設から間もない蒸溜所なので、現状でとやかくいうのもいかがかとは思うが、第一印象はかなり大きい。特にウイスキーは嗜好品であるから。あまり良い印象を得なかったウイスキーを、再度飲みたいと思わせるのはかなり難しいと思う。</p>



<h2 class="wp-block-heading">テイスティング技術向上セミナーとは？</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-7089" srcset="https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-1024x682.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>この講座は、毎回テーマに沿ったウイスキー（ウイスキー以外のときもあります）を5アイテムご用意し、ブラインドでテイスティングを行って頂きます。事前にテーマをお知らせしませんので、当日テイスティングを進めるうちにテーマが見えてくるスタイルです。</p>



<p>ブラインドでウイスキーの銘柄を当てることは、ほぼ不可能ではないでしょうか？<br>従って、ここでは銘柄を当てることより「そのウイスキーが何なのかを推測する過程」 に重きを置きます。参加者の皆さまにテイスティングコメントを頂いた後、「そのウイスキーが何なのか」を推理していただきます。</p>



<p>テイスティングで感じた香味（ボディーの厚み、余韻の長さ、樽の使い方、ピートの効かせ具合など）から、製造工程の特徴を把握し、ウイスキーの銘柄を推測するこ とを体験していきましょう。また、この講座にはマスター・オブ・ウイスキーの方も参加されていますので、彼らのテイスティングコメントを聞きながらテイスティングできる貴重な機会となっております。</p>



<p>ほぼ毎月2回定期開催しております。</p>



<p>開催日一覧は<strong><a href="https://shuiku.jp/category/kagurazaka/tasting-upgrade" target="_blank" rel="noopener" title="コチラから">コチラから</a></strong></p>



<p></p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/7085">テイスティング技術向上セミナー第78回「新規蒸溜所の特徴を探る」総評</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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