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	<title>谷嶋 元宏 - LIQUL - リカル -</title>
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	<description>お酒を楽しむ人のカルチャーマガジン</description>
	<lastBuildDate>Sat, 15 Jun 2024 00:27:24 +0000</lastBuildDate>
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		<title>京丹後舞輪源蒸留所レポート</title>
		<link>https://liqul.com/entry/6822</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[谷嶋 元宏]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 14 Jun 2024 03:16:27 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ジンコラム]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>長寿の国・京丹後 京都市内から北へ特急で２時間強、日本三景のひとつ天橋立が京丹後の入口となる。日本海に面した奥丹後半島を中心とした地域が京丹後。半島の中心には683ｍの太鼓山がそびえ、海岸からの距離が短く、海と山に囲まれ [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<figure class="wp-block-image size-large"><img fetchpriority="high" decoding="async" width="1024" height="768" src="https://liqul.com/upimg/2024/05/舞輪源蒸留所-2-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-6831" srcset="https://liqul.com/upimg/2024/05/舞輪源蒸留所-2-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2024/05/舞輪源蒸留所-2-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2024/05/舞輪源蒸留所-2-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2024/05/舞輪源蒸留所-2-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2024/05/舞輪源蒸留所-2-1392x1044.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2024/05/舞輪源蒸留所-2.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">長寿の国・京丹後</h2>



<p>京都市内から北へ特急で２時間強、日本三景のひとつ天橋立が京丹後の入口となる。日本海に面した奥丹後半島を中心とした地域が京丹後。半島の中心には683ｍの太鼓山がそびえ、海岸からの距離が短く、海と山に囲まれた自然豊かな土地である。京丹後市は100歳以上の割合が全国比3倍と健康長寿の地域として有名だが、この土地の恵みを受けた食生活がその要因ではと考えられている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">山頂の蒸留所</h2>



<p>天橋立から電車で30分、さらに車で40分、ようやく太鼓山山頂にある蒸留所に到着。東京からだと約6時間、ちょっとした長旅だ。丹後天橋立大江山国定公園のエリア内に京丹後舞輪源（きょうたんごまいりんげん）蒸留所はある。もともとここは京丹後森林公園スイス村というスキー場やキャンプ場などを有する施設であり、スイスの地名を冠した施設・建物が数多くある。その中に老朽化し使用されていない建物、スイス中部の街の名を冠したマイリンゲンを再生して蒸留所とした。循環し恵みを与え続ける大自然、その輪の一つとして在る「ヒト」と「自然」を生かす源でありたいとの願いを込めて、舞輪源蒸留所と命名。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://liqul.com/upimg/2024/05/舞輪源蒸留所-1-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-6830" srcset="https://liqul.com/upimg/2024/05/舞輪源蒸留所-1-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2024/05/舞輪源蒸留所-1-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2024/05/舞輪源蒸留所-1-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2024/05/舞輪源蒸留所-1-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2024/05/舞輪源蒸留所-1-1392x1044.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2024/05/舞輪源蒸留所-1.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption class="wp-element-caption">舞輪源蒸留所</figcaption></figure>



<figure class="wp-block-image size-full">
<figure id="attachment_6824" aria-describedby="caption-attachment-6824" style="width: 1500px" class="wp-caption alignnone"><img decoding="async" class="wp-image-6824" src="https://liqul.com/upimg/2024/05/スイス村から日本海を眺める、遠くに富山県も伺える.jpg" alt="" width="1500" height="1125" srcset="https://liqul.com/upimg/2024/05/スイス村から日本海を眺める、遠くに富山県も伺える.jpg 1500w, https://liqul.com/upimg/2024/05/スイス村から日本海を眺める、遠くに富山県も伺える-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2024/05/スイス村から日本海を眺める、遠くに富山県も伺える-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2024/05/スイス村から日本海を眺める、遠くに富山県も伺える-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2024/05/スイス村から日本海を眺める、遠くに富山県も伺える-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2024/05/スイス村から日本海を眺める、遠くに富山県も伺える-1392x1044.jpg 1392w" sizes="(max-width: 1500px) 100vw, 1500px" /><figcaption id="caption-attachment-6824" class="wp-caption-text">スイス村から日本海を眺める、遠くに富山県も伺える</figcaption></figure>
</figure>



<h2 class="wp-block-heading">ＵＺＵ</h2>



<p>舞輪源では「UZU」という概念を大切にしている。</p>



<p>ジンの蒸留はそれぞれのボタニカルの個性の抽出・掛け合わせであり、それによって調和が生み出されると舞輪源は考えている。この調和とそれが生まれるプロセスを「UZU」と呼んでいるのだ。蒸留所立ち上げにあたり、様々な人との出会い、新しい関係性を築き、蒸留所開設に至ったことはジンの製造と重なる。あらゆる人や自然、モノが「渦」のように複雑に交わり、新たなものが生まれる喜びをこの蒸留所を通じて多くの人に感じてもらいたいとの思いを「UZU」に込めている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">フレッシュクラフトジン</h2>



<p>蒸留所周辺の自然林には約300種類もの植物が自生しており、古来より薬草薬樹の森として大切にされてきている。特にジンには欠かせないジュニパーベリーも自生しており、この地の自然の恵みをそのまますべて瓶に詰め込みたいとの思いからジン製造を決意。特に、朝手摘みしたボタニカルをフレッシュな状態でその日のうちに蒸留したフレッシュクラフトジンの製造や、「京丹後産100％のジン」を目指して日々勤しんでいる。酒造免許は2023年11月2日に取得し、正式に製造を開始。蒸留所オープンは2024年4月6日だ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">若い力</h2>



