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	<title>檀稚希(だん・わかき) - LIQUL - リカル -</title>
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	<description>お酒を楽しむ人のカルチャーマガジン</description>
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		<title>お酒のある風景</title>
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		<dc:creator><![CDATA[檀稚希(だん・わかき)]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 19 Feb 2020 06:45:34 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[その他コラム]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>酒は酒でも、今回は甘酒のお話。 先日、ホームパーティに招いた友人が大きな箱を抱えてきた。開けてみたらヨーグルトメーカーだった。 「毎日毎日、呑んだり食べたり食べなかったり、忙しそうだから、腸活ぐらいしなさい」 その友人は [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>酒は酒でも、今回は甘酒のお話。</p>



<p>先日、ホームパーティに招いた友人が大きな箱を抱えてきた。開けてみたら<strong><a href="https://amzn.to/2woMSyd" target="_blank" rel="noreferrer noopener" aria-label=" (opens in a new tab)">ヨーグルトメーカー</a></strong>だった。</p>



<p>「毎日毎日、呑んだり食べたり食べなかったり、忙しそうだから、腸活ぐらいしなさい」</p>



<p>その友人は、ヨーグルトの素になるケフィア菌と、乾燥米麹もプレゼントしてくれた。</p>



<p>プラグを差し込み、スイッチを入れると温度や時間が設定できる。発酵に適した温度で保温できる仕組みだ。レシピ本を見ると、ヨーグルトや甘酒が簡単に作れるとある。次の週末、甘酒に挑戦してみた。</p>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter size-large is-resized"><img fetchpriority="high" decoding="async" src="https://liqul.com/upimg/2020/02/danwakaki_23-2-762x1024.jpg" alt="" class="wp-image-2933" width="381" height="512" srcset="https://liqul.com/upimg/2020/02/danwakaki_23-2-762x1024.jpg 762w, https://liqul.com/upimg/2020/02/danwakaki_23-2-223x300.jpg 223w, https://liqul.com/upimg/2020/02/danwakaki_23-2-768x1032.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2020/02/danwakaki_23-2-696x935.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2020/02/danwakaki_23-2-313x420.jpg 313w, https://liqul.com/upimg/2020/02/danwakaki_23-2-625x840.jpg 625w, https://liqul.com/upimg/2020/02/danwakaki_23-2.jpg 804w" sizes="(max-width: 381px) 100vw, 381px" /></figure></div>



<p>暖かいご飯にお湯を加えておかゆ状にする。55度ぐらいまで冷ましたところへ、米麹を振り入れてよく混ぜる。熱湯消毒したガラス瓶に移して、55度で15時間ほど保温すると甘酒になるという。</p>



<p>55度というのは、麹菌が活動する最適な温度らしい。６０度を超えると死んでしまうから甘酒にはならない、と注意書きがあるが、温度計なんて家にない。おっかなびっくり、指を体温計代わりにした。</p>



<p>何しろ初めての甘酒作りだ。どうなっているのか気になって仕方がない。とはいえ、たびたび開けるのも良くないだろう。10時間ぐらい経った真夜中、しびれを切らして瓶を開けてみた。</p>



<p>あれ？　まだごはん粒が固形のままだ。そこにまぶした麹菌も１０時間前と変わらない。何が足りないのだろう。しばらく考えて、ふと思った。</p>



<p>「麹菌が機嫌よく働いてくれる環境を整えればいいのだ」</p>



<p>そう思って眺めてみると、もう少し水分があった方がよさそうだ。誰だって暖かいお風呂に入ればリラックスする。そしておなかも減るだろう。</p>



<p>水を足し、「たくさん食べてねー」と優しく声をかけつつスプーンで混ぜる。少し多めに時間を設定して寝た。</p>



<p>早朝、タイマー終了の電子音で目が覚めた。瓶を開けると、甘い香りが部屋に広がった。ふわふわとした真っ白な甘酒ができている。さっそくお湯で割って飲んだ。体が内側から温まる感じがいい。ビタミンやブドウ糖をたっぷり含み、疲労回復にもいい。「飲む点滴」とはよく言ったものだ。麹菌さんありがとう。</p>



