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セミナーレポート「ガイアフロー東京セミナー&商談会」

2022年6月10日に東京で初となる「ガイアフロー東京セミナー&商談会」が開催された。

セミナーでは、ガイアフローGAIAFLOW株式会社代表である中村大航氏より、静岡蒸溜所の新商品である「シングルモルト日本ウイスキー 静岡 ポットスティルK 純日本大麦初版」のテイスティングを含め、静岡蒸溜所について解説がなされた。

入口
中村氏

まずは蒸溜所を開設しようと思ったきっかけについて。ちょうど10年前のスコットランド・アイラツアーで開業間もないキルホーマン蒸溜所の訪ねた際に、他の蒸溜所と比べてコンパクトな施設でも素晴らしいウイスキーが造れることを体感し、自分でもやれるのでは……、やりたいと決意したとのこと。氏は元々部品製造会社経営していたのだが、一大決心。その4年後、2016年9月28日にウイスキー製造免許取得したのだが、これは国内では10番目。

蒸溜所は静岡駅から北に25㎞ほどの山あいに、そのほとりには安倍川の支流・安倍中河内川が清らかに流れている。蒸溜所のロゴは、この流れを「S」で表現し、この川に生息する鮎とカワセミをモチーフにしている。

蒸溜所の建物の内外装には地元の木材を使用している。さらにウイスキー製造でキーとなる発酵槽も地元の杉材を使用していて、これにより蒸溜所特有の香味がもたらされている。

静岡蒸留所

静岡蒸溜所の特徴である蒸留器は、多くの蒸溜所とは異なり、初留釜2基と再留釜1基の合計3基を設置している。初留釜Wはスコットランド・フォーサイス社製で、薪直火式という世界でも他にない加熱方法を採用している。ここで燃料として使用される木材も地元の間伐材。ヘビーでスィート、スモーキーな原酒が造られる。もう一つの初留釜Kは元・軽井沢蒸留所のもので、こちらからはフルーティでエステリー、ライトな原酒が造られる。それぞれ再留釜Sにて二回目の蒸留が行われ、熟成も別々に行なわれ、製品によっては樽出し後にブレンドされる。

今回テイスティングは3アイテム。

  1. コンタクトS  KとWをブレンド
  2. ポットスティルK  純国産大麦初版 2500本限定 
  3. ブレンデッドM  静岡原酒+外国産ウイスキー 通年販売
テイスティングシート

新商品である「シングルモルト日本ウイスキー 静岡 ポットスティルK 純日本大麦初版」は、国産大麦を100%使用した限定品で、静岡蒸溜所の新たな試みとしてリリースされたボトル。柔らかでエレガントな香味を楽しむことができる。

最後にロッテとのコラボ商品、「YOIYO#05静岡蒸溜所782」の紹介。チョコレートの中からウイスキーがあふれ出てくるボンボンスタイルで、原酒Wを使用しているため力強い味わいのマリアージュを楽しめる。

30分程度と短い時間だったが、静岡蒸溜所の特徴をいろいろとお聞きできた。

その後、ガイアフロー社で輸入取り扱いのあるブラックアダー社やアスタモリス社、アムルット社の商品について商談・試飲会となった。

試飲アイテム
試飲アイテム

この記事を書いた人

谷嶋 元宏
谷嶋 元宏https://shuiku.jp/
1966年京都府生まれ。早稲田大学理工学部在学中よりカクテルや日本酒、モルトウイスキーに興味を持ち、バーや酒屋、蒸留所などを巡る。化粧品メーカー研究員、高校教員を経て、東京・神楽坂にバー「Fingal」を開店。2016年、日本の洋酒文化・バーライフの普及・啓蒙を推進する「酒育の会」を設立、現在に至る。JSA日本ソムリエ協会認定ソムリエ。
谷嶋 元宏
谷嶋 元宏https://shuiku.jp/
1966年京都府生まれ。早稲田大学理工学部在学中よりカクテルや日本酒、モルトウイスキーに興味を持ち、バーや酒屋、蒸留所などを巡る。化粧品メーカー研究員、高校教員を経て、東京・神楽坂にバー「Fingal」を開店。2016年、日本の洋酒文化・バーライフの普及・啓蒙を推進する「酒育の会」を設立、現在に至る。JSA日本ソムリエ協会認定ソムリエ。