<p>蒸留所を取り仕切るのは若い二人、勇太さんと真山さん。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="900" height="1024" src="https://liqul.com/upimg/2024/05/スタッフ-900x1024.jpg" alt="" class="wp-image-6825" style="object-fit:cover" srcset="https://liqul.com/upimg/2024/05/スタッフ-900x1024.jpg 900w, https://liqul.com/upimg/2024/05/スタッフ-264x300.jpg 264w, https://liqul.com/upimg/2024/05/スタッフ-768x874.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2024/05/スタッフ-696x792.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2024/05/スタッフ.jpg 1200w" sizes="(max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>



<p>勇太さんはプロジェクトリーダー。2001年生まれ、大学４年間を大分県別府の温泉街で過ごしている。大分県といえば麦焼酎。友人と楽しく飲むうちにその虜になった。大学のゼミで地元の焼酎メーカーとのコラボ企画を通じて、お酒を地域おこしの側面からも経験したことで、ビジネスの面からも関心を持ったとのこと。真山さんから舞輪源蒸留所の設立話を聞き、自然の中での仕事にも魅力を感じ、この世界に飛び込んだ。</p>



<p>一方、真山さんは蒸留家。2000年京都生まれ、自然豊かな地で育つ。勇太さんと同じ大学に在学中、パンデミックを体験。自分にとっての幸せについて考える時間を持ったことで「自然」と「香り」という自身の興味関心を追求することを決意し、舞源蒸留所の立ち上げに携わることに。</p>



<p>蒸留の研修は茨城県の酒造メーカーにて、ジンはもちろんのこと、それ以外のお酒についても学ぶ機会を得た。さまざまな人との出会いや経験が、舞輪源蒸留所運営の軸となっている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">長寿の森のボタニカル</h2>



<p>京丹後の自然林には約300種類の植物が自生している。広葉樹や針葉樹はもちろん、さまざまな薬草・薬樹が身近にある。ジンには欠かすことのできないジュニパーベリーも自生しており、そのほかクロモジや熊笹なども採取直後に仕込むことができる。まさにジン製造に適した地といえる。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://liqul.com/upimg/2024/05/ボタニカル-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-6827" srcset="https://liqul.com/upimg/2024/05/ボタニカル-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2024/05/ボタニカル-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2024/05/ボタニカル-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2024/05/ボタニカル-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2024/05/ボタニカル-1392x1044.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2024/05/ボタニカル.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>国産のジュニパーベリーとして用いられているのは、主としてネズミサシ（英名テンプルジュニパー）である。樹高数ｍから10ｍ程度までの高木で、とがった針葉がネズミなどのげっ歯類を追い払うことから名づけられている（英名はお寺の装飾に用いられることからこの名が付けられた）。舞輪源では山のジュニパーと名付けている。もう一種、ハイネズも使用している。これは海岸の砂地に地を這うように育ち、葉がネズに似ていることから名づけられた。ネズミサシよりもやや大きい実をつけ、異なる香味をもたらす。これを舞輪源では海のジュニパーと呼んでいる。舞輪源ではこれらのジュニパーベリーを組み合わせることで、より複雑な香味をジンに付加できる。山と海が近接しているこの地だからこその優位性である。</p>



<h2 class="wp-block-heading">100年の贈り物</h2>



<p>酒造りには清らかな水が必要である。ジンでも蒸留後、瓶詰め前に加水をする。ウイスキーの多くはミネラルなどを取り除いた純水を使うが、クラフトジンでは天然水を使用する蒸留所もある。舞輪源でも天然水を用いてアルコール度数80％程度の留液を47％まで加水し製品としている。</p>



<p>この水は、森林に降った雨が地中にしみ込み、地下を巡り100年をかけて浄化し、やがて湧き出てきたものである。湧き出る場所は山頂や海岸沿いなど、この半島の彼方此方にあり、それぞれ含まれるミネラルが異なり硬度もまちまちである。この中から加水に用いられるのは、山の高地から硬度10ほどの超軟水と、ふもとの硬度180の硬水を採取しブレンドしたもの。これも山と海が近接しているこの地の特性といえる。この割合によって出来上がるジンの香味が異なるため、複数の組み合わせを検討し最適な割合を求めている。硬水100％でも軟水100％でもなく、最適な割合があるのが大変興味深い。</p>