<p>ところで、甘酒は酒なのか。</p>



<p>米と米麹が出会うと、麹菌が米のデンプンを分解して糖に変える（糖化）。これが甘酒だ。ここに酵母という微生物を加えると、酵母が糖を食べてアルコールを出す（発酵）。これが酒である。つまり、私が作った甘酒はアルコール分ゼロで甘さが特徴の「プレ酒」というわけだ。 </p>



<p>ようこそ麹菌。ひとり暮らしの台所で人知れず働いて、おいしい甘酒を作ってくれる憎いやつ。この冬の楽しみが一つ増えた。</p>



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		<title>お酒のある風景</title>
		<link>https://liqul.com/entry/1509</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[檀稚希(だん・わかき)]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 23 Nov 2019 01:09:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[その他コラム]]></category>
		<category><![CDATA[梅酒]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>定番とマンネリは背中合わせだ。好きなもの、好きな人、好きな場所。安心、安全だが、時々、そのパターンを崩してみるのもいい。例えば、とんかつ屋でロースかつ定食を頼まないといったような。 ある夜、いつも混んでいるその店がすいて [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1000" height="966" src="https://liqul.com/upimg/2020/01/danwakaki_22-1.jpg" alt="" class="wp-image-1510" srcset="https://liqul.com/upimg/2020/01/danwakaki_22-1.jpg 1000w, https://liqul.com/upimg/2020/01/danwakaki_22-1-300x290.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2020/01/danwakaki_22-1-768x742.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2020/01/danwakaki_22-1-696x672.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2020/01/danwakaki_22-1-435x420.jpg 435w, https://liqul.com/upimg/2020/01/danwakaki_22-1-870x840.jpg 870w" sizes="(max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure>



<p>定番とマンネリは背中合わせだ。好きなもの、好きな人、好きな場所。安心、安全だが、時々、そのパターンを崩してみるのもいい。例えば、とんかつ屋でロースかつ定食を頼まないといったような。</p>



<p>ある夜、いつも混んでいるその店がすいているのを見かけて発作的に入った。腹ぺこというほどではない。瓶ビールと串カツを頼む。</p>



<p>ビールはすぐに来た。なんでもない小皿になんでもないピーナツを盛ったのがついてくる。なぜかこれがおいしい。グビグビ、ポリポリとやりつつ、カウンターから調理場を観察する。</p>



<p>この店はとんかつしか出さないにもかかわらず、油くさくない。白木のカウンターもコックの上着も真っ白だ。そして調理場が広く、人が多い。</p>



<p>客の案内と注文は、親方とみられる白髪の男性。注文が通ると、見習いが大きな冷蔵庫から肉を出し、下ごしらえをする。少し先輩が衣をつける。四つの鍋になみなみと揚げ油が満たされ、別のベテランが揚げ担当だ。</p>



