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	<title>ウイスキーコラム - LIQUL - リカル -</title>
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	<description>お酒を楽しむ人のカルチャーマガジン</description>
	<lastBuildDate>Sat, 25 Apr 2026 09:24:06 +0000</lastBuildDate>
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		<title>テイスティング技術向上セミナー第82回「サントリー・ブレンデッドを探る」総評</title>
		<link>https://liqul.com/entry/7191</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[リカル編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 25 Apr 2026 09:23:32 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ウイスキーコラム]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>この記事は、過去に行われた酒育の会の定番セミナー「テイスティング技術向上セミナー」の内容を総括した記事です。セミナー講師である谷嶋元宏氏のコメントをお楽しみ下さい。 テーマ「サントリー・ブレンデッドを探る」 今回は202 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>この記事は、過去に行われた酒育の会の定番セミナー「<strong><a href="https://shuiku.jp/category/kagurazaka/tasting-upgrade" target="_blank" rel="noopener" title="">テイスティング技術向上セミナー</a></strong>」の内容を総括した記事です。セミナー講師である谷嶋元宏氏のコメントをお楽しみ下さい。</p>



<h2 class="wp-block-heading">テーマ「サントリー・ブレンデッドを探る」</h2>



<p>今回は2025年6月14日・15日に開催されたセミナーの総括です。テイスティングアイテムは下記の5つ。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>サントリー 季 TOKI</li>



<li>サントリー 角瓶</li>



<li>サントリー 響 ジャパニーズ・ハーモニー</li>



<li>サントリー 響 ジャパニーズ・ハーモニー マスターズ・セレクト</li>



<li>サントリー 響 ブレンダーズ・チョイス</li>
</ul>



<figure class="wp-block-image size-full"><img fetchpriority="high" decoding="async" width="2048" height="1536" src="https://liqul.com/upimg/2026/04/507522344_1270200158447923_5760421329744477038_n.jpg" alt="" class="wp-image-7192" srcset="https://liqul.com/upimg/2026/04/507522344_1270200158447923_5760421329744477038_n.jpg 2048w, https://liqul.com/upimg/2026/04/507522344_1270200158447923_5760421329744477038_n-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2026/04/507522344_1270200158447923_5760421329744477038_n-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2026/04/507522344_1270200158447923_5760421329744477038_n-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2026/04/507522344_1270200158447923_5760421329744477038_n-1536x1152.jpg 1536w, https://liqul.com/upimg/2026/04/507522344_1270200158447923_5760421329744477038_n-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2026/04/507522344_1270200158447923_5760421329744477038_n-1392x1044.jpg 1392w" sizes="(max-width: 2048px) 100vw, 2048px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading">総評 by 谷嶋元宏</h3>



<p>久しぶりのブレンデッド会、モルトとの区別はやはり難しい。グレーンのニュアンスを取れるか、香りの経時変化を感じられるか、味わい余韻のキレのよさを感じられるか、などがポイントだが。新規蒸溜所の若いモルトも似たようなテイスティング結果になることもあるので、より難しいかもしれない。</p>



<p>今回はの目的のひとつは、ジャパニーズウイスキースペックになった「角瓶」のテイスティング。希望小売価格1910円で、国内製造原酒のみ。以前とあまり香味は変わっていないとは思うが（以前にストレートで「角瓶」を飲んだのは遥か昔で正直覚えていない…）。「季」と比べてグレーン感含め全体にマットな印象。余韻にスパイス様の香味が残り興味深い。</p>



<p>「響」は「ブレンダーズ・チョイス」のワイン樽原酒由来のタンニンを連想させる独特な甘渋味が、「マスターズ・セレクト」は心地よいシェリー樽感が感じられる。一般的にブレンデッドは香りの経時変化が大きいのだが、「響」はあまりそれがない。また、グレーンのネガティブな印象も少なかった。改めてブレンダーの技術スキル、原酒のクォリティの高さがうかがえる結果だった。</p>



<p>「響　ジャパニーズ・ハーモニー　マスターズ・セレクト」は海外向けで、過去に様々なコンペで受賞しているが、なかなか国内で見かけることはなかった。ここ数ヶ月オファーがくるようになったのだが、ここにもジャパニーズ人気のピークアウトが感じられる。個人的には希望小売価格で買えるようになるので好ましく感じるが、新規蒸溜所には難しい状況であろう。</p>



<h2 class="wp-block-heading">テイスティング技術向上セミナーとは？</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-7089" srcset="https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-1024x682.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>この講座は、毎回テーマに沿ったウイスキー（ウイスキー以外のときもあります）を5アイテムご用意し、ブラインドでテイスティングを行って頂きます。事前にテーマをお知らせしませんので、当日テイスティングを進めるうちにテーマが見えてくるスタイルです。</p>



<p>ブラインドでウイスキーの銘柄を当てることは、ほぼ不可能ではないでしょうか？<br>従って、ここでは銘柄を当てることより「そのウイスキーが何なのかを推測する過程」 に重きを置きます。参加者の皆さまにテイスティングコメントを頂いた後、「そのウイスキーが何なのか」を推理していただきます。</p>



<p>テイスティングで感じた香味（ボディーの厚み、余韻の長さ、樽の使い方、ピートの効かせ具合など）から、製造工程の特徴を把握し、ウイスキーの銘柄を推測するこ とを体験していきましょう。また、この講座にはマスター・オブ・ウイスキーの方も参加されていますので、彼らのテイスティングコメントを聞きながらテイスティングできる貴重な機会となっております。</p>



<p>ほぼ毎月2回定期開催しております。</p>



<p>開催日一覧は<strong><a href="https://shuiku.jp/category/kagurazaka/tasting-upgrade" target="_blank" rel="noopener" title="コチラから">コチラから</a></strong></p>



<p></p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/7191">テイスティング技術向上セミナー第82回「サントリー・ブレンデッドを探る」総評</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>テイスティング技術向上セミナー第81回「アイルオブラッセイの樽使いを体感する」総評</title>
		<link>https://liqul.com/entry/7181</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[リカル編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 18 Feb 2026 03:12:59 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ウイスキーコラム]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://liqul.com/?p=7181</guid>

					<description><![CDATA[<p>この記事は、過去に行われた酒育の会の定番セミナー「テイスティング技術向上セミナー」の内容を総括した記事です。セミナー講師である谷嶋元宏氏のコメントをお楽しみ下さい。 テーマ「ワイン樽後熟を再考する」 今回は2025年5月 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>この記事は、過去に行われた酒育の会の定番セミナー「<strong><a href="https://shuiku.jp/category/kagurazaka/tasting-upgrade" target="_blank" rel="noopener" title="">テイスティング技術向上セミナー</a></strong>」の内容を総括した記事です。セミナー講師である谷嶋元宏氏のコメントをお楽しみ下さい。</p>



<h2 class="wp-block-heading">テーマ「ワイン樽後熟を再考する」</h2>



<p>今回は2025年5月17日・18日に開催されたセミナーの総括です。テイスティングアイテムは下記の5つ。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>アイル・オブ・ラッセイ Batch R-02.1</li>



<li>アイル・オブ・ラッセイ リミテッドリリース　アンピーテッド ライウイスキーカスク</li>



<li>アイル・オブ・ラッセイ リミテッドリリース　アンピーテッド チンカピンオークカスク</li>



<li>アイル・オブ・ラッセイ リミテッドリリース　アンピーテッド ボルドーレッドワインカスク</li>



<li>アイル・オブ・ラッセイ リミテッドリリース　アンピーテッド フォアローゼスカスク</li>
</ul>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="2048" height="1536" src="https://liqul.com/upimg/2026/02/2025051718.jpg" alt="" class="wp-image-7182" srcset="https://liqul.com/upimg/2026/02/2025051718.jpg 2048w, https://liqul.com/upimg/2026/02/2025051718-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2026/02/2025051718-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2026/02/2025051718-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2026/02/2025051718-1536x1152.jpg 1536w, https://liqul.com/upimg/2026/02/2025051718-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2026/02/2025051718-1392x1044.jpg 1392w" sizes="(max-width: 2048px) 100vw, 2048px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading">総評 by 谷嶋元宏</h3>



<p>この蒸溜所の特徴はいろいろあるが、なんといっても樽使い、通常用いられない樽で熟成を行っていること。定番品にはライウイスキー樽、チンカピンオーク新樽、ボルドー赤ワイン樽にて熟成。</p>



<p>ライウイスキー樽については、昨今後熟で用いられているが、やや独特な香味が付加され、あまり好ましくない印象なものも多い。</p>



<p>今回のサンプル２と５の比較から、よりライウイスキー樽の個性が感じ取れる。５のバーボン樽は綺麗で華やか、優等生だが少し物足りない印象。２のライカスクは、いい意味で程よい雑味があり、複雑で好ましい。<br>チンカピンオークはアメリカンオークの一種で、アメリカンホワイトオークよりは熟した果実感がもたらされるとのこと。３はハイロースト・ハイチャーした新樽だが、アメリカンホワイトオークの新樽で感じられるウーロン茶葉（ウェットな状態）から感じられるエグ味のある渋さがなく、確かにより熟した果実感が好ましい印象。値段的にはこの3種の中でダントツで高価とのこと。</p>



<p>ボルドー赤ワイン樽熟成４は、ネガティブな印象はなく、しっかりとしたタンニン感や赤いニュアンスを楽しめる。</p>



<p>これらは後熟ではなく、ニューポットから熟成を行っているのも興味深い。今回のサンプルは5年熟成とのことだが、10年熟成などになった時にどのようになるか、楽しみだ。</p>



<p>今回のサンプル２〜５はノンピーテッド麦芽で仕込んだウイスキーだが、定番品にはピーテッド麦芽も使い、計6種の原酒をブレンドしている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">テイスティング技術向上セミナーとは？</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-7089" srcset="https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-1024x682.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>この講座は、毎回テーマに沿ったウイスキー（ウイスキー以外のときもあります）を5アイテムご用意し、ブラインドでテイスティングを行って頂きます。事前にテーマをお知らせしませんので、当日テイスティングを進めるうちにテーマが見えてくるスタイルです。</p>