<h2 class="wp-block-heading">天空のジン</h2>



<p>蒸留器は中国製のハイブリッドスチル（容量300ℓ・カラム７段）。容量20ℓの小さいポットスチルも有している。現在のベーススピリッツはサトウキビ由来でアルコール50％。地元の竹野酒造の酒米を作っている農家の稲作を手伝っており、将来的にはこの米を使ったライススピリッツを使用できればと考えている。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="922" height="1024" src="https://liqul.com/upimg/2024/05/ハイブリット蒸留器-922x1024.jpg" alt="" class="wp-image-6826" srcset="https://liqul.com/upimg/2024/05/ハイブリット蒸留器-922x1024.jpg 922w, https://liqul.com/upimg/2024/05/ハイブリット蒸留器-270x300.jpg 270w, https://liqul.com/upimg/2024/05/ハイブリット蒸留器-768x853.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2024/05/ハイブリット蒸留器-1382x1536.jpg 1382w, https://liqul.com/upimg/2024/05/ハイブリット蒸留器-696x773.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2024/05/ハイブリット蒸留器-1392x1547.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2024/05/ハイブリット蒸留器.jpg 1512w" sizes="(max-width: 922px) 100vw, 922px" /><figcaption class="wp-element-caption">ハイブリット蒸留器</figcaption></figure>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="824" height="1024" src="https://liqul.com/upimg/2024/05/小ロット用蒸留器-824x1024.jpg" alt="" class="wp-image-6829" srcset="https://liqul.com/upimg/2024/05/小ロット用蒸留器-824x1024.jpg 824w, https://liqul.com/upimg/2024/05/小ロット用蒸留器-242x300.jpg 242w, https://liqul.com/upimg/2024/05/小ロット用蒸留器-768x954.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2024/05/小ロット用蒸留器-1237x1536.jpg 1237w, https://liqul.com/upimg/2024/05/小ロット用蒸留器-696x864.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2024/05/小ロット用蒸留器-1392x1729.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2024/05/小ロット用蒸留器.jpg 1512w" sizes="(max-width: 824px) 100vw, 824px" /><figcaption class="wp-element-caption">小ロット用蒸留器</figcaption></figure>



<p>定番のジンは「MAIRINGEN FRESH CRAFT GIN（ORIGINAL）」で、アルコール度数は47％。ボタニカルにはマケドニア産ジュニパーベリー、クロモジ、熱した石で焙煎した熊笹など。熊笹はこの地で一番生えており、京料理や京菓子、熊笹茶にも用いられている京都を代表する薬草でもある。舞輪源には様々な野生動物が生息しており、鹿はこの熊笹の新芽を食べてしまうのだが、共存共栄のために分け合うことにしている。この地は標高600ｍであるため、低圧での蒸留。焼酎の減圧蒸留同様、繊細な酒質の留液が得られる。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1018" height="1024" src="https://liqul.com/upimg/2024/05/熊笹-1018x1024.jpg" alt="" class="wp-image-6828" srcset="https://liqul.com/upimg/2024/05/熊笹-1018x1024.jpg 1018w, https://liqul.com/upimg/2024/05/熊笹-298x300.jpg 298w, https://liqul.com/upimg/2024/05/熊笹-150x150.jpg 150w, https://liqul.com/upimg/2024/05/熊笹-768x773.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2024/05/熊笹-696x700.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2024/05/熊笹-1392x1400.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2024/05/熊笹.jpg 1512w" sizes="(max-width: 1018px) 100vw, 1018px" /><figcaption class="wp-element-caption">熊笹</figcaption></figure>



<p>年１回限定品「MAIRINGEN PREMIUM CRAFT GIN」もリリース予定で、こちらはこの地で採れたジュニパーベリーやボタニカルのみを用いる予定。野生の花や、この山で養蜂される蜂蜜などだ。蜂蜜は季節によってさまざまな花から得られ、春はすっきりとした蜂蜜、夏にはクリの花などからコクのある独特の香味を有する蜂蜜が得られる。蜂蜜はベーススピリッツに溶かし、他のボタニカルとともに香味を蒸留抽出する。</p>



<p>この地の固有の薬草は外来種の影響で減少傾向にあり、山のふもとではすでに採れない種もある。国定公園内にある蒸留所ではあるが、経時的に移り変わる可能性も持ち合わせている。それを踏まえたうえで、その時その時の大地の恵みを楽しむのもよいのだろう。</p>



<p>まだ若いスタッフが造る新しい蒸留所。この京丹後の特性をジンでどのように表現するのか、今後が楽しみである。</p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/6822">京丹後舞輪源蒸留所レポート</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ブラックアダー設立者ロビン氏インタビュー</title>
		<link>https://liqul.com/entry/6629</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[谷嶋 元宏]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 19 Jul 2023 00:00:44 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ウイスキーコラム]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>谷嶋 この度はお忙しいところお時間を頂戴しありがとうございます。ロビンさんはイベントなどでお見掛けすることはあったのですが、このようにお話をさせて頂くのは初めてですね。インタビューは不慣れなので、少し失礼があるかもしれま [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="512" height="512" src="https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder05.jpg" alt="" class="wp-image-6648" srcset="https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder05.jpg 512w, https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder05-300x300.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder05-150x150.jpg 150w" sizes="(max-width: 512px) 100vw, 512px" /></figure></div>



<p class="t-icon-yajima">谷嶋</p>



<p>この度はお忙しいところお時間を頂戴しありがとうございます。ロビンさんはイベントなどでお見掛けすることはあったのですが、このようにお話をさせて頂くのは初めてですね。インタビューは不慣れなので、少し失礼があるかもしれませんがご容赦ください。</p>



<p class="t-icon-robin-first">ロビン・トゥチェック<br>(以下ロビン)</p>



<p>こちらこそよろしくお願いいたします。隣にいるのは私の長女で、一緒にビジネスをしているハナです。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>ハナさんも先ほど日本に到着されたとお聞きしております。お疲れのところありがとうございます。</p>



<p class="t-icon-hana">ハナ</p>



<p>よろしくお願いいたします。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>まずはロビンさんの経歴についてお伺いします。酒類業界にお入りになるきっかけを教えていただけますか？</p>