<p>中央にある調理台では、これまた担当のコックが白い皿にキャベツを盛り、揚がったとんかつをザクッザクッと大きな包丁で切って盛りつける。</p>



<p>運ぶのは別の店員。さらに、客のご飯や味噌汁、キャベツの減り具合を見てお代わりを勧める店員がいる。</p>



<p>おっと、おいでなすった。串カツだ。揚げたてにかぶりつく。肉汁があふれる。タマネギが甘い。すみません、ビールもう１本。</p>



<p>客も幸せそうだ。やかましい団体も酔っ払いもいない。清潔で、きちんとしていて、ビールも串カツも当たり前においしい。</p>



<p>ところで作業場の右半分が不自然に広いのはなぜだろう。５メートル四方はある。真ん中に誰も座らない丸椅子があり、新聞紙が意味ありげに乗せてある。閉店後にダンスでも踊るのかな。今度来た時に聞いてみよう。</p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/1509">お酒のある風景</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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		<title>お酒のある風景</title>
		<link>https://liqul.com/entry/172</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[檀稚希(だん・わかき)]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 01 Sep 2019 08:28:32 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[その他コラム]]></category>
		<category><![CDATA[梅酒]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>電車で、乗り過ごした。読み始めたばかりのノンフィクションが面白くて、ふと気づいたら、ドアが閉まったところだった。 一つ先で降りた。反対側のホームから一駅戻る手もあったが、改札を出た。せっかくだから、散歩しながら戻ろうと思 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<figure class="wp-block-image"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_21-1-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-1029" srcset="https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_21-1-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_21-1-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_21-1-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_21-1-80x60.jpg 80w, https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_21-1-160x120.jpg 160w, https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_21-1-265x198.jpg 265w, https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_21-1-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_21-1-1392x1044.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_21-1-1068x801.jpg 1068w, https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_21-1-560x420.jpg 560w, https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_21-1-1120x840.jpg 1120w, https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_21-1.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>電車で、乗り過ごした。読み始めたばかりのノンフィクションが面白くて、ふと気づいたら、ドアが閉まったところだった。</p>



<p>一つ先で降りた。反対側のホームから一駅戻る手もあったが、改札を出た。せっかくだから、散歩しながら戻ろうと思ったのだ。</p>



<p>通りに出る手前に、いい雰囲気の居酒屋があった。散歩ついでだ、寄り道してみよう。打ち水がされた敷石を踏み、格子戸をガラガラと開ける。６席のカウンターの両端に、常連らしき中年男性２人組とアベックが座っていた。奥のテーブルにも１組。</p>



<p>カウンターの真ん中に案内された。常連の、私に近い男性がたばこを手にしているのが見えた。さりげなく、カップルに近い方の席に座った。</p>



<p>生ビールは、金属製のタンブラーで出てきた。お通しはトウモロコシのすり流しと酢の物。気がきいている。調理場には、タオルを額に巻いたご主人。目が合えば挨拶を、と思ったが、黙々と目を伏せて作業している。</p>



<p>お品書きに「おすすめ」とある地鶏の炭火焼と蒸しアワビを頼んだ。ご主人が炭火のコーナーに移動して作業をするのを、なんとなく眺める。</p>



<p>おき火になった炭にアルコールか何かを吹きかけ、炎が上がったところで、ご主人が地鶏を網に乗せた。が、地鶏は既に焼かれたものだ。</p>



<p>あっという間に、正確には２分ほどで、温めた炭火焼が出てきた。蒸しアワビも、冷蔵庫から出てきた。テーブルの２人組がおむすびを注文した。お品書きには「炊きたてを握りますので３０分ほどお時間をいただきます」とある。</p>



<p>と、ご主人は使い捨ての手袋をはめ、炊飯ジャーを開けて炊きたてじゃないご飯を取り出し、手早くおむすびを作った。所要時間３分。</p>



<p>私は生ぬるい地鶏をビールで流し込み、ぼけたアワビを黙々と食べた。</p>



<p>お勘定はテーブルでお願いします。カウンターに済んだ食器を乗せないでください。</p>



<p>「注文の多い料理店」だな。こういう日もあるさ。</p>



<p>２０分で店を出た。「刺身のツマには栄養があるんだってな。おれ昔料理人やってたけど知らなかったよ」と、常連客が酔った口調でくり返している。</p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/172">お酒のある風景</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
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		<title>お酒のある風景</title>
		<link>https://liqul.com/entry/1027</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[檀稚希(だん・わかき)]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 01 Jul 2019 06:28:43 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[その他コラム]]></category>
		<category><![CDATA[梅酒]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>「梅酒、飲んでみるね？　久しぶりに作ったとよ」 実家に帰省した夜、食事の支度ができたところで母が言った。 「飲む、飲む！」 私は冷蔵庫から出しかけていた缶ビールを戻し、代わりにグラスに氷を入れていそいそとついていった。  [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://liqul.com/entry/1027">お酒のある風景</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<figure class="wp-block-image"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="683" src="https://liqul.com/upimg/2019/08/danwakaki_20-1-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-173" srcset="https://liqul.com/upimg/2019/08/danwakaki_20-1-1024x683.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2019/08/danwakaki_20-1-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2019/08/danwakaki_20-1-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2019/08/danwakaki_20-1-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2019/08/danwakaki_20-1-1068x712.jpg 1068w, https://liqul.com/upimg/2019/08/danwakaki_20-1-630x420.jpg 630w, https://liqul.com/upimg/2019/08/danwakaki_20-1.jpg 1200w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>「梅酒、飲んでみるね？　久しぶりに作ったとよ」</p>