<p>ブラインドでウイスキーの銘柄を当てることは、ほぼ不可能ではないでしょうか？<br>従って、ここでは銘柄を当てることより「そのウイスキーが何なのかを推測する過程」 に重きを置きます。参加者の皆さまにテイスティングコメントを頂いた後、「そのウイスキーが何なのか」を推理していただきます。</p>



<p>テイスティングで感じた香味（ボディーの厚み、余韻の長さ、樽の使い方、ピートの効かせ具合など）から、製造工程の特徴を把握し、ウイスキーの銘柄を推測するこ とを体験していきましょう。また、この講座にはマスター・オブ・ウイスキーの方も参加されていますので、彼らのテイスティングコメントを聞きながらテイスティングできる貴重な機会となっております。</p>



<p>ほぼ毎月2回定期開催しております。</p>



<p>開催日一覧は<strong><a href="https://shuiku.jp/category/kagurazaka/tasting-upgrade" target="_blank" rel="noopener" title="コチラから">コチラから</a></strong></p>



<p></p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/7181">テイスティング技術向上セミナー第81回「アイルオブラッセイの樽使いを体感する」総評</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>テイスティング技術向上セミナー第80回「ワイン樽後熟を再考する」総評</title>
		<link>https://liqul.com/entry/7135</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[リカル編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 12 Jan 2026 08:57:13 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ウイスキーコラム]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://liqul.com/?p=7135</guid>

					<description><![CDATA[<p>この記事は、過去に行われた酒育の会の定番セミナー「テイスティング技術向上セミナー」の内容を総括した記事です。セミナー講師である谷嶋元宏氏のコメントをお楽しみ下さい。 テーマ「ワイン樽後熟を再考する」 今回は2025年4月 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://liqul.com/entry/7135">テイスティング技術向上セミナー第80回「ワイン樽後熟を再考する」総評</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>この記事は、過去に行われた酒育の会の定番セミナー「テイスティング技術向上セミナー」の内容を総括した記事です。セミナー講師である谷嶋元宏氏のコメントをお楽しみ下さい。</p>



<h2 class="wp-block-heading">テーマ「ワイン樽後熟を再考する」</h2>



<p>今回は2025年4月12日・13日に開催されたセミナーの総括です。テイスティングアイテムは下記の5つ。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>グレンアラヒー11年 プルミエクリュ　クラッセワインカスクF</li>



<li>ベンロマック12年 コントラストシリーズ ダブルマチュア―ド ボルドーワインカスクF</li>



<li>アマドール ダブルバレル カベルネソーヴィニヨンバレルF</li>



<li>カリラ2014 ウイスクイーEXP3 1stフィルソーテルヌカスクF</li>



<li>カリラ2014 ウイスクイーEXP3 アマローネカスクF</li>
</ul>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="2048" height="1536" src="https://liqul.com/upimg/2026/01/02.jpg" alt="" class="wp-image-7137" srcset="https://liqul.com/upimg/2026/01/02.jpg 2048w, https://liqul.com/upimg/2026/01/02-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2026/01/02-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2026/01/02-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2026/01/02-1536x1152.jpg 1536w, https://liqul.com/upimg/2026/01/02-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2026/01/02-1392x1044.jpg 1392w" sizes="(max-width: 2048px) 100vw, 2048px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading">総評 by 谷嶋元宏</h3>



<p>昨今、ワイン樽後熟のウイスキーのリリースがふたたび目に入るようになってきた。</p>



<p>ワイン樽後熟というと2000年頃からグレンモーレンジィがシャトー・ムートン・ロートシルトやシャトー・マルゴー、DRCなど様々な高級ワインを使用した限定ボトルをリリースしてきた。その後、ブルゴーニュ赤ワイン樽後熟を定番としてリリースしていたが、現在はソーテルヌワイン樽となっている。またマーレイ・マクダヴィッド社などからも様々なワイン樽後熟ウイスキーがリリースされていた。当初は硫黄臭やワイン酸敗臭などか気になるものが多く、日本ではあまり評価されてなかったよう記憶している。</p>



<p>その後ワイン樽後熟ウイスキーはあまり見かけなくなってきたが、2015年頃からSTR処理を施したワイン樽を用いたウイスキーを見かけるようになった。これはジム・スワン氏が推奨したもので、ワイン樽の内側を削り（shaving）、遠赤外線加熱（toasting）、直火再加熱（re-charring）したもので、以前のワイン樽からもたらされた不快なニュアンスはみられなくなった。ただワインからもたらされる赤い果実感などのニュアンスは少なく、むしろフレンチオークの新樽感が強い印象である。ヨーロピアンオークは一般的にアメリカンホワイトオークよりも樹成分が豊富なため、アメリカンオークとは異なる香味が付加される。特に高級ワインで用いらるフレンチオークは当然だが高品質であり、ワイナリーでは2回までしか使用しないところが多い（1回18ヶ月程度）。アルコール度数も12〜15%程度と低いため、樹成分は豊富に残っていると考えられる。昨今のバーボン樽不足を踏まえても有用だと思われ、現在は後熟での使用がメインだが、セカンドフィルなど使用を重ねることで、ニューポットから熟成に用いたウイスキーがリリースされることだろう。楽しみに待ちたい。</p>



<p>今回のグレンアラヒーやベンロマックはSTR樽ではなく、さらに後熟というよりは長期間、ダブルマチュアードといえるウイスキー。不快なニュアンスはなく、心地よい赤い果実感・しっかりめのタンニン感を楽しめる。ワイン樽の良さをあらためて体感できるウイスキーである。ポイントは速やかに輸送し、直ちに樽詰めすることだと、アラヒーのビリー・ウォーカー氏がセミナーでお話しされていた。当然と言えば当然、シンプルな方法が有効なのである。今後もこのようなワインの風味を活かしたウイスキーがリリースされ、ニューポットからワイン樽で熟成したウイスキーも楽しめるだろう。ワイン樽熟成の新時代到来といえる、かも⁈</p>



<h2 class="wp-block-heading">テイスティング技術向上セミナーとは？</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-7089" srcset="https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-1024x682.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>この講座は、毎回テーマに沿ったウイスキー（ウイスキー以外のときもあります）を5アイテムご用意し、ブラインドでテイスティングを行って頂きます。事前にテーマをお知らせしませんので、当日テイスティングを進めるうちにテーマが見えてくるスタイルです。</p>



<p>ブラインドでウイスキーの銘柄を当てることは、ほぼ不可能ではないでしょうか？<br>従って、ここでは銘柄を当てることより「そのウイスキーが何なのかを推測する過程」 に重きを置きます。参加者の皆さまにテイスティングコメントを頂いた後、「そのウイスキーが何なのか」を推理していただきます。</p>



<p>テイスティングで感じた香味（ボディーの厚み、余韻の長さ、樽の使い方、ピートの効かせ具合など）から、製造工程の特徴を把握し、ウイスキーの銘柄を推測するこ とを体験していきましょう。また、この講座にはマスター・オブ・ウイスキーの方も参加されていますので、彼らのテイスティングコメントを聞きながらテイスティングできる貴重な機会となっております。</p>



<p>ほぼ毎月2回定期開催しております。</p>



<p>開催日一覧は<strong><a href="https://shuiku.jp/category/kagurazaka/tasting-upgrade" target="_blank" rel="noopener" title="コチラから">コチラから</a></strong></p>



<p></p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/7135">テイスティング技術向上セミナー第80回「ワイン樽後熟を再考する」総評</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>テイスティング技術向上セミナー第79回「THE GLENLIVET」総評</title>
		<link>https://liqul.com/entry/7118</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[リカル編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 20 Dec 2025 05:54:51 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ウイスキーコラム]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://liqul.com/?p=7118</guid>

					<description><![CDATA[<p>この記事は、過去に行われた酒育の会の定番セミナー「テイスティング技術向上セミナー」の内容を総括した記事です。セミナー講師である谷嶋元宏氏のコメントをお楽しみ下さい。 テーマ「THE GLENLIVET」 今回は2025年 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://liqul.com/entry/7118">テイスティング技術向上セミナー第79回「THE GLENLIVET」総評</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>この記事は、過去に行われた酒育の会の定番セミナー「テイスティング技術向上セミナー」の内容を総括した記事です。セミナー講師である谷嶋元宏氏のコメントをお楽しみ下さい。</p>



<h2 class="wp-block-heading">テーマ「THE GLENLIVET」</h2>



<p>今回は2025年3月8日・9日に開催されたセミナーの総括です。テイスティングアイテムは下記の5つ。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>グレンリベット 12年</li>



<li>グレンリベット 12年 イリシット・スチル</li>



<li>グレンリベット 12年 ライセンスド・ドラム</li>



<li>グレンリベット 18年 バッチ・リザーブ</li>



<li>グレンリベット 17年 スモールバッチコレクション</li>
</ul>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="960" height="720" src="https://liqul.com/upimg/2025/12/01.jpg" alt="" class="wp-image-7120" srcset="https://liqul.com/upimg/2025/12/01.jpg 960w, https://liqul.com/upimg/2025/12/01-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2025/12/01-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2025/12/01-696x522.jpg 696w" sizes="(max-width: 960px) 100vw, 960px" /></figure>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="960" height="720" src="https://liqul.com/upimg/2025/12/02.jpg" alt="" class="wp-image-7121" srcset="https://liqul.com/upimg/2025/12/02.jpg 960w, https://liqul.com/upimg/2025/12/02-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2025/12/02-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2025/12/02-696x522.jpg 696w" sizes="(max-width: 960px) 100vw, 960px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading">総評 by 谷嶋元宏</h3>



<p>定番の12年.18年と限定品３種の比較テイスティング。</p>



<p>バーボン樽熟成原酒とシェリー樽熟成原酒のバランスを体感する会であった。特に12年の3種は絶妙にブレンドされており、その違いを体感することができた。</p>



<p>また昨年末にリリースされた17年はシェリー樽熟成原酒メイン？だが、若干新樽のニュアンスが感じられた。以前ナデューラシェリーカスクの初期ロットを飲んだ時にも感じたニュアンスである。おそらくシェリートリートメント樽での熟成品だと思うが、その処理期間が短いのではと推測される。以前は3年シェリートリートメントした樽にてウイスキーを熟成していたが、最近はその期間が短くなっている。ノウハウの蓄積でその期間が短くできるようになったとも考えられるが。他の蒸溜所ではあまり感じられないニュアンスなので、なんとも気になるところである。</p>