<p class="t-icon-robin"> ロビン</p>



<p>１０代後半より仕事に就いていまして、子供向けのコミックを作る会社でキャリアをスタートしました。その後、テレビや音楽関係のインタビュー（ロッド・スチュワートなど）や出版などジャーナリストとして仕事をしておりました。３０代になってワインやスピリッツに興味が広がり、DRINKS INTERNATIONALという出版社へ移りました。この頃デイヴ・ブルーム氏と出会うのですが、彼も私と同じような仕事をしていましたね。その後、酒類業界のPR会社にヘッドハンティングされ、いくつかのブランドを担当しておりました。その時に「マスター・オブ・モルト」というコンペティションを開いたのですが、その時の優勝者はジョン・ラモンドJohn Lamond氏でして、1989年には彼と『THE MALT WHISKY FILE』を出版することとなりました。これは日本語やドイツ語にも翻訳されています。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>はい、私も持っています。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>その後、MASTER OF MALT社を立ち上げて、ウイスキーを英国で販売することになりました。さらに、より自分自身の嗜好にあったフィルターリングをしないウイスキーのリリースのためにBLACKADDER INTERNATIONAL社を1995年1月に設立いたしました。</p>



<p>現在、数多くのボトリング業者がありますが、現在トーモア蒸溜所のオーナでもあるウイスキーエクスチェンジ社のスキンダー・シン氏はとても紳士的で素晴らしい人柄です。今でもとてもよい関係が続いています。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>BLACKADDER INTERNATIONAL社の事業内容について伺っても宜しいでしょうか。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>私たちは大変小さいインディペンデント・ボトラー（独立系ボトリング業者、以下ボトラー）です。世界一のボトラーになろうとは思っておりませんが、世界中から多くの支持と、ボトリング数よりも多くのご注文をいただいております。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>先ほどフィルターリングをしないウイスキーを……とのお話がありましたが、そうお考えになるきっかけは何かございましたか？</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>私がフィルターリングをしないウイスキーへのこだわりを持つきっかけとなったのは、1982年にグレングラント蒸溜所を訪れたときのことです。樽から直接くみ出した原酒をそのままテイスティングする機会があり、その香味の素晴らしさは今まで感じたことがない衝撃的な経験でした。この樽出し原酒の素晴らしさを体感したことがBLACKADDER社の指針となっています。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>フィルターリングのデメリットはどのような点でしょうか？</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>フィルターをかけること、特に低温ろ過・チルフィルターリングによって油脂分は取り除かれてしまいます。この時に香味成分などの微量成分も一緒に取り除かれてしまうのです。とはいえ、これを行わないとスーパーマーケットなどに陳列してボトルが冷えると濁ったり、オリが生じたりすることがあります。これではクレーム品となり、売れなくなってしまいます。そのため多くの素晴らしいブランド、私の大好きなブランドでもフィルターリングを行っているのです。これはウイスキーのとても残念な宿命といえます。</p>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" width="512" height="512" src="https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder01.jpg" alt="" class="wp-image-6644" srcset="https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder01.jpg 512w, https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder01-300x300.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder01-150x150.jpg 150w" sizes="(max-width: 512px) 100vw, 512px" /></figure></div>



<p>また、カラメルによる着色も私はしたいと思っておりません。色だけ……とはいわれていますが、やはり多少なりとも味わいにも変化をもたらしているからです。</p>



<p>私たちはできるだけ自然な状態、できるだけ樽からそのままの状態でリリースしたいと思っています。そのため、ノンチルフィルターリング&nbsp;・ノンカラーリングでボトリングをしているので、お客様からフィルターリングや着色のご要望があってもお断りさせていただいています。ウイスキーはそのままの状態で楽しんでいただきたいのです。この方針にご賛同いただいた方々は、私たちにとって大変素晴らしいお客様なのです。</p>



<p>確かに1990年代後半から、シングルカスク・カスクストレングスでのボトルがリリースされるようになり、それらはノンチルフィルターリングではありますが、細かなオリなどを除くために何かしらのフィルターリングはしています。我々としては「より自然なウイスキーをリリースする」との考えから、「ロウカスクRAW CASK」というコンセプトを生みだしました。ボトルを見ていただけるとわかるのですが、樽材の焦げた破片などが入っています。これはフィルターリングを最低限にしている証拠です。</p>



<p>ちなみに中国ではレギュレーションでこのロウカスクはリリースできませんので、他の方法でオリを除いてボトリングしています。</p>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="512" height="512" src="https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder02.jpg" alt="" class="wp-image-6645" srcset="https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder02.jpg 512w, https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder02-300x300.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder02-150x150.jpg 150w" sizes="(max-width: 512px) 100vw, 512px" /></figure></div>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>ボトリング時のアルコール度数にもこだわりがありますね。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>はい。初期には43％でボトリングしたものもありましたが、今は最低でも46％にてリリースしています。現在、リリースの98％はカスクストレングスです。</p>