<p>実家に帰省した夜、食事の支度ができたところで母が言った。</p>



<p>「飲む、飲む！」</p>



<p>私は冷蔵庫から出しかけていた缶ビールを戻し、代わりにグラスに氷を入れていそいそとついていった。</p>



<p>物置に、梅酒を仕込んだ瓶があった。蓋を開けると、熟成した香りが鼻をくすぐる。淡い琥珀色の液体をお玉じゃくしでそっとすくってグラスに注いだ。底に沈んでいる梅の実も一つ。さて味見だ。</p>



<p>熟成は、とろりとさらりの中間。甘さはほんのり。去年の夏に作って、およそ１年寝かせたところだ。母の梅酒は、梅の香りと風味をまとって、あんばいよく仕上がっていた。</p>



<figure class="wp-block-image"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="683" src="https://liqul.com/upimg/2019/08/danwakaki_20-2-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-174" srcset="https://liqul.com/upimg/2019/08/danwakaki_20-2-1024x683.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2019/08/danwakaki_20-2-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2019/08/danwakaki_20-2-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2019/08/danwakaki_20-2-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2019/08/danwakaki_20-2-1068x712.jpg 1068w, https://liqul.com/upimg/2019/08/danwakaki_20-2-630x420.jpg 630w, https://liqul.com/upimg/2019/08/danwakaki_20-2.jpg 1200w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>昔、祖母の家の庭に大きな梅の木があった。６月になると祖母は実った梅の実で、せっせと梅酒や梅干しを作った。明治女の気性をそのまま漬け込んだようなしょっぱい梅干しは子どもにはきつかったが、梅酒は甘くておいしそうだった。夏休み……大人が梅酒を飲む横で、早く大人になりたいなあと思っていた。その祖母は亡くなり、私たちも独り立ちし、梅酒はいつしか「買って飲むもの」になっていった。</p>



<p>母は、寝たきり防止の筋トレ教室で知り合った年上の人から、この梅の実をもらったそうだ。「いつ死ぬかわからんのに」としぶると「だからこれを仕込んで来年まで生きていなさい」と言われたという。塩漬けしたり天日干ししたりと手がかかる梅干しに比べて、梅酒はシンプル。洗ってへたを取った青梅の実と氷砂糖、ホワイトリカーを瓶に入れて置いておくだけだ。</p>



<p>「おいしいねえ」と私が言う。「作ってみるもんだねえ。今年も梅の実、もらえるやろうか」と母が言う。父の三回忌を終えて前を向けるようになった母を、私はほっとしながら見ている。</p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/1027">お酒のある風景</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>お酒のある風景</title>
		<link>https://liqul.com/entry/687</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[檀稚希(だん・わかき)]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 01 May 2019 07:43:12 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[その他コラム]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>朝ドラ効果で「チキンラーメン」が売れているそうだ。飲み会でインスタントラーメンの話題になった。 「生卵用のくぼみ、神ですよね～」 「でもウチには蓋つきの丼、ありません」 「袋麺の方が、カスタマイズできて好きです」 「そう [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>朝ドラ効果で「チキンラーメン」が売れているそうだ。飲み会でインスタントラーメンの話題になった。</p>



<p>「生卵用のくぼみ、神ですよね～」</p>



<p>「でもウチには蓋つきの丼、ありません」</p>



<p>「袋麺の方が、カスタマイズできて好きです」</p>



<p>「そうそう。独身男なら、鍋から直接食べるでしょ」</p>



<p>と盛り上がっているところに、ある女性が「わたし、鍋から食べますよ」と言うので場が一瞬、凍り付いた。</p>



<p>「え、鍋から？　女が鍋から？」</p>



<p>２０台後半、ＩＴ業界を渡り歩くキャリア女性が、小池さんみたいに四畳半でラーメンを鍋からすする光景を想像した。</p>



<p>「あ、でも私の場合、鍋はティファールです。取っ手が取れるんです。取っ手を取れば立派な器です！」と主張する彼女に、同僚から絶妙なフォローが入った。</p>



<p>「彼女、食器を使わない主義なんです」</p>



<p>説明によると、残業帰りにコンビニで容器入りのサラダと小さな豆腐を買う。サラダの上に豆腐をどんと乗せ、ドレッシングをかける。割り箸でこれを食べつつ、ビールで疲れを癒すという。</p>