<p>改めて全体的にクオリティの高さに感心した。</p>



<h2 class="wp-block-heading">テイスティング技術向上セミナーとは？</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-7089" srcset="https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-1024x682.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>この講座は、毎回テーマに沿ったウイスキー（ウイスキー以外のときもあります）を5アイテムご用意し、ブラインドでテイスティングを行って頂きます。事前にテーマをお知らせしませんので、当日テイスティングを進めるうちにテーマが見えてくるスタイルです。</p>



<p>ブラインドでウイスキーの銘柄を当てることは、ほぼ不可能ではないでしょうか？<br>従って、ここでは銘柄を当てることより「そのウイスキーが何なのかを推測する過程」 に重きを置きます。参加者の皆さまにテイスティングコメントを頂いた後、「そのウイスキーが何なのか」を推理していただきます。</p>



<p>テイスティングで感じた香味（ボディーの厚み、余韻の長さ、樽の使い方、ピートの効かせ具合など）から、製造工程の特徴を把握し、ウイスキーの銘柄を推測するこ とを体験していきましょう。また、この講座にはマスター・オブ・ウイスキーの方も参加されていますので、彼らのテイスティングコメントを聞きながらテイスティングできる貴重な機会となっております。</p>



<p>ほぼ毎月2回定期開催しております。</p>



<p>開催日一覧は<strong><a href="https://shuiku.jp/category/kagurazaka/tasting-upgrade" target="_blank" rel="noopener" title="コチラから">コチラから</a></strong></p>



<p></p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/7118">テイスティング技術向上セミナー第79回「THE GLENLIVET」総評</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>テイスティング技術向上セミナー第78回「新規蒸溜所の特徴を探る」総評</title>
		<link>https://liqul.com/entry/7085</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[リカル編集部]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 19 Nov 2025 03:52:10 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ウイスキーコラム]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://liqul.com/?p=7085</guid>

					<description><![CDATA[<p>この記事は、過去に行われた酒育の会の定番セミナー「テイスティング技術向上セミナー」の内容を総括した記事です。セミナー講師である谷嶋元宏氏のコメントをお楽しみ下さい。 テーマ「新規蒸溜所の特徴を探る」 今回は2025年2月 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://liqul.com/entry/7085">テイスティング技術向上セミナー第78回「新規蒸溜所の特徴を探る」総評</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>この記事は、過去に行われた酒育の会の定番セミナー「テイスティング技術向上セミナー」の内容を総括した記事です。セミナー講師である谷嶋元宏氏のコメントをお楽しみ下さい。</p>



<h2 class="wp-block-heading">テーマ「新規蒸溜所の特徴を探る」</h2>



<p>今回は2025年2月8日・9日に開催されたセミナーの総括です。テイスティングアイテムは下記の5つ。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li>ストラスアーン</li>



<li>ホリールード アンビア</li>



<li>グラスゴー 2015-23 Y&#8217;s CASK</li>



<li>ヒーラック アイルオブハリス</li>



<li>アードナッホー5年</li>
</ul>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-1-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-7086" srcset="https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-1-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-1-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-1-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-1-1536x1152.jpg 1536w, https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-1-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-1-1392x1044.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-1.jpg 2048w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-2-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-7087" srcset="https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-2-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-2-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-2-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-2-1536x1152.jpg 1536w, https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-2-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-2-1392x1044.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2025/11/20250208-2.jpg 2048w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<h3 class="wp-block-heading">総評 by 谷嶋元宏</h3>



<p>新規蒸溜所からのリリースが相次いでいる。</p>



<p>3年でリリースされるものもあれば、7.8年などある程度熟成するまで待ってからリリースされるものまで、各社の考えが垣間見られる。</p>



<p>ストラスアーンは小型のポルトガル・ホヤ社製アランビック蒸留器（長濱蒸溜所と同様）を使用しており、他の4アイテムとは香味や酒質が異なる印象を得る。</p>



<p>ホリールード蒸溜所は様々な麦芽や酵母を使うラボ的な印象。今回のウイスキーについても数多くの原酒をブレンドしたものだが、こちらもちょっと独特な香味で、好みは分かれるだろう。アイルランドの蒸溜所でも話題になったが、愛飲家が求める以上のこだわりはリスクが生じる。この蒸溜所はエジンバラの中心にあり、観光スポットとして機能しているのでアドバンテージはあるが…</p>



<p>その他3蒸溜所のウイスキーは従来のスタイルで造られ、それぞれ個性的な香味を体感できる。</p>



<p>まだまだ創設から間もない蒸溜所なので、現状でとやかくいうのもいかがかとは思うが、第一印象はかなり大きい。特にウイスキーは嗜好品であるから。あまり良い印象を得なかったウイスキーを、再度飲みたいと思わせるのはかなり難しいと思う。</p>



<h2 class="wp-block-heading">テイスティング技術向上セミナーとは？</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="682" src="https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-1024x682.jpg" alt="" class="wp-image-7089" srcset="https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-1024x682.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2025/11/unnamed.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>この講座は、毎回テーマに沿ったウイスキー（ウイスキー以外のときもあります）を5アイテムご用意し、ブラインドでテイスティングを行って頂きます。事前にテーマをお知らせしませんので、当日テイスティングを進めるうちにテーマが見えてくるスタイルです。</p>



<p>ブラインドでウイスキーの銘柄を当てることは、ほぼ不可能ではないでしょうか？<br>従って、ここでは銘柄を当てることより「そのウイスキーが何なのかを推測する過程」 に重きを置きます。参加者の皆さまにテイスティングコメントを頂いた後、「そのウイスキーが何なのか」を推理していただきます。</p>



<p>テイスティングで感じた香味（ボディーの厚み、余韻の長さ、樽の使い方、ピートの効かせ具合など）から、製造工程の特徴を把握し、ウイスキーの銘柄を推測するこ とを体験していきましょう。また、この講座にはマスター・オブ・ウイスキーの方も参加されていますので、彼らのテイスティングコメントを聞きながらテイスティングできる貴重な機会となっております。</p>



<p>ほぼ毎月2回定期開催しております。</p>



<p>開催日一覧は<strong><a href="https://shuiku.jp/category/kagurazaka/tasting-upgrade" target="_blank" rel="noopener" title="コチラから">コチラから</a></strong></p>



<p></p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/7085">テイスティング技術向上セミナー第78回「新規蒸溜所の特徴を探る」総評</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>クライヌリッシュ 14年 46% Re:オフィシャルスタンダードテイスティング</title>
		<link>https://liqul.com/entry/6855</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[くりりん]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 12 Jun 2024 05:49:04 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ウイスキーコラム]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://liqul.com/?p=6855</guid>

					<description><![CDATA[<p>ご無沙汰しております。現行品のオフィシャルスタンダードリリースにスポットライトを当て、その変化や魅力を様々な視点から紹介してきた本コラム。更新が（非常に）暫くぶりとなってしまいましたが、この暫くの間にウイスキー市場はシン [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>ご無沙汰しております。<br>現行品のオフィシャルスタンダードリリースにスポットライトを当て、その変化や魅力を様々な視点から紹介してきた本コラム。<br>更新が（非常に）暫くぶりとなってしまいましたが、この暫くの間にウイスキー市場はシングルモルトの更なるブランド化が進み、大手、クラフト含めて様々な蒸留所から魅力的なリリースが数多く誕生しています。</p>



<p>しかしボトラーズリリースに目を向けると、2024年現在から5年弱の間であっても、長期熟成原酒の枯渇や、原酒供給が行われなくなった（あるいは限られた）蒸留所も増えたことで、価格高騰と共にリリース数の減少、シークレット表記のリリースが増え、かつてはありふれた銘柄がいつの間にか稀有なものとなっているという市場変化も、昨今の代表的な傾向の1つ。<br>今回取り上げるクライヌリッシュ14年は、まさに上述の変化に当てはまる代表的な銘柄であり、今飲むべきオフィシャルリリースの代表格と言える1本です。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://liqul.com/upimg/2024/06/クライヌリッシュ14年-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-6856" srcset="https://liqul.com/upimg/2024/06/クライヌリッシュ14年-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2024/06/クライヌリッシュ14年-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2024/06/クライヌリッシュ14年-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2024/06/クライヌリッシュ14年-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2024/06/クライヌリッシュ14年-1392x1044.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2024/06/クライヌリッシュ14年.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">クライヌリッシュ14年 2023年ロット テイスティングコメント</h2>



<p>ややドライで麦芽の香ばしさを伴うスパイシーなトップノート。続いて洋梨やすりおろした林檎を思わせる白色果実、微かに青みがかったニュアンスも。<br>口当たりは甘くとろりとしてオイリー。麦芽、蜂蜜、洋梨を思わせるワクシーな風味が広がる。余韻はほのかにスパイシー、麦芽風味の残滓が若干の野暮ったさ、ほろ苦いウッディネスが甘みを引き締め長く続く。ハイボールにしても香味は伸びて柔らかい麦芽の甘さが悪くない。</p>



<p>クライヌリッシュ蒸留所について……は、専門書籍から酒系ＷＥＢサイトを中心に多数紹介されています。本コラムではブローラ蒸留所の経緯とか、愛好家にとっては親の名前より見たであろう、擦られまくった話を再度擦ることはしませんが、全カットでは話が繋がらないので要点だけ紹介します。</p>



<p>現在のクライヌリッシュ蒸留所の稼働は1967年、基本的にはジョニーウォーカーを中心としたDCL社（現ディアジオ社）傘下のブレンデッドウイスキーの、中核的な構成原酒としての役割を果たしてきました。<br>蒸留所設立の経緯は、1960年代のアメリカ市場でのウイスキー需要増といった背景から。当時の先端的な設備を導入し、ポットスチルは6基（初留容量25,060ℓ、再留容量26,241ℓ）、年間生産量は約350万ℓという記録が残っています。これは旧クライヌリッシュ蒸留所、所謂ブローラ蒸留所のスチルが初留、再留とも13500ℓで1基ずつだったことを考えると、ポットスチルの容量だけで見ても10倍以上の生産力を持つ設備だったことになります。</p>