<p>他のメーカーはさまざまな考えでアレンジをして良いウイスキーをボトリングし、素晴らしい顧客を獲得しています。また、こちらのようなバーでは、お客様それぞれがストレートだけではなく、ロックやハイボールなどでウイスキーを楽しまれています。とても良いことですよね。お客様がそれぞれの飲み方で楽しんでいただければいいのです。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>飲み方については自由でいいのですね。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>はい、その時の気分で構わないと思います。特にストレートでなくては……というわけではありません。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>ところで、BLACKADDERの商品ラインナップは他のボトラーズと比べて個性的ですね。ラベルも伝わりやすいように感じます。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>ラベルはブランドのアイデンティティを表しています。ラベルについて一番大切なことは、見てすぐに分かるということです。グレンフィディックやラフロイグなどはバックバーをみると、すぐに見つけられるようなラベルをしています。ただ、ブランドの中には時々ラベルデザインを変えるところもありますね。私は大変疑問に思っていまして、せっかくのイメージができてきたのにもったいないことだと……。私たちはラベルの変更を行わず、そのままのイメージで統一してリリースしています。そのためこちらのバーには私たちのボトルがないことがパッとわかるのです(笑)。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>すみません……(笑)。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>シングルカスクウイスキーをいろいろと飲まれると理解できると思いますが、樽はふたつとして同じものはありません。また、樽について一番大事なことですが、良い樽で熟成を行わないと、良いウイスキーにはなりません。その中で、独自のブランドを開発する最も重要な点はそのブランドにパーソナリティー・個性を持たせることです。我々がリリースしている「スモーキングアイラ」「ピートリーク」「ブラックスネーク」「レッドスネーク」「キメラ」などは蒸留所名を掲げていないブランドです。お客様の中には「これはどこの蒸留所のものなのかな？」と思いを巡らせる方もいらっしゃると思いますが、ウイスキーそのものに興味を持って楽しんでいただければと思っています。そのためには各ブランドにしっかりとしたキャラクターや個性を持たせることが重要なのです。</p>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="512" height="512" src="https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder03.jpg" alt="" class="wp-image-6646" srcset="https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder03.jpg 512w, https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder03-300x300.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder03-150x150.jpg 150w" sizes="(max-width: 512px) 100vw, 512px" /></figure></div>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>現在、スタッフは何名でしょうか？</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>今、ここに２人いますね(笑)。あと1.5人です。息子のマイケルと……、彼らの母はフルタイムで働いておりませんので(笑)。とても小さな会社です。もちろん、ボトリングなどの際にはその都度お手伝いの方をお願いしています。ハナの夫もラベルデザインで手伝ってもらっていて、これも自社内で行っており、外注することはありません。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>他のボトラーズとの違いはありますか？</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>現在数多くのボトラーズがありますが、その中で私たちが一番だとは思いませんし、他社がどのようなことをしているのか気にかけたこともありません。私たちはあくまで自分たちのボトルとして最高のものをお届けしたいと思っています。良い樽でなければボトリングすることはありませんし、納得できないものは商品としてリリースすることはありません。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>ちょっと順番が逆になってしまうかもしれませんが、改めてボトラーズについて、蒸留所詰めボトルとの違いをお話しいただけますでしょうか？　私どもの会員様には初心者の方も多いので。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>大きな違いはボトリングする際の樽の数です。ボトラーズは１樽ごとのボトリングが多いのに対して、蒸留所詰めの場合は数百から数千の樽を組み合わせて、常時変わらない品質のものをリリースしていることでしょうか。どこでも同じイメージ通りのものを楽しめるのが蒸留所詰め、新たな出会いを楽しめるのがボトラーズですね。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>そうですね。一期一会の楽しみといいますか、驚きがあります。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>１樽ごとのボトリング、つまりシングルカスクでリリースするのは、それぞれの樽の個性を楽しむということになります。それぞれの樽がユニークなのですが、私たちは自分たちが満足するものを求めていますし、お客様も満足してくだされば再度ご購入していただけます。そうでないと、二度とお買い求めいただけません。ですから、私たちは１本１本完全に満足できるものをリリースしています。先日のBAR SHOWでも多くの方々がブースにお越しいただきました。これは数ヶ月や数年の積み重ねでできるものではなく、長年の信頼があるからこそ。同様に私どもとインポーターも良い信頼関係を築き、またインポーターとお客様も信頼関係を築くことで、我々の商品の信頼性を高めているのです。</p>



<p class="t-icon-hana">ハナ</p>



<p>私たちはファミリー企業ですし、ボトルそのものも家族のように思っています。父と兄と私で全てのカスクサンプルのテイスティングを行い、満足したものだけをボトリングしています。全てのボトルに私たち家族が関わっているのです。私たちの情熱をお客様が感じリピートしていただいているものと思っています。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>息子のマイケルは、もともと二つ星のレストランのシェフをしていて味覚に優れており、テイスティングについてとても信頼しています。家族にこういう才能ある人間がいて大変助かっていますし、家族経営を続けられる要因でもあります。</p>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" width="512" height="512" src="https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder07.jpg" alt="" class="wp-image-6650" srcset="https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder07.jpg 512w, https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder07-300x300.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder07-150x150.jpg 150w" sizes="(max-width: 512px) 100vw, 512px" /></figure></div>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>BLACKADDER社のモットーはありますか？</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>BLACKADDER は家族です。そのうえで３つの大切なポイントがあります。</p>



<p>一つは「The Cask is King！ 樽こそがすべて」です。二つめは「QUALITY 品質」、三つめは「CONTINUITY 継続性」。高い品質の商品をリリースし続けることですね。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>樽が重要とのことですが、実際どのように樽を入手されているのでしょうか？　「BLACKSNAKE」など定番としても多くのボトルをリリースされていますが……。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>買っています。スコットランドで……(笑)。</p>