<p>「これだと食器が汚れないし、楽ちんじゃないですか。栄養も十分！」</p>



<p>私も独り暮らしだが、いや、独り暮らしだからこそ食べ方はきちんとしたい。必ずランチョンマットと箸置きを使い、できあいの総菜も皿に盛る。嫁入り前の娘がこんなんじゃあ心配だよ、おばさんは。</p>



<p>気を取り直して「で、ビールは？」と聞いたら彼女の目が輝いた。</p>



<p>「ビールは専用グラスに注ぎます！　だって泡立ちが違いますから」</p>



<p>見せてくれた写真は、小さな冷蔵庫の扉を開けたカット。お気に入りのベルギービールの缶が、まるで広告のように隙間なく詰められていた。</p>



<p>人にこだわりあり。頑張れ、キャリア女子。</p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/687">お酒のある風景</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>お酒のある風景</title>
		<link>https://liqul.com/entry/1136</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[檀稚希(だん・わかき)]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 01 Jan 2019 05:06:25 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[その他コラム]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>ホントにあった、ウソのようなお話。 「先輩、ドリカム好きでしたよね。コンサート行きませんか？」と、同僚が声をかけてきた。「好き好き！　行く行く！」と身を乗り出すと「ただし、同行者がいます。私の知り合いが２枚買ったのだけど [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<figure class="wp-block-image"><img loading="lazy" decoding="async" width="907" height="520" src="https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_17-1.jpg" alt="" class="wp-image-1138" srcset="https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_17-1.jpg 907w, https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_17-1-300x172.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_17-1-768x440.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_17-1-696x399.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_17-1-733x420.jpg 733w" sizes="auto, (max-width: 907px) 100vw, 907px" /></figure>



<p>ホントにあった、ウソのようなお話。</p>



<p>「先輩、ドリカム好きでしたよね。コンサート行きませんか？」と、同僚が声をかけてきた。「好き好き！　行く行く！」と身を乗り出すと「ただし、同行者がいます。私の知り合いが２枚買ったのだけど、１人がドタキャンになったのです」と言う。これも何かの縁と、ＳＮＳを頼りにさいたまアリーナでその人とご対面。</p>



<p>私より１５歳下の、感じのいい女性である。「はじめまして」と挨拶を交わして会場へ。コンサートは予想通り、それ以上に素晴らしかった。</p>



<p>終わって「ビール、ご馳走します」と誘ったのは、素敵な経験へのお礼をしたかったからだ。「じゃあ、私が時々行くところにご案内しますね」と、彼女は新宿の店の名を告げた。</p>



<p>道すがら、驚くようなことが分かった。なんと彼女と私は実家が近かった。生まれた病院が同じ、さらに小中高校まで同じだった。「ひゃー、びっくり！」と、私たちは小さく叫んだ。「こんなこともあるんだね」と、ビールで乾杯した。</p>



<p>好きな作家の話題になった。私が椎名誠のファンであること、自分の本を椎名さんに送ったら、思いがけず週刊誌のエッセイで紹介してくれて飛び上がるほど嬉しかったことなどを話したその瞬間、ジョッキを持った彼女の手が止まった。</p>



<p>「……その椎名さんがほら、ほら、いま、後ろを通ってます！」</p>



<p>彼女の計らいで店主が椎名さんをテーブルに連れてきてくれた。あこがれの人を前にして私はすっかり舞い上がってしまい、やたらにビールを飲んで酔っ払った。椎名さんもビールを豪快に飲んだ。夢のようだった。</p>