<p>当時、DCL社はクライヌリッシュ蒸留所以外に、リンクウッドやグレンダランなども新しい設備を建設するなど、グループ全体で積極的な増産に動いていましたが、1970年代後半に入りウイスキーの需要が低迷し始めたことで傘下蒸留所の見直しや原酒調整が行われ、これがいくつかの閉鎖蒸留所を生み出すと共に、ブレンドメーカー、ボトラーズメーカーに提供された原酒が後の様々なリリースに繋がることとなります。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="960" height="638" src="https://liqul.com/upimg/2024/06/クライヌリッシュ蒸留所外観.jpg" alt="" class="wp-image-6858" srcset="https://liqul.com/upimg/2024/06/クライヌリッシュ蒸留所外観.jpg 960w, https://liqul.com/upimg/2024/06/クライヌリッシュ蒸留所外観-300x199.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2024/06/クライヌリッシュ蒸留所外観-768x510.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2024/06/クライヌリッシュ蒸留所外観-696x463.jpg 696w" sizes="(max-width: 960px) 100vw, 960px" /><figcaption class="wp-element-caption">クライヌリッシュ蒸留所外観  Photo by K67</figcaption></figure>



<p>2002年、ディアジオ社のブランド戦略によって、傘下蒸留所のシングルモルトが展開されるようになる中、クライヌリッシュのオフィシャルリリース・シングルモルト14年が発売。<br>しかし当時はシングルモルトブームの兆しがあったとはいえ、基本的にはブレンデッドウイスキー全盛の時代。ブランド確立はこれからという時期でしたので、このリリースは特段大きな話題になるものではなかったと言えます。</p>



<p>一方、ウイスキー需要低迷の時代、大手メーカーから他社に対して供給されていた原酒が、2000年代以降ボトラーズブランドで様々な仕様のシングルモルトとしてリリースされるに至り、愛好家を中心に一定の知名度を持つようになっていきます。<br>勿論、ブローラ蒸留所の姉妹蒸留所という位置づけも、認知のきっかけを担ったことは間違いありませんが、中でも1972年、1982年、1993年等のビンテージの原酒が特に高く評価された結果、その評価を確たるものとしたことに異論の余地はありません。</p>



<p>クライヌリッシュと言えば、ワクシーなフレーバーが個性の1つとして挙げられます。<br>ワクシーを別の表現にするならば、例えば塩も醤油も加えていない、プレーンなお粥を食べたときのような少しのっぺりとしたような穀物由来の甘さに近いですね。<br>なぜクライヌリッシュ蒸留所のリリースにその個性が備わっているのかと言えば、それはポットスチルのネック部分を洗浄しないからという説、あるいは製造設備の違いによるものという説、いくつかの説があります。このワクシー系統の麦芽風味は、大量生産時代前の内陸蒸留所で多く見られた個性であることから、設備がベースを造り、洗浄しないという点がそこに独自の“らしさ”をもたらしているのでは……と予想していますが、真相ははっきりとしていません。</p>



<p>さて、若い熟成年数の原酒では、このワクシーなフレーバーは多少の青臭さ、あるいは野暮ったさに通じるところがありますが、熟成を経ていくなかで樽由来の要素と混ざり合い、蜂蜜からオレンジなどの柑橘類、洋梨、苺、様々な果実を連想させる複雑な香味へと変化していきます。<br>一定の熟成年数を越えたクライヌリッシュの魅力は、単にワクシーというだけでなくその複雑さと香味のスケールにあると言っても過言ではないでしょう。一方で、若いクライヌリッシュは魅力に欠けるかと言うと決してそのようなことはなく。蒸留所限定でリリースされているシングルカスクなど、洗練されつつもワクシーな風味とオーク由来のバニラや柑橘を思わせる要素が混ざり合う、香味に一本筋の通った銘酒であると言えます。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://liqul.com/upimg/2024/06/クライヌリッシュ蒸留所限定品-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-6859" srcset="https://liqul.com/upimg/2024/06/クライヌリッシュ蒸留所限定品-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2024/06/クライヌリッシュ蒸留所限定品-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2024/06/クライヌリッシュ蒸留所限定品-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2024/06/クライヌリッシュ蒸留所限定品-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2024/06/クライヌリッシュ蒸留所限定品-1392x1044.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2024/06/クライヌリッシュ蒸留所限定品.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">クライヌリッシュ蒸留所限定 12年 57.5% ハンドフィルボトル</figcaption></figure>



<p>さて、なぜクライヌリッシュ14年が今飲むべきオフィシャルボトルの代表的な1本かと言えば、それは上述のハウススタイルをしっかりと踏襲し続け、量産品でありながらも同じベクトル上にある香味が主体的なリリースであることと、昨今のクライヌリッシュを取り巻く市場動向が大きく変化したことにあります。</p>



<p>世界的なウイスキー需要増、そして公式ブランドとしてのシングルモルトのブランド化が進んだことで、クライヌリッシュのみならず様々な蒸留所からの他社への原酒提供が行われなくなった、または非常に限られた量となった結果、かつては専門店に行けばありふれたリリースだったクライヌリッシュは、その個性を纏うボトルが滅多に市場に出てこなくなりました。</p>



<p>最近ではシークレットハイランド表記で「実はクライヌリッシュらしい……」とするリリースが見られますが、率直に言ってこの手のリリースは本当にクライヌリッシュであるか疑問符がつくものが多数あります。<br>特に違いが目立つのは2000年蒸留のもの。それはまず、クライヌリッシュのリリース全般に備わっているワクシーな個性が見られず、枯れた草や和紙、異なる傾向の香味のものが目立つこと。さらには20年を越える熟成のシングルカスクリリースでありながら、樽のスペックとボトリング本数の相関が成り立たないことが、疑問の理由として挙げられます。<br>確かに前者だけであれば「ハウススタイルと違う原酒が出来てしまったから、ボトラーズに売った」という説明も成り立つでしょう。<br>しかし特定のボトルを指すものではないですが、例えばホグスヘッド樽（約250ℓ）のシングルカスクの無加水リリースで、ボトリング本数350本というような、樽の容量とボトリング本数の間にエンジェルズシェアを無視したリリースが見られるのも特徴であり、何かと疑問を感じてしまうわけです。</p>



<figure class="wp-block-image size-full is-resized"><img decoding="async" width="960" height="1280" src="https://liqul.com/upimg/2024/06/クライヌリッシュ1972.jpg" alt="" class="wp-image-6857" style="width:450px" srcset="https://liqul.com/upimg/2024/06/クライヌリッシュ1972.jpg 960w, https://liqul.com/upimg/2024/06/クライヌリッシュ1972-225x300.jpg 225w, https://liqul.com/upimg/2024/06/クライヌリッシュ1972-768x1024.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2024/06/クライヌリッシュ1972-696x928.jpg 696w" sizes="(max-width: 960px) 100vw, 960px" /><figcaption class="wp-element-caption">G&#038;M クライヌリッシュ 1972-2016 果実や洋菓子の複雑さと枯れたような要素、最後の飲み頃と言える1本</figcaption></figure>



<p>確かに、30年～40年という長期熟成を経たクライヌリッシュがもつ、ワクシーなフレーバーに溶け込んだ複雑な香味は時間の芸術と言えるものです。1年に数本程度リリースされるクライヌリッシュの名を冠したリリースは非常に高額であり、どうにか近いものをとシークレットリリースに手を出す愛好家の気持ちも非常に良くわかります。<br>ですがここで原点回帰し、オフィシャル現行品の14年を飲んでみてください。確かにまだまだ粗削りなところはありますが、ちゃんとワクシーで、そして大器の片鱗たる複雑さ、果実味も備わっています。<br>なるほど、青い鳥ならぬ山猫は案外身近にいたのか。注ぎたてはちょっと硬さ、あるいは野性味とも言える野暮ったさがありますが、何と言っても“山猫”ですからね！</p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/6855">クライヌリッシュ 14年 46% Re:オフィシャルスタンダードテイスティング</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ブラックアダー設立者ロビン氏インタビュー</title>
		<link>https://liqul.com/entry/6629</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[谷嶋 元宏]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 19 Jul 2023 00:00:44 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ウイスキーコラム]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://liqul.com/?p=6629</guid>

					<description><![CDATA[<p>谷嶋 この度はお忙しいところお時間を頂戴しありがとうございます。ロビンさんはイベントなどでお見掛けすることはあったのですが、このようにお話をさせて頂くのは初めてですね。インタビューは不慣れなので、少し失礼があるかもしれま [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="512" height="512" src="https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder05.jpg" alt="" class="wp-image-6648" srcset="https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder05.jpg 512w, https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder05-300x300.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder05-150x150.jpg 150w" sizes="(max-width: 512px) 100vw, 512px" /></figure></div>



<p class="t-icon-yajima">谷嶋</p>



<p>この度はお忙しいところお時間を頂戴しありがとうございます。ロビンさんはイベントなどでお見掛けすることはあったのですが、このようにお話をさせて頂くのは初めてですね。インタビューは不慣れなので、少し失礼があるかもしれませんがご容赦ください。</p>



<p class="t-icon-robin-first">ロビン・トゥチェック<br>(以下ロビン)</p>



<p>こちらこそよろしくお願いいたします。隣にいるのは私の長女で、一緒にビジネスをしているハナです。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>ハナさんも先ほど日本に到着されたとお聞きしております。お疲れのところありがとうございます。</p>



<p class="t-icon-hana">ハナ</p>



<p>よろしくお願いいたします。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>まずはロビンさんの経歴についてお伺いします。酒類業界にお入りになるきっかけを教えていただけますか？</p>