<p>まずはBLACKADDERのSNAKEシリーズに使われている原酒の特徴をお話しした方が良いと思いますが、これについては彼女が分かりやすく手短に説明してくれると思います。</p>



<p class="t-icon-hana">ハナ</p>



<p>樽はいわゆるブローカーからも購入しますが、蒸留所からも直接購入しています。これはBLACKADDER設立から２８年にわたる蒸留所との信頼関係によるもので、幸運なことに素晴らしい樽を供給してもらっています。</p>



<p>SNAKEシリーズには、「BLACKSNAKE」「REDSNAKE」「SHERRYSNAKE」があり、それらはすべて同じ蒸留所から購入した原酒でリリースしています。残念ながら蒸留所名を明かすことはできませんが……。</p>



<p>「REDSNAKE」はファーストフィルのバーボンカスクをそのままシングルカスクでボトリングしています。「SHERRYSNAKE」はシェリー樽でフィニッシュしたシングルカスクをボトリングしたもので、バランスの良い香味となっています。</p>



<p>「BLACKSNAKE」はラベルをご覧になればお分かりいただけると思いますが、日本の国旗・日の丸をイメージしており、当初日本向けにリリースしました。最初に３樽のファーストフィルバーボン樽原酒を1つのシェリー・バット樽に詰め替え、３～４年熟成させます。その後、樽の２／３の原酒を払い出しボトリングします。また、この樽に２樽分のバーボン樽原酒を追加して１年ほど熟成を行い、再び２／３の原酒を払い出しボトリングします。これを繰り返す、いわばシェリー酒のソレラシステムのような仕組みです。したがって当初の原酒も含まれることになり、風味にふくよかさをもたらしてくれます。ボトルには何回目の払い出しか分かるように「1<sup>st</sup> VENOM」のように明記しています。ちなみにVENOMは蛇の毒のことです。これを６～７回繰り返すとシェリー樽のニュアンスが弱くなりますので、この樽でのリリースは終了して、また新しいシェリー樽で仕込みます。この樽を現在２５樽ほど有していまして、シェリー樽はオロロソ樽のほかにペドロヒメネス樽も使っています。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>「REDSNAKE」はバーボン樽のみで熟成した原酒を用いていますが、アメリカでは農業従事者の首の日焼けのことをRED NECKと呼んでいて、これをもじって命名しました。</p>



<p>このように私たちの蛇の子供たちがたくさん生まれていますので、ぜひお楽しみください。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>原酒は樽に入った状態で購入されるのですか？　それともバルクで購入して、調達した樽に詰めるのでしょうか？</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>樽に入った状態で購入しています。ほとんどが良い状態の樽ですが<a href="#_msocom_10">[智溝10]</a>&nbsp;、場合によってはリカスク・詰め替えを行っています。</p>



<p class="t-icon-hana">ハナ</p>



<p>熟成については自社の熟成庫でも保管していますが、蒸留所の熟成庫にも同じ樽数程度を保管してもらっています。ウイスキーの入った樽を移動させるのは破損や漏れなどがあるので、できるだけそのリスクは最小限にしたいと思っています。樽の保管場所としてはあまり差がないのですが、毎年サンプリングして状態を確認しています。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>私たちは多くの樽を所有していますが、毎年全ての樽を確認しています。ベストな状態になった時にボトリングしています。</p>



<p class="t-icon-hana">ハナ</p>



<p>長期間熟成している樽もありますが、価格も重視しています。あまり高すぎるのはよくありません。夢のある仕事ですが、あくまでビジネスなのでシビアに考えています。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>当然ですが、我々は手に入れたウイスキーに利益を乗せてインポーターに販売します。インポーターは酒屋に、酒屋はバーやお客様にそれぞれ利益を乗せて販売することになります。元の金額が高いと、最終的に高くなりすぎてしまい、なかなか難しい状況になってしまうでしょう。ニッチなビジネスですが、高額すぎるのは問題なのです。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>昨今、多くのボトラーズが自身の蒸留所を設立していますが、BLACKADDER社としてはいかがですか？　</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>NO!　特に考えていません。既にたくさんの蒸留所がありますから。</p>



<p class="t-icon-hana">ハナ</p>



<p>大変ありがたいことに、良いウイスキーを造ってくださるメーカーが数多くありますので。製造はそちらにお任せして、私たちは原酒を購入して樽詰めし、ボトリングして販売することで十分で、それ以上のことは考えておりません。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>ちなみにスコットランドにウイスキー蒸留所はいくつあるか、ご存じですか？　</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>150くらいでしょうか……</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>もっと、もっと、少ないです。</p>