<p>好きなアーティスト、好きな作家、他人とは思えない友人に会った、この幸運な１日を今も時々思い出しては、頰をつねってみる。</p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/1136">お酒のある風景</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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		<title>お酒のある風景</title>
		<link>https://liqul.com/entry/1165</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[檀稚希(だん・わかき)]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 01 Nov 2018 06:09:06 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[その他コラム]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>今まで何度、乾杯しただろう。家族と、友人と、仕事仲間と。たとえ初対面のひととでも、グラスを軽く合わせて喜びとともにお酒を流し込めば少し心が通い合う。その先は、酔いがぎこちなさをほぐしてくれる。 加えて日本には、差しつ差さ [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<figure class="wp-block-image"><img loading="lazy" decoding="async" width="1654" height="1240" src="https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_16-1.jpg" alt="" class="wp-image-1166" srcset="https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_16-1.jpg 1654w, https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_16-1-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_16-1-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_16-1-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_16-1-80x60.jpg 80w, https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_16-1-160x120.jpg 160w, https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_16-1-265x198.jpg 265w, https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_16-1-530x396.jpg 530w, https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_16-1-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_16-1-1392x1044.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_16-1-1068x801.jpg 1068w, https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_16-1-560x420.jpg 560w, https://liqul.com/upimg/2019/11/danwakaki_16-1-1120x840.jpg 1120w" sizes="auto, (max-width: 1654px) 100vw, 1654px" /></figure>



<p>今まで何度、乾杯しただろう。家族と、友人と、仕事仲間と。たとえ初対面のひととでも、グラスを軽く合わせて喜びとともにお酒を流し込めば少し心が通い合う。その先は、酔いがぎこちなさをほぐしてくれる。</p>



<p>加えて日本には、差しつ差されつ、のお酌文化がある。酌をするのは下っ端、上席から勧められた酒は断れないが、窮屈なことばかりではない。議論が過熱して険悪な雰囲気になった時には、「まあまあ」とお酌で一呼吸……という便利な使い方もできる。</p>



<p>私自身は、お酌は苦手だ。困るのが瓶ビールのお酌攻め。一口飲むと「さあどうぞ」とつぎ足され、ビールはいつまでも減らず、まずくなっていく。つぎ足していいのは焼き鳥屋のタレだけ！　なんて言えないしなあ。</p>



<p>立食パーティも困りものだ。乾杯！　の後グラスを置いて拍手して、さて、と見回すとどれが自分のだか分からない。名刺交換の間、グラスをテーブルに置いてひとしきりおしゃべりしているうちに、グラスが下げられたりする。</p>



<p>ずらりと並ぶご馳走も悩みのタネ。食べ物を盛った皿とグラスで両手がふさがるし、せっかくの料理もおしゃべりの間に冷めてしまう。食べる、飲む、しゃべる、どれか一つに集中できないから、終わった時にはなんだか不完全燃焼。</p>



<p>その点、西洋は合理的だ。カクテルパーティというと、基本的に食事は出ない。出席者は軽く腹ごしらえして参加する。酒はつぎ足さず、１杯ずつ飲みきる。グラス片手に会話を楽しみ、大皿に載せられたピンチョス（串に刺した一口大の軽食）が回ってくればそれをつまむ。スマートである。大量の残飯を廃棄する罪悪感とも無縁だ。

座敷に座って差しつ差されつ……の日本式を立食パーティに持ち込むのは、無理があると思うのだがどうだろう。



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		<title>お酒のある風景</title>
		<link>https://liqul.com/entry/1345</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[檀稚希(だん・わかき)]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 01 Sep 2018 07:34:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[その他コラム]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>駅までの道沿いにその店ができたのは、今年の冬のことだ。 繊細な手作りのアクセサリーを売る店が閉店し、しばらくして小さなビストロに生まれ変わった。 日曜の夜、夕食の材料を買いに出かける途中、店の前で若いご夫婦からショップカ [&#8230;]</p>
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</div>
</div>



<p>駅までの道沿いにその店ができたのは、今年の冬のことだ。</p>



<p>繊細な手作りのアクセサリーを売る店が閉店し、しばらくして小さなビストロに生まれ変わった。</p>



<p>日曜の夜、夕食の材料を買いに出かける途中、店の前で若いご夫婦からショップカードを渡された。「自家製シャルキュトリーとフランス家庭料理の店」とある。３日前に開店したばかりだという。数学の難しい理論の名前を店名にしているのにも興味がわいた。</p>