<p class="t-icon-robin"> ロビン</p>



<p>１０代後半より仕事に就いていまして、子供向けのコミックを作る会社でキャリアをスタートしました。その後、テレビや音楽関係のインタビュー（ロッド・スチュワートなど）や出版などジャーナリストとして仕事をしておりました。３０代になってワインやスピリッツに興味が広がり、DRINKS INTERNATIONALという出版社へ移りました。この頃デイヴ・ブルーム氏と出会うのですが、彼も私と同じような仕事をしていましたね。その後、酒類業界のPR会社にヘッドハンティングされ、いくつかのブランドを担当しておりました。その時に「マスター・オブ・モルト」というコンペティションを開いたのですが、その時の優勝者はジョン・ラモンドJohn Lamond氏でして、1989年には彼と『THE MALT WHISKY FILE』を出版することとなりました。これは日本語やドイツ語にも翻訳されています。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>はい、私も持っています。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>その後、MASTER OF MALT社を立ち上げて、ウイスキーを英国で販売することになりました。さらに、より自分自身の嗜好にあったフィルターリングをしないウイスキーのリリースのためにBLACKADDER INTERNATIONAL社を1995年1月に設立いたしました。</p>



<p>現在、数多くのボトリング業者がありますが、現在トーモア蒸溜所のオーナでもあるウイスキーエクスチェンジ社のスキンダー・シン氏はとても紳士的で素晴らしい人柄です。今でもとてもよい関係が続いています。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>BLACKADDER INTERNATIONAL社の事業内容について伺っても宜しいでしょうか。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>私たちは大変小さいインディペンデント・ボトラー（独立系ボトリング業者、以下ボトラー）です。世界一のボトラーになろうとは思っておりませんが、世界中から多くの支持と、ボトリング数よりも多くのご注文をいただいております。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>先ほどフィルターリングをしないウイスキーを……とのお話がありましたが、そうお考えになるきっかけは何かございましたか？</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>私がフィルターリングをしないウイスキーへのこだわりを持つきっかけとなったのは、1982年にグレングラント蒸溜所を訪れたときのことです。樽から直接くみ出した原酒をそのままテイスティングする機会があり、その香味の素晴らしさは今まで感じたことがない衝撃的な経験でした。この樽出し原酒の素晴らしさを体感したことがBLACKADDER社の指針となっています。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>フィルターリングのデメリットはどのような点でしょうか？</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>フィルターをかけること、特に低温ろ過・チルフィルターリングによって油脂分は取り除かれてしまいます。この時に香味成分などの微量成分も一緒に取り除かれてしまうのです。とはいえ、これを行わないとスーパーマーケットなどに陳列してボトルが冷えると濁ったり、オリが生じたりすることがあります。これではクレーム品となり、売れなくなってしまいます。そのため多くの素晴らしいブランド、私の大好きなブランドでもフィルターリングを行っているのです。これはウイスキーのとても残念な宿命といえます。</p>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" width="512" height="512" src="https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder01.jpg" alt="" class="wp-image-6644" srcset="https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder01.jpg 512w, https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder01-300x300.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder01-150x150.jpg 150w" sizes="(max-width: 512px) 100vw, 512px" /></figure></div>



<p>また、カラメルによる着色も私はしたいと思っておりません。色だけ……とはいわれていますが、やはり多少なりとも味わいにも変化をもたらしているからです。</p>



<p>私たちはできるだけ自然な状態、できるだけ樽からそのままの状態でリリースしたいと思っています。そのため、ノンチルフィルターリング&nbsp;・ノンカラーリングでボトリングをしているので、お客様からフィルターリングや着色のご要望があってもお断りさせていただいています。ウイスキーはそのままの状態で楽しんでいただきたいのです。この方針にご賛同いただいた方々は、私たちにとって大変素晴らしいお客様なのです。</p>



<p>確かに1990年代後半から、シングルカスク・カスクストレングスでのボトルがリリースされるようになり、それらはノンチルフィルターリングではありますが、細かなオリなどを除くために何かしらのフィルターリングはしています。我々としては「より自然なウイスキーをリリースする」との考えから、「ロウカスクRAW CASK」というコンセプトを生みだしました。ボトルを見ていただけるとわかるのですが、樽材の焦げた破片などが入っています。これはフィルターリングを最低限にしている証拠です。</p>



<p>ちなみに中国ではレギュレーションでこのロウカスクはリリースできませんので、他の方法でオリを除いてボトリングしています。</p>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="512" height="512" src="https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder02.jpg" alt="" class="wp-image-6645" srcset="https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder02.jpg 512w, https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder02-300x300.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder02-150x150.jpg 150w" sizes="(max-width: 512px) 100vw, 512px" /></figure></div>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>ボトリング時のアルコール度数にもこだわりがありますね。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>はい。初期には43％でボトリングしたものもありましたが、今は最低でも46％にてリリースしています。現在、リリースの98％はカスクストレングスです。</p>



<p>他のメーカーはさまざまな考えでアレンジをして良いウイスキーをボトリングし、素晴らしい顧客を獲得しています。また、こちらのようなバーでは、お客様それぞれがストレートだけではなく、ロックやハイボールなどでウイスキーを楽しまれています。とても良いことですよね。お客様がそれぞれの飲み方で楽しんでいただければいいのです。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>飲み方については自由でいいのですね。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>はい、その時の気分で構わないと思います。特にストレートでなくては……というわけではありません。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>ところで、BLACKADDERの商品ラインナップは他のボトラーズと比べて個性的ですね。ラベルも伝わりやすいように感じます。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>ラベルはブランドのアイデンティティを表しています。ラベルについて一番大切なことは、見てすぐに分かるということです。グレンフィディックやラフロイグなどはバックバーをみると、すぐに見つけられるようなラベルをしています。ただ、ブランドの中には時々ラベルデザインを変えるところもありますね。私は大変疑問に思っていまして、せっかくのイメージができてきたのにもったいないことだと……。私たちはラベルの変更を行わず、そのままのイメージで統一してリリースしています。そのためこちらのバーには私たちのボトルがないことがパッとわかるのです(笑)。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>すみません……(笑)。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>シングルカスクウイスキーをいろいろと飲まれると理解できると思いますが、樽はふたつとして同じものはありません。また、樽について一番大事なことですが、良い樽で熟成を行わないと、良いウイスキーにはなりません。その中で、独自のブランドを開発する最も重要な点はそのブランドにパーソナリティー・個性を持たせることです。我々がリリースしている「スモーキングアイラ」「ピートリーク」「ブラックスネーク」「レッドスネーク」「キメラ」などは蒸留所名を掲げていないブランドです。お客様の中には「これはどこの蒸留所のものなのかな？」と思いを巡らせる方もいらっしゃると思いますが、ウイスキーそのものに興味を持って楽しんでいただければと思っています。そのためには各ブランドにしっかりとしたキャラクターや個性を持たせることが重要なのです。</p>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="512" height="512" src="https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder03.jpg" alt="" class="wp-image-6646" srcset="https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder03.jpg 512w, https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder03-300x300.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder03-150x150.jpg 150w" sizes="(max-width: 512px) 100vw, 512px" /></figure></div>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>現在、スタッフは何名でしょうか？</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>今、ここに２人いますね(笑)。あと1.5人です。息子のマイケルと……、彼らの母はフルタイムで働いておりませんので(笑)。とても小さな会社です。もちろん、ボトリングなどの際にはその都度お手伝いの方をお願いしています。ハナの夫もラベルデザインで手伝ってもらっていて、これも自社内で行っており、外注することはありません。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>他のボトラーズとの違いはありますか？</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>現在数多くのボトラーズがありますが、その中で私たちが一番だとは思いませんし、他社がどのようなことをしているのか気にかけたこともありません。私たちはあくまで自分たちのボトルとして最高のものをお届けしたいと思っています。良い樽でなければボトリングすることはありませんし、納得できないものは商品としてリリースすることはありません。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>ちょっと順番が逆になってしまうかもしれませんが、改めてボトラーズについて、蒸留所詰めボトルとの違いをお話しいただけますでしょうか？　私どもの会員様には初心者の方も多いので。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>大きな違いはボトリングする際の樽の数です。ボトラーズは１樽ごとのボトリングが多いのに対して、蒸留所詰めの場合は数百から数千の樽を組み合わせて、常時変わらない品質のものをリリースしていることでしょうか。どこでも同じイメージ通りのものを楽しめるのが蒸留所詰め、新たな出会いを楽しめるのがボトラーズですね。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>そうですね。一期一会の楽しみといいますか、驚きがあります。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>１樽ごとのボトリング、つまりシングルカスクでリリースするのは、それぞれの樽の個性を楽しむということになります。それぞれの樽がユニークなのですが、私たちは自分たちが満足するものを求めていますし、お客様も満足してくだされば再度ご購入していただけます。そうでないと、二度とお買い求めいただけません。ですから、私たちは１本１本完全に満足できるものをリリースしています。先日のBAR SHOWでも多くの方々がブースにお越しいただきました。これは数ヶ月や数年の積み重ねでできるものではなく、長年の信頼があるからこそ。同様に私どもとインポーターも良い信頼関係を築き、またインポーターとお客様も信頼関係を築くことで、我々の商品の信頼性を高めているのです。</p>



<p class="t-icon-hana">ハナ</p>



<p>私たちはファミリー企業ですし、ボトルそのものも家族のように思っています。父と兄と私で全てのカスクサンプルのテイスティングを行い、満足したものだけをボトリングしています。全てのボトルに私たち家族が関わっているのです。私たちの情熱をお客様が感じリピートしていただいているものと思っています。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>息子のマイケルは、もともと二つ星のレストランのシェフをしていて味覚に優れており、テイスティングについてとても信頼しています。家族にこういう才能ある人間がいて大変助かっていますし、家族経営を続けられる要因でもあります。</p>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" width="512" height="512" src="https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder07.jpg" alt="" class="wp-image-6650" srcset="https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder07.jpg 512w, https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder07-300x300.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder07-150x150.jpg 150w" sizes="(max-width: 512px) 100vw, 512px" /></figure></div>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>BLACKADDER社のモットーはありますか？</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>BLACKADDER は家族です。そのうえで３つの大切なポイントがあります。</p>



<p>一つは「The Cask is King！ 樽こそがすべて」です。二つめは「QUALITY 品質」、三つめは「CONTINUITY 継続性」。高い品質の商品をリリースし続けることですね。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>樽が重要とのことですが、実際どのように樽を入手されているのでしょうか？　「BLACKSNAKE」など定番としても多くのボトルをリリースされていますが……。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>買っています。スコットランドで……(笑)。</p>