<p>スコットランドではウイスキーと呼ぶには３年の熟成期間が必要ですね。蒸留したばかりはウイスキーではなくスピリッツなのです。ですから、ウイスキー蒸留所はゼロ。樽と時間がそろって、スピリッツははじめてウイスキーになるのです。日本もそのような基準が新しくできたようで、大変良いことだと思います。　</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>最後にロビンさんについてお聞きします。日本に数多く来日されていますが、日本のどのようなところがお好きですか？　　　</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>私は日本とその文化を愛しています。出会った方々との友情などの素晴らしい経験を通じて、日本には何度も来ております。それから日本には素晴らしいウイスキーバーが数えきれないほどありますが、このようなところは世界中でも他にないと思います。また日本に来たくなってしまうのが悩みの種です(笑)。ウイスキー関係者に２週間の休みがあったらどこに行きたいかと問うと、多くの人が日本と答えます。もちろんそれぞれの国に素晴らしい文化や人がいますが、日本はとても素晴らしい国です。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>日本のウイスキードリンカーの印象はいかがですか？　他国と比較して、とてもシャイなどという話をお聞きするのですが。</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>日本人はおとなしく、行儀よくウイスキーを楽しんでいる印象です。イベントで気づいたのですが、飲みすぎてしまったときに日本人は寝てしまうことが多いですね。ヨーロッパでは戦闘態勢といいますか、やや暴力的になってしまうことがあるようですが。また、テイスティングの量も少ないですね。日本では20ml程度でしょうか。スウェーデンでは40～45mlくらいが普通です。体格の差もありますので、何ともいえませんが……。日本のイベントは少量ずつサーブしてくれるので、いろいろと楽しめるところが良いですね。ヨーロッパはキャッシュオンのような感じでそれなりの量をサーブしているので、全部飲んでいると、すぐに酔ってしまいます(笑)。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>普段はどのようなお酒を召し上がりますか？</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>状況や場所などにもよりますが、自宅ではジントニック、食事に合わせてビールやワインなどを楽しんでいます。日本酒も大変好きですね。私は池袋や新橋、錦糸町などにある日本酒の素晴らしいお店を紹介できます(笑)。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>一番好きなウイスキーの銘柄はありますか？</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>特に好きな銘柄というのはありません。私には息子と娘がおりますが、どちらが好きだと選べないように。すべてのウイスキーが好きですし、何が一番好きと選ぶことはできませんね。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>そうですね。ありがとうございます。</p>



<p>では、最後に私たちの会員にメッセージをお願いできますでしょうか？</p>



<p class="t-icon-robin">ロビン</p>



<p>「Enjoy Life！」「Keep Happy！」</p>



<p>そして、他者とウイスキーについて意見を交わすことを恐れないでほしいですね。ほかの人の考えや意見について、耳を傾けていただきたいです。自分の価値観に縛られず、幅広い視野で多様性を持つこと。バーは戦うところではなく、友情を築く場でもあると思います。</p>



<p>また、自分自身をリスペクトしてください。他人と比較したり、羨ましがったりしないで、自分自身の持っているものに満足することも大切です。家族も大切にしてほしいですね。酒育の会も一つの家族のようなものでしょうから、そのつながりを大切に。</p>



<p class="t-icon-yajima"> 谷嶋</p>



<p>今回はお忙しいところ、長い時間ありがとうございました。またイベントなどでお会いすることがあると思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。</p>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="512" height="512" src="https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder06.jpg" alt="" class="wp-image-6649" srcset="https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder06.jpg 512w, https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder06-300x300.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2023/07/blackadder06-150x150.jpg 150w" sizes="(max-width: 512px) 100vw, 512px" /></figure></div><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/6629">ブラックアダー設立者ロビン氏インタビュー</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>桜尾蒸留所 訪問記：地元広島産ボタニカルと日本らしい味わいのウイスキー</title>
		<link>https://liqul.com/entry/6370</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[谷嶋 元宏]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 26 Dec 2022 00:30:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ウイスキーコラム]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://liqul.com/?p=6370</guid>

					<description><![CDATA[<p>広島県の西南部、広島市内から宮島へ向かう途中、廿日市にその蒸留所はある。駅を降り、海に向かってゆっくり10分ほど歩くとお洒落なヨットハーバーにたどり着く。その奥の白壁に黒文字で「SAKURAO DISTILLERY」と書 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://liqul.com/entry/6370">桜尾蒸留所 訪問記：地元広島産ボタニカルと日本らしい味わいのウイスキー</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>広島県の西南部、広島市内から宮島へ向かう途中、廿日市にその蒸留所はある。駅を降り、海に向かってゆっくり10分ほど歩くとお洒落なヨットハーバーにたどり着く。その奥の白壁に黒文字で「SAKURAO DISTILLERY」と書かれた建物。ほんのりと潮風を感じ、まるでアイラ島にテレポートしたかのような錯覚に陥る。</p>



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<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0332-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-6373" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0332-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0332-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0332-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0332-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0332.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>
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<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0335.jpg" alt="" class="wp-image-6374" width="400" height="477" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0335.jpg 800w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0335-252x300.jpg 252w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0335-768x916.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0335-696x830.jpg 696w" sizes="(max-width: 400px) 100vw, 400px" /></figure></div>



<h2 class="wp-block-heading">広島から世界へ</h2>



<p>中国醸造は1918年（大正7年）にアルコール製造会社として創業。原料などを船で輸送するため、この海沿いの立地になった。1963年（昭和38年）には清酒製造を開始し、「一代弥山シリーズ」や発泡性日本酒、広島カープラベルなどをリリースしている。さらに焼酎も甲類「ダルマ焼酎」のほか、乙類の芋や麦も製造するように。ウイスキー製造は昭和40年代になってからだ。</p>



<p>創業100周年事業の一環として洋酒造りにより注力するため、2017年にホルスタイン社製ハイブリッドスチル1基を導入し、本格的にウイスキーやジンの製造を開始。2019年にもう1基ウイスキー初留用のスチルを導入し、現在は2基にてモルトウイスキー製造を行っている。</p>