<p>これも何かの縁とお邪魔した。しっくいの壁や木の扉、外から店内を垣間見ることができる、額縁のように切り取られた窓、板張りの床など造作はアクセサリーショップの頃と変わらない。新たに設けられた厨房とカウンターで、シェフであるご主人が腕を振るい、奥さんがサービスをする。無駄な装飾のない、でも居心地の良い清潔な店である。</p>



<p>スパークリングワインをグラスで頼み、黒板メニューからシャルキュトリーの盛り合わせを待つ。ハムやソーセージ、テリーヌなど１０種類以上をご主人が独りで仕込んでいるという。アラカルトも、サラダから魚、肉まで過不足なくそろっていて、しかもハーフサイズが選べる。おなかの空き具合に合わせて食べて飲んで値段も良心的。気に入った。</p>



<p>「私のような独り呑み女のために頑張ってください」</p>



<p>帰り際、半ば本心から言った。なにせこの夜の客は私１人。こんないい店に、つぶれられては困るのだ。</p>



<p>心配は杞憂に終わった。通うたびに店は少しずつにぎやかになり、固定客も増えた。ご主人は頑張りすぎて腱鞘炎になったほどだ。</p>



<p>春が過ぎ、夏が来て、黒板メニューも少しずつ変わった。おいしくて、誠実で、独りに優しい店が近くにある幸せ。私はカウンターに１人座って、忙しく立ち働く若夫婦を眺めつつ、今夜も旬の一皿を待っている。</p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/1345">お酒のある風景</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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		<title>お酒のある風景</title>
		<link>https://liqul.com/entry/1361</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[檀稚希(だん・わかき)]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 01 Jul 2018 08:21:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[その他コラム]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>酒と人とは赤い糸で結ばれていると思う。嬉しいとき、悲しいとき、悔しいとき、楽しいとき。もしもこの世に酒がなかったら、人生は途端につまらないものになるだろう。 木で酒を造る技術を、茨城県つくば市の研究所が開発した。木の樽で [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="1244" height="668" src="https://liqul.com/upimg/2020/01/danwakaki_14-1.jpg" alt="" class="wp-image-1362" srcset="https://liqul.com/upimg/2020/01/danwakaki_14-1.jpg 1244w, https://liqul.com/upimg/2020/01/danwakaki_14-1-300x161.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2020/01/danwakaki_14-1-1024x550.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2020/01/danwakaki_14-1-768x412.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2020/01/danwakaki_14-1-696x374.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2020/01/danwakaki_14-1-1068x573.jpg 1068w, https://liqul.com/upimg/2020/01/danwakaki_14-1-782x420.jpg 782w" sizes="auto, (max-width: 1244px) 100vw, 1244px" /></figure>



<p>酒と人とは赤い糸で結ばれていると思う。嬉しいとき、悲しいとき、悔しいとき、楽しいとき。もしもこの世に酒がなかったら、人生は途端につまらないものになるだろう。</p>



<p>木で酒を造る技術を、茨城県つくば市の研究所が開発した。木の樽で熟成させるのでも、木の実を使うのでもない。正真正銘の「木」から酒を造るのだ。</p>



<p>植物からアルコールを作る技術はすでにある。間伐材やトウモロコシ、稻わらを原料とするバイオ燃料だ。ただそれらは、頑固な繊維質を分解するのに薬品を加えたり高温に加熱したりするため、食用にはできなかった。</p>



<p>酒の造り方はこうだ。樹皮をはいだ木の幹の部分を細かく刻み、水を加えて特殊なミキサーでクリーム状にする。そこに食品用の酵素と酵母を加えると、酵素がデンプンを糖に変え、さらに酵母が糖を食べてアルコールに変える。いわゆる「発酵」だ。上澄み液はアルコール２％ほどの茶色い液。これを蒸留して、無色透明の「酒」が得られた。</p>