<p>まずはBLACKADDERのSNAKEシリーズに使われている原酒の特徴をお話しした方が良いと思いますが、これについては彼女が分かりやすく手短に説明してくれると思います。</p>



<p class="t-icon-hana">ハナ</p>



<p>樽はいわゆるブローカーからも購入しますが、蒸留所からも直接購入しています。これはBLACKADDER設立から２８年にわたる蒸留所との信頼関係によるもので、幸運なことに素晴らしい樽を供給してもらっています。</p>



<p>SNAKEシリーズには、「BLACKSNAKE」「REDSNAKE」「SHERRYSNAKE」があり、それらはすべて同じ蒸留所から購入した原酒でリリースしています。残念ながら蒸留所名を明かすことはできませんが……。</p>



<p>「REDSNAKE」はファーストフィルのバーボンカスクをそのままシングルカスクでボトリングしています。「SHERRYSNAKE」はシェリー樽でフィニッシュしたシングルカスクをボトリングしたもので、バランスの良い香味となっています。</p>



<p>「BLACKSNAKE」はラベルをご覧になればお分かりいただけると思いますが、日本の国旗・日の丸をイメージしており、当初日本向けにリリースしました。最初に３樽のファーストフィルバーボン樽原酒を1つのシェリー・バット樽に詰め替え、３～４年熟成させます。その後、樽の２／３の原酒を払い出しボトリングします。また、この樽に２樽分のバーボン樽原酒を追加して１年ほど熟成を行い、再び２／３の原酒を払い出しボトリングします。これを繰り返す、いわばシェリー酒のソレラシステムのような仕組みです。したがって当初の原酒も含まれることになり、風味にふくよかさをもたらしてくれます。ボトルには何回目の払い出しか分かるように「1<sup>st</sup> VENOM」のように明記しています。ちなみにVENOMは蛇の毒のことです。これを６～７回繰り返すとシェリー樽のニュアンスが弱くなりますので、この樽でのリリースは終了して、また新しいシェリー樽で仕込みます。この樽を現在２５樽ほど有していまして、シェリー樽はオロロソ樽のほかにペドロヒメネス樽も使っています。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>「REDSNAKE」はバーボン樽のみで熟成した原酒を用いていますが、アメリカでは農業従事者の首の日焼けのことをRED NECKと呼んでいて、これをもじって命名しました。</p>



<p>このように私たちの蛇の子供たちがたくさん生まれていますので、ぜひお楽しみください。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>原酒は樽に入った状態で購入されるのですか？　それともバルクで購入して、調達した樽に詰めるのでしょうか？</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>樽に入った状態で購入しています。ほとんどが良い状態の樽ですが<a href="#_msocom_10">[智溝10]</a>&nbsp;、場合によってはリカスク・詰め替えを行っています。</p>



<p class="t-icon-hana">ハナ</p>



<p>熟成については自社の熟成庫でも保管していますが、蒸留所の熟成庫にも同じ樽数程度を保管してもらっています。ウイスキーの入った樽を移動させるのは破損や漏れなどがあるので、できるだけそのリスクは最小限にしたいと思っています。樽の保管場所としてはあまり差がないのですが、毎年サンプリングして状態を確認しています。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>私たちは多くの樽を所有していますが、毎年全ての樽を確認しています。ベストな状態になった時にボトリングしています。</p>



<p class="t-icon-hana">ハナ</p>



<p>長期間熟成している樽もありますが、価格も重視しています。あまり高すぎるのはよくありません。夢のある仕事ですが、あくまでビジネスなのでシビアに考えています。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>当然ですが、我々は手に入れたウイスキーに利益を乗せてインポーターに販売します。インポーターは酒屋に、酒屋はバーやお客様にそれぞれ利益を乗せて販売することになります。元の金額が高いと、最終的に高くなりすぎてしまい、なかなか難しい状況になってしまうでしょう。ニッチなビジネスですが、高額すぎるのは問題なのです。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>昨今、多くのボトラーズが自身の蒸留所を設立していますが、BLACKADDER社としてはいかがですか？　</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>NO!　特に考えていません。既にたくさんの蒸留所がありますから。</p>



<p class="t-icon-hana">ハナ</p>



<p>大変ありがたいことに、良いウイスキーを造ってくださるメーカーが数多くありますので。製造はそちらにお任せして、私たちは原酒を購入して樽詰めし、ボトリングして販売することで十分で、それ以上のことは考えておりません。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>ちなみにスコットランドにウイスキー蒸留所はいくつあるか、ご存じですか？　</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>150くらいでしょうか……</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>もっと、もっと、少ないです。</p>



<p>スコットランドではウイスキーと呼ぶには３年の熟成期間が必要ですね。蒸留したばかりはウイスキーではなくスピリッツなのです。ですから、ウイスキー蒸留所はゼロ。樽と時間がそろって、スピリッツははじめてウイスキーになるのです。日本もそのような基準が新しくできたようで、大変良いことだと思います。　</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>最後にロビンさんについてお聞きします。日本に数多く来日されていますが、日本のどのようなところがお好きですか？　　　</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>私は日本とその文化を愛しています。出会った方々との友情などの素晴らしい経験を通じて、日本には何度も来ております。それから日本には素晴らしいウイスキーバーが数えきれないほどありますが、このようなところは世界中でも他にないと思います。また日本に来たくなってしまうのが悩みの種です(笑)。ウイスキー関係者に２週間の休みがあったらどこに行きたいかと問うと、多くの人が日本と答えます。もちろんそれぞれの国に素晴らしい文化や人がいますが、日本はとても素晴らしい国です。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>日本のウイスキードリンカーの印象はいかがですか？　他国と比較して、とてもシャイなどという話をお聞きするのですが。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>日本人はおとなしく、行儀よくウイスキーを楽しんでいる印象です。イベントで気づいたのですが、飲みすぎてしまったときに日本人は寝てしまうことが多いですね。ヨーロッパでは戦闘態勢といいますか、やや暴力的になってしまうことがあるようですが。また、テイスティングの量も少ないですね。日本では20ml程度でしょうか。スウェーデンでは40～45mlくらいが普通です。体格の差もありますので、何ともいえませんが……。日本のイベントは少量ずつサーブしてくれるので、いろいろと楽しめるところが良いですね。ヨーロッパはキャッシュオンのような感じでそれなりの量をサーブしているので、全部飲んでいると、すぐに酔ってしまいます(笑)。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>普段はどのようなお酒を召し上がりますか？</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>状況や場所などにもよりますが、自宅ではジントニック、食事に合わせてビールやワインなどを楽しんでいます。日本酒も大変好きですね。私は池袋や新橋、錦糸町などにある日本酒の素晴らしいお店を紹介できます(笑)。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>一番好きなウイスキーの銘柄はありますか？</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>特に好きな銘柄というのはありません。私には息子と娘がおりますが、どちらが好きだと選べないように。すべてのウイスキーが好きですし、何が一番好きと選ぶことはできませんね。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>そうですね。ありがとうございます。</p>



<p>では、最後に私たちの会員にメッセージをお願いできますでしょうか？</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>「Enjoy Life！」「Keep Happy！」</p>



<p>そして、他者とウイスキーについて意見を交わすことを恐れないでほしいですね。ほかの人の考えや意見について、耳を傾けていただきたいです。自分の価値観に縛られず、幅広い視野で多様性を持つこと。バーは戦うところではなく、友情を築く場でもあると思います。</p>



<p>また、自分自身をリスペクトしてください。他人と比較したり、羨ましがったりしないで、自分自身の持っているものに満足することも大切です。家族も大切にしてほしいですね。酒育の会も一つの家族のようなものでしょうから、そのつながりを大切に。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>今回はお忙しいところ、長い時間ありがとうございました。またイベントなどでお会いすることがあると思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。</p>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="512" height="512" src="https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder06.jpg" alt="" class="wp-image-6649" srcset="https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder06.jpg 512w, https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder06-300x300.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder06-150x150.jpg 150w" sizes="(max-width: 512px) 100vw, 512px" /></figure></div><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/6629">ブラックアダー設立者ロビン氏インタビュー</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>桜尾蒸留所 訪問記：地元広島産ボタニカルと日本らしい味わいのウイスキー</title>
		<link>https://liqul.com/entry/6370</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[谷嶋 元宏]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 26 Dec 2022 00:30:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ウイスキーコラム]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://liqul.com/?p=6370</guid>

					<description><![CDATA[<p>広島県の西南部、広島市内から宮島へ向かう途中、廿日市にその蒸留所はある。駅を降り、海に向かってゆっくり10分ほど歩くとお洒落なヨットハーバーにたどり着く。その奥の白壁に黒文字で「SAKURAO DISTILLERY」と書 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>広島県の西南部、広島市内から宮島へ向かう途中、廿日市にその蒸留所はある。駅を降り、海に向かってゆっくり10分ほど歩くとお洒落なヨットハーバーにたどり着く。その奥の白壁に黒文字で「SAKURAO DISTILLERY」と書かれた建物。ほんのりと潮風を感じ、まるでアイラ島にテレポートしたかのような錯覚に陥る。</p>



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<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0332-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-6373" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0332-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0332-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0332-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0332-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0332.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>
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<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0335.jpg" alt="" class="wp-image-6374" width="400" height="477" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0335.jpg 800w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0335-252x300.jpg 252w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0335-768x916.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0335-696x830.jpg 696w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /></figure></div>



<h2 class="wp-block-heading">広島から世界へ</h2>



<p>中国醸造は1918年（大正7年）にアルコール製造会社として創業。原料などを船で輸送するため、この海沿いの立地になった。1963年（昭和38年）には清酒製造を開始し、「一代弥山シリーズ」や発泡性日本酒、広島カープラベルなどをリリースしている。さらに焼酎も甲類「ダルマ焼酎」のほか、乙類の芋や麦も製造するように。ウイスキー製造は昭和40年代になってからだ。</p>



<p>創業100周年事業の一環として洋酒造りにより注力するため、2017年にホルスタイン社製ハイブリッドスチル1基を導入し、本格的にウイスキーやジンの製造を開始。2019年にもう1基ウイスキー初留用のスチルを導入し、現在は2基にてモルトウイスキー製造を行っている。</p>



<p>2021年に社名を中国醸造からサクラオブルワリーアンドディスティラリー（サクラオＢ＆Ｄ）に変更。より世界を目指しての改名だ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">3つの棟</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1280" height="960" src="https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0340.jpg" alt="" class="wp-image-6375" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0340.jpg 1280w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0340-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0340-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0340-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0340-696x522.jpg 696w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></figure>



<p>敷地内にはウイスキー・ジン用に３つの棟がある。通りから見えた棟はセラー、そこから海側へ向かってグレーンウイスキー製造棟、一番奥にモルトウイスキー＆ジン製造棟となっている。建物正面と屋根は黒色だが、もともとは建物全体を黒にしたかったようだ。しかしこの地は瀬戸内海気候で、年間を通じて雨は少なく温暖、夏は暑いため、遮熱塗料を施し側面は白壁とした。そのため、見た目はアイラのような印象になったとのことで、真似したわけではないらしいが……否めない感はある。</p>



<h2 class="wp-block-heading">ローカルボタニカル</h2>



<p>クラフトジンといえば、その土地ならではのローカルなボタニカルを使用することで、オリジナリティや個性を表現できるのが魅力だ。桜尾ジンでも地元広島産のボタニカルにこだわっている。</p>



<p>スタンダードな「SAKURAO GIN ORIGINAL」では、海外から取り寄せたジュニパーベリーなど基本となる５種類のボタニカルのほかに、柑橘類を中心に広島産のボタニカルを９種類使用している。</p>



<p>さらにそのプレミアムとして、ジュニパーベリーを含むすべての原料を広島産にこだわった「SAKURAO GIN LIMITED」もリリースしている。これには桜の花やクロモジ、木の芽、ワサビなど日本らしいボタニカルを使用しており、注目すべきはジュニパーベリーも広島産であること。多くの蒸留所ではマケドニア産を使用しているが、国内産は成分が異なるそうだ。基本的にジュニパーベリーは乾燥した状態で輸入されるが、国内産の場合は乾燥前のフレッシュな状態でも使用でき、さらに葉や茎なども使用できるため、より複雑な香味をもたらすことができる。国内でも自生しているが、栽培は難しいようだ。５～８mの低木ではあるが、１０年経たないと実はならない。緑色の実は熟すと黒くなるのだが、完熟までもかなり時間がかかる。そのため収穫の際に選果が必要となり、手摘み作業もしくは樹木を揺らして落としての選果となるがその場合はロスが多くなってしまう。桜尾でも栽培しており、７年目で樹高１m程度だという。</p>



<p>その他にも夏限定品として「SAKURAO GIN HAMAGOU」もリリースしている。ハマゴウは真夏の浜辺に紫色の花を咲かせる、爽やかな香りの植物。世界遺産宮島に自生しているハマゴウをボタニカルとして用いている。</p>



<p>ベーススピリッツには、沖縄など国内の島々で育ったさとうきびを原料として造られる「しまきび（アルコール９５％）」を使用。</p>



<p>蒸留は全てのボタニカルを仕込むバッチ式で、原酒ブレンドは行っていない。</p>



<h2 class="wp-block-heading">モルトウイスキー製造におけるハイブリッドスチルの可能性</h2>



<p>モルトウイスキーは、その都度もろみを蒸留器に入れ蒸留するバッチ式にて製造する規定があり、多くの蒸留所ではポット型の蒸留器を使用している。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1280" height="960" src="https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0347.jpg" alt="" class="wp-image-6377" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0347.jpg 1280w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0347-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0347-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0347-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0347-696x522.jpg 696w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></figure>



<p>近年のマイクロ蒸留所の台頭により、容量の小さい密造時代様のひょうたん型の蒸留器も用いられるようになった。スコットランドのストラスアーン蒸溜所や日本の長濱蒸溜所などがその例だ。</p>



<p>さらに連続式蒸留機で用いられるカラムをポットに組み込んだハイブリッドスチルも使用されるようになってきている。この蒸留器はジン製造で多く用いられており、モルトウイスキーでの使用はあまりない。台湾のカバラン蒸溜所など、いくつかの蒸留所で試されたが、商品化に至ったものは多くない。桜尾蒸留所ではこのスチルを使用しているのだが、その可能性を示してくれるだろうか。</p>



<p>１回の仕込みに使う麦芽は１トンで、ノンピーテッド麦芽とヘヴィリーピーテッド麦芽（50ppm）を使用している。その多くはスコットランドの製麦工場（クリスプ、マントン、ベアーズなど）から輸入しており、一部はオーストラリア産だ。</p>



<p>糖化槽はステンレス製セミロイタータン（ハンガリー・バーバリアン社製）で、麦汁約4500リットルを得る。</p>



<p>発酵槽もステンレス製（同社製）で容量約5700リットルが３基（今後増設予定）あり、１仕込み分の麦汁を張り込む。ディスティラリー酵母を使用。</p>



<p>初留は新設したハイブリッドスチル（ホルスタイン社製・容量5500リットル）に5000リットルのもろみを張り込み行う。</p>



<p>再留用のハイブリッドスチルは容量1500リットルで、蒸留時はカラムも使用する。２基のハイブリッドスチル本体はどちらも銅製で、冷却器（コンデンサー）のみステンレス製。</p>



<p>樽詰めは当初60％にて行っていたが、現在は63％になった。</p>



<p>熟成は桜尾蒸留所内ウェアハウスと、蒸留所から北へ25kmほどの戸河内のトンネル内で行っている。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1280" height="960" src="https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0349.jpg" alt="" class="wp-image-6378" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0349.jpg 1280w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0349-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0349-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0349-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0349-696x522.jpg 696w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></figure>



<p>戸河内は中国地方の中心部を貫く中国自動車道沿い、中国山地の山あいにある。海沿いと山間部という異なる熟成環境にて熟成させることで原酒に幅をもたせている。これを体感できるのが、2021年7月にリリースされた「シングルモルトジャパニーズウイスキー桜尾１st Release CASK STRENGTH」と「同・戸河内」。3年というやや短い期間ではあるが、その香味には相違が見られ大変興味深いウイスキーとなった。冷涼気候である戸河内ではきれいに熟成が進むため、バーボン樽ファーストフィルのみを使用したという。一方、桜尾は様々な樽で熟成させた原酒のほか、ピーテッド麦芽で仕込んだ原酒もブレンドし、複雑でふくよかなウイスキーに。また、2022年6月に第2弾「シングルモルトジャパニーズウイスキー桜尾43％」「同・戸河内」もリリースされている。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0356-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-6380" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0356-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0356-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0356-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0356-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0356.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1280" height="960" src="https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0353.jpg" alt="" class="wp-image-6379" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0353.jpg 1280w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0353-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0353-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0353-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0353-696x522.jpg 696w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">他に類を見ないグレーンウイスキー</h2>



<p>日本のマイクロ蒸留所では今のところ唯一であろうか・・・・・・。桜尾蒸留所ではグレーンウイスキーも製造している。一般的にグレーンウイスキーは連続式蒸留機にて製造し、一度にライトな酒質の原酒を大量に得ることを目的とするのだが、ここではモルトウイスキーと同じように２基の蒸留器を使ったバッチ蒸留で行っている。</p>



<p>主原料は国産大麦（丸麦）で、殻を35％削ったものを使用。もともと大麦焼酎の知見があり、国産原料としては大麦のほうが有利なようだ。これに糖化剤として１割の大麦麦芽を加える。各原料はハンマーミルで粉砕。１バッチに１トンの大麦を使用し、1日３仕込み行っている。粉砕した原料を湯と合わせてかゆ状にし、冷却後、糖化・発酵を行い蒸留となる。初留は焼酎で用いられているのと同型のステンレス製蒸留器で、減圧にて蒸留を行う。再留にはステンレス製の円筒型タンク（バーボンで用いられているダブラーに似た形状）にホルスタイン社の銅製コラムを組み合わせた独自の蒸留器を用いている。樽詰めアルコール度数はモルトより少し高く、パラタイズ式で熟成を行っている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">ウイスキーはまだまだ試行錯誤中</h2>



<p>まだ3年熟成品も少なく、安定的に製品をリリースするのは少し先のことになるようだ。ウイスキーはまだ読めないことが多いのだが、日本らしい味わいに仕上げるのを目標にしているとのこと。</p>



<p>モルトウイスキーのほかに、バッチ式ではあるがグレーンウイスキーも製造しており、キリン富士御殿場蒸溜所同様、「単一蒸留所ブレンデッドウイスキー」のリリースも楽しみだ。</p>



<p>現在のところ大麦麦芽は輸入品であるが、国産大麦麦芽を使用することで、すべての原料を国産としたブレンデッドウイスキーも計画しているようで、こちらも楽しみにして待ちたい。</p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/6370">桜尾蒸留所 訪問記：地元広島産ボタニカルと日本らしい味わいのウイスキー</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>セミナーレポート「ガイアフロー東京セミナー＆商談会」</title>
		<link>https://liqul.com/entry/6223</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[谷嶋 元宏]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 24 Jun 2022 00:43:35 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ウイスキーコラム]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://liqul.com/?p=6223</guid>

					<description><![CDATA[<p>2022年6月10日に東京で初となる「ガイアフロー東京セミナー＆商談会」が開催された。 セミナーでは、ガイアフローGAIAFLOW株式会社代表である中村大航氏より、静岡蒸溜所の新商品である「シングルモルト日本ウイスキー  [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1528" height="1146" src="https://liqul.com/upimg/2022/06/セミナー風景.jpg" alt="" class="wp-image-6226" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/06/セミナー風景.jpg 1528w, https://liqul.com/upimg/2022/06/セミナー風景-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/06/セミナー風景-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/06/セミナー風景-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/06/セミナー風景-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2022/06/セミナー風景-1392x1044.jpg 1392w" sizes="(max-width: 1528px) 100vw, 1528px" /></figure>