<p>スギの酒はきりっとクールな香り。シラカバの酒は、できたてなのに樽で長期間熟成したような、芳醇で甘い香りに仕上がったそうだ。</p>



<p>今後、企業と協働して安全性の評価などを進め、「木のお酒」として製品化を目指しているという。酒だけでなく、食品の香り付けにも使えそうだ。</p>



<p>春は満開の桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は冬木立を眺めながら、それぞれの木に由来した酒を味わう。四季のある日本ならではの楽しみ方かもしれない。</p>



<p>米、麦、芋、トウモロコシ。デンプンが含まれるものなら、およそ何でも酒になる。かつては、米を口の中で嚙むことで糖化させ、発酵させて造られた酒もあった。「口嚙み酒」とか「美人酒」と呼ばれた。</p>



<p>人が生きていく限り、酒は造られ続けるだろう。人工知能が大手を振るような世界になっても、これだけは変わらない。</p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/1361">お酒のある風景</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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		<title>お酒のある風景</title>
		<link>https://liqul.com/entry/1409</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[檀稚希(だん・わかき)]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 01 May 2018 12:12:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[その他コラム]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>春。カウンターで隣りあった中年男性２人がため息をついている。 「まいっちゃうよ」 「まったくだ」 「４月ってのに、オッサン２人でのんでるなんて」 「人事部から回ってきた『新入社員との酒食について』って通達、読んだかい。研 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="683" src="https://liqul.com/upimg/2020/01/danwakaki_13-1-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-1410" srcset="https://liqul.com/upimg/2020/01/danwakaki_13-1-1024x683.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2020/01/danwakaki_13-1-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2020/01/danwakaki_13-1-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2020/01/danwakaki_13-1-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2020/01/danwakaki_13-1-1392x928.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2020/01/danwakaki_13-1-1068x712.jpg 1068w, https://liqul.com/upimg/2020/01/danwakaki_13-1-630x420.jpg 630w, https://liqul.com/upimg/2020/01/danwakaki_13-1-1260x840.jpg 1260w, https://liqul.com/upimg/2020/01/danwakaki_13-1.jpg 1500w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>春。カウンターで隣りあった中年男性２人がため息をついている。</p>



<p>「まいっちゃうよ」</p>



<p>「まったくだ」</p>



<p>「４月ってのに、オッサン２人でのんでるなんて」</p>



<p>「人事部から回ってきた『新入社員との酒食について』って通達、読んだかい。研修中の新入社員を連れ出していいのは２回だけ。しかも午後９時になったら解放しろと」</p>



<p>「俺たちが入社したころなんて、２週間酒びたりだったぞ」</p>



<p>「そうそう。夜中の２時３時まで先輩に連れ回される」</p>



<p>「あげくの果てに社員寮になだれこんで朝までどんちゃん騒ぎ。昼の研修なんて白河夜船でほとんど覚えていない」</p>



<p>「なにせ『働き方改革』『パワハラ防止』だからな」</p>



<p>「しかし酒をくみ交わして初めて吐ける本音ってもんがあるだろう」</p>



<p>「去年は先輩からの誘いが嫌で、研修所の非常口から逃げ出して警報が鳴る騒ぎも起きたらしいぞ」</p>



<p>「まったく、嫌われたもんだ」</p>



<p>「まったくだ」</p>



<p>若者の「酒離れ」が進む。新歓コンパで一気飲みを強いられた学生が亡くなる事故が続き、アルハラを嫌う風潮が酒離れに輪をかけた。</p>



<p>大人は、のめない若者に無理矢理飲ませようなどとは思っていない。食卓を共にして初めて分かる相手の素顔というものがあるのだ。つきあって嫌な思いをすることだってあるだろう。だが、世間はもっと、理不尽なことにあふれている。</p>



<p>いつの間にか、大人が子どもに遠慮する妙な社会になってしまった。大人から解放された新人たちは、いったいどんな研修期間を過ごすのだろう。定時に宿舎に帰り、スマホとにらめっこしながらコンビニ弁当でも食べるのか。</p>



<p>若者よ。大人と酒を飲むことは、いい大人になるための練習なのだよ。</p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/1409">お酒のある風景</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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