<p>2022年6月10日に東京で初となる「ガイアフロー東京セミナー＆商談会」が開催された。</p>



<p>セミナーでは、ガイアフローGAIAFLOW株式会社代表である中村大航氏より、静岡蒸溜所の新商品である「シングルモルト日本ウイスキー 静岡 ポットスティルK 純日本大麦初版」のテイスティングを含め、静岡蒸溜所について解説がなされた。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="683" src="https://liqul.com/upimg/2022/06/会場入り口-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-6228" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/06/会場入り口-1024x683.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/06/会場入り口-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/06/会場入り口-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/06/会場入り口-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2022/06/会場入り口-1392x928.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2022/06/会場入り口.jpg 1528w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>入口</figcaption></figure>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1528" height="1146" src="https://liqul.com/upimg/2022/06/中村氏1.jpg" alt="" class="wp-image-6233" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/06/中村氏1.jpg 1528w, https://liqul.com/upimg/2022/06/中村氏1-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/06/中村氏1-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/06/中村氏1-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/06/中村氏1-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2022/06/中村氏1-1392x1044.jpg 1392w" sizes="(max-width: 1528px) 100vw, 1528px" /><figcaption>中村氏</figcaption></figure>



<p>まずは蒸溜所を開設しようと思ったきっかけについて。ちょうど10年前のスコットランド・アイラツアーで開業間もないキルホーマン蒸溜所の訪ねた際に、他の蒸溜所と比べてコンパクトな施設でも素晴らしいウイスキーが造れることを体感し、自分でもやれるのでは……、やりたいと決意したとのこと。氏は元々部品製造会社経営していたのだが、一大決心。その4年後、2016年9月28日にウイスキー製造免許取得したのだが、これは国内では10番目。</p>



<p>蒸溜所は静岡駅から北に25㎞ほどの山あいに、そのほとりには安倍川の支流・安倍中河内川が清らかに流れている。蒸溜所のロゴは、この流れを「S」で表現し、この川に生息する鮎とカワセミをモチーフにしている。</p>



<p>蒸溜所の建物の内外装には地元の木材を使用している。さらにウイスキー製造でキーとなる発酵槽も地元の杉材を使用していて、これにより蒸溜所特有の香味がもたらされている。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1528" height="1019" src="https://liqul.com/upimg/2022/06/静岡蒸溜所.jpg" alt="" class="wp-image-6231" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/06/静岡蒸溜所.jpg 1528w, https://liqul.com/upimg/2022/06/静岡蒸溜所-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/06/静岡蒸溜所-1024x683.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/06/静岡蒸溜所-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/06/静岡蒸溜所-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2022/06/静岡蒸溜所-1392x928.jpg 1392w" sizes="(max-width: 1528px) 100vw, 1528px" /><figcaption>静岡蒸留所</figcaption></figure>



<p>静岡蒸溜所の特徴である蒸留器は、多くの蒸溜所とは異なり、初留釜２基と再留釜１基の合計３基を設置している。初留釜Wはスコットランド・フォーサイス社製で、薪直火式という世界でも他にない加熱方法を採用している。ここで燃料として使用される木材も地元の間伐材。ヘビーでスィート、スモーキーな原酒が造られる。もう一つの初留釜Ｋは元・軽井沢蒸留所のもので、こちらからはフルーティでエステリー、ライトな原酒が造られる。それぞれ再留釜Sにて二回目の蒸留が行われ、熟成も別々に行なわれ、製品によっては樽出し後にブレンドされる。</p>



<p>今回テイスティングは3アイテム。</p>



<ol class="wp-block-list"><li><strong>コンタクトＳ　　ＫとＷをブレンド</strong></li><li><strong>ポットスティルK　　純国産大麦初版　2500本限定　</strong></li><li><strong>ブレンデッドM　　静岡原酒＋外国産ウイスキー　通年販売</strong></li></ol>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1528" height="1146" src="https://liqul.com/upimg/2022/06/テイスティングシート.jpg" alt="" class="wp-image-6227" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/06/テイスティングシート.jpg 1528w, https://liqul.com/upimg/2022/06/テイスティングシート-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/06/テイスティングシート-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/06/テイスティングシート-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/06/テイスティングシート-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2022/06/テイスティングシート-1392x1044.jpg 1392w" sizes="(max-width: 1528px) 100vw, 1528px" /><figcaption>テイスティングシート</figcaption></figure>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1528" height="1019" src="https://liqul.com/upimg/2022/06/席.jpg" alt="" class="wp-image-6232" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/06/席.jpg 1528w, https://liqul.com/upimg/2022/06/席-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/06/席-1024x683.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/06/席-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/06/席-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2022/06/席-1392x928.jpg 1392w" sizes="(max-width: 1528px) 100vw, 1528px" /></figure>



<p>新商品である「シングルモルト日本ウイスキー 静岡 ポットスティルK 純日本大麦初版」は、国産大麦を100％使用した限定品で、静岡蒸溜所の新たな試みとしてリリースされたボトル。柔らかでエレガントな香味を楽しむことができる。</p>



<p>最後にロッテとのコラボ商品、「YOIYO＃05静岡蒸溜所782」の紹介。チョコレートの中からウイスキーがあふれ出てくるボンボンスタイルで、原酒Wを使用しているため力強い味わいのマリアージュを楽しめる。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1528" height="1019" src="https://liqul.com/upimg/2022/06/コラボチョコ.jpg" alt="" class="wp-image-6225" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/06/コラボチョコ.jpg 1528w, https://liqul.com/upimg/2022/06/コラボチョコ-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/06/コラボチョコ-1024x683.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/06/コラボチョコ-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/06/コラボチョコ-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2022/06/コラボチョコ-1392x928.jpg 1392w" sizes="(max-width: 1528px) 100vw, 1528px" /></figure>



<p>30分程度と短い時間だったが、静岡蒸溜所の特徴をいろいろとお聞きできた。</p>



<p>その後、ガイアフロー社で輸入取り扱いのあるブラックアダー社やアスタモリス社、アムルット社の商品について商談・試飲会となった。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1528" height="1019" src="https://liqul.com/upimg/2022/06/試飲アイテム1.jpg" alt="" class="wp-image-6229" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/06/試飲アイテム1.jpg 1528w, https://liqul.com/upimg/2022/06/試飲アイテム1-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/06/試飲アイテム1-1024x683.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/06/試飲アイテム1-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/06/試飲アイテム1-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2022/06/試飲アイテム1-1392x928.jpg 1392w" sizes="(max-width: 1528px) 100vw, 1528px" /><figcaption>試飲アイテム</figcaption></figure>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1528" height="1019" src="https://liqul.com/upimg/2022/06/試飲アイテム2.jpg" alt="" class="wp-image-6230" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/06/試飲アイテム2.jpg 1528w, https://liqul.com/upimg/2022/06/試飲アイテム2-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/06/試飲アイテム2-1024x683.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/06/試飲アイテム2-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/06/試飲アイテム2-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2022/06/試飲アイテム2-1392x928.jpg 1392w" sizes="(max-width: 1528px) 100vw, 1528px" /><figcaption>試飲アイテム</figcaption></figure>



<p></p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/6223">セミナーレポート「ガイアフロー東京セミナー＆商談会」</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>谷嶋元宏のウイスキージャーニー：第2回～ピートってそもそも何？～</title>
		<link>https://liqul.com/entry/5913</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[谷嶋 元宏]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 01 Nov 2021 11:46:54 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ウイスキーコラム]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://liqul.com/?p=5913</guid>

					<description><![CDATA[<p>ウイスキーを愛する大人のための配信番組「谷嶋元宏のウイスキージャーニー」が9月よりスタート！今回は第2回のテーマ「ピート」をお届けします！ ↓本編動画はこちら↓ 対談シーン切り取り 好きな人はたまらない、嫌いな人は徹底的 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>ウイスキーを愛する大人のための配信番組「谷嶋元宏のウイスキージャーニー」が9月よりスタート！<br>今回は第2回のテーマ「ピート」をお届けします！</p>



<p>↓本編動画はこちら↓</p>



<iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/2LOhCeaR2Q8" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe>



<h2 class="wp-block-heading">対談シーン切り取り</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="741" height="415" src="https://liqul.com/upimg/2021/11/photo1.png" alt="" class="wp-image-5914" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/11/photo1.png 741w, https://liqul.com/upimg/2021/11/photo1-300x168.png 300w, https://liqul.com/upimg/2021/11/photo1-696x390.png 696w" sizes="(max-width: 741px) 100vw, 741px" /></figure>



<p>好きな人はたまらない、嫌いな人は徹底的に嫌いなのが「ピート香」。<br>そもそもピート香って何から生まれてくるんでしょう？</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="735" height="414" src="https://liqul.com/upimg/2021/11/photo2.png" alt="" class="wp-image-5915" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/11/photo2.png 735w, https://liqul.com/upimg/2021/11/photo2-300x169.png 300w, https://liqul.com/upimg/2021/11/photo2-696x392.png 696w" sizes="(max-width: 735px) 100vw, 735px" /></figure>



<p>なんと実験でピートに着火しちゃいます……</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="739" height="415" src="https://liqul.com/upimg/2021/11/photo3.png" alt="" class="wp-image-5916" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/11/photo3.png 739w, https://liqul.com/upimg/2021/11/photo3-300x168.png 300w, https://liqul.com/upimg/2021/11/photo3-696x391.png 696w" sizes="(max-width: 739px) 100vw, 739px" /></figure>



<p>アイラのピート香とスペイサイドのピート香って違うの……？</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="745" height="420" src="https://liqul.com/upimg/2021/11/photo4.png" alt="" class="wp-image-5917" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/11/photo4.png 745w, https://liqul.com/upimg/2021/11/photo4-300x169.png 300w, https://liqul.com/upimg/2021/11/photo4-696x392.png 696w" sizes="(max-width: 745px) 100vw, 745px" /></figure>



<p>今回は、スペイサイドでは珍しいピート使用アイテムが登場。<br>アイラモルトのピート香とどう違うのか試してみました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">次回配信予定は12月</h2>



<p>「谷嶋元宏のウイスキージャーニー」次回の配信日は12/1を予定しています。<br>
どうぞご期待ください。</p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/5913">谷嶋元宏のウイスキージャーニー：第2回～ピートってそもそも何？～</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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