<p>2021年に社名を中国醸造からサクラオブルワリーアンドディスティラリー（サクラオＢ＆Ｄ）に変更。より世界を目指しての改名だ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">3つの棟</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1280" height="960" src="https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0340.jpg" alt="" class="wp-image-6375" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0340.jpg 1280w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0340-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0340-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0340-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0340-696x522.jpg 696w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></figure>



<p>敷地内にはウイスキー・ジン用に３つの棟がある。通りから見えた棟はセラー、そこから海側へ向かってグレーンウイスキー製造棟、一番奥にモルトウイスキー＆ジン製造棟となっている。建物正面と屋根は黒色だが、もともとは建物全体を黒にしたかったようだ。しかしこの地は瀬戸内海気候で、年間を通じて雨は少なく温暖、夏は暑いため、遮熱塗料を施し側面は白壁とした。そのため、見た目はアイラのような印象になったとのことで、真似したわけではないらしいが……否めない感はある。</p>



<h2 class="wp-block-heading">ローカルボタニカル</h2>



<p>クラフトジンといえば、その土地ならではのローカルなボタニカルを使用することで、オリジナリティや個性を表現できるのが魅力だ。桜尾ジンでも地元広島産のボタニカルにこだわっている。</p>



<p>スタンダードな「SAKURAO GIN ORIGINAL」では、海外から取り寄せたジュニパーベリーなど基本となる５種類のボタニカルのほかに、柑橘類を中心に広島産のボタニカルを９種類使用している。</p>



<p>さらにそのプレミアムとして、ジュニパーベリーを含むすべての原料を広島産にこだわった「SAKURAO GIN LIMITED」もリリースしている。これには桜の花やクロモジ、木の芽、ワサビなど日本らしいボタニカルを使用しており、注目すべきはジュニパーベリーも広島産であること。多くの蒸留所ではマケドニア産を使用しているが、国内産は成分が異なるそうだ。基本的にジュニパーベリーは乾燥した状態で輸入されるが、国内産の場合は乾燥前のフレッシュな状態でも使用でき、さらに葉や茎なども使用できるため、より複雑な香味をもたらすことができる。国内でも自生しているが、栽培は難しいようだ。５～８mの低木ではあるが、１０年経たないと実はならない。緑色の実は熟すと黒くなるのだが、完熟までもかなり時間がかかる。そのため収穫の際に選果が必要となり、手摘み作業もしくは樹木を揺らして落としての選果となるがその場合はロスが多くなってしまう。桜尾でも栽培しており、７年目で樹高１m程度だという。</p>



<p>その他にも夏限定品として「SAKURAO GIN HAMAGOU」もリリースしている。ハマゴウは真夏の浜辺に紫色の花を咲かせる、爽やかな香りの植物。世界遺産宮島に自生しているハマゴウをボタニカルとして用いている。</p>



<p>ベーススピリッツには、沖縄など国内の島々で育ったさとうきびを原料として造られる「しまきび（アルコール９５％）」を使用。</p>



<p>蒸留は全てのボタニカルを仕込むバッチ式で、原酒ブレンドは行っていない。</p>



<h2 class="wp-block-heading">モルトウイスキー製造におけるハイブリッドスチルの可能性</h2>



<p>モルトウイスキーは、その都度もろみを蒸留器に入れ蒸留するバッチ式にて製造する規定があり、多くの蒸留所ではポット型の蒸留器を使用している。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1280" height="960" src="https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0347.jpg" alt="" class="wp-image-6377" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0347.jpg 1280w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0347-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0347-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0347-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0347-696x522.jpg 696w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></figure>



<p>近年のマイクロ蒸留所の台頭により、容量の小さい密造時代様のひょうたん型の蒸留器も用いられるようになった。スコットランドのストラスアーン蒸溜所や日本の長濱蒸溜所などがその例だ。</p>



<p>さらに連続式蒸留機で用いられるカラムをポットに組み込んだハイブリッドスチルも使用されるようになってきている。この蒸留器はジン製造で多く用いられており、モルトウイスキーでの使用はあまりない。台湾のカバラン蒸溜所など、いくつかの蒸留所で試されたが、商品化に至ったものは多くない。桜尾蒸留所ではこのスチルを使用しているのだが、その可能性を示してくれるだろうか。</p>



<p>１回の仕込みに使う麦芽は１トンで、ノンピーテッド麦芽とヘヴィリーピーテッド麦芽（50ppm）を使用している。その多くはスコットランドの製麦工場（クリスプ、マントン、ベアーズなど）から輸入しており、一部はオーストラリア産だ。</p>



<p>糖化槽はステンレス製セミロイタータン（ハンガリー・バーバリアン社製）で、麦汁約4500リットルを得る。</p>



<p>発酵槽もステンレス製（同社製）で容量約5700リットルが３基（今後増設予定）あり、１仕込み分の麦汁を張り込む。ディスティラリー酵母を使用。</p>



<p>初留は新設したハイブリッドスチル（ホルスタイン社製・容量5500リットル）に5000リットルのもろみを張り込み行う。</p>



<p>再留用のハイブリッドスチルは容量1500リットルで、蒸留時はカラムも使用する。２基のハイブリッドスチル本体はどちらも銅製で、冷却器（コンデンサー）のみステンレス製。</p>



<p>樽詰めは当初60％にて行っていたが、現在は63％になった。</p>



<p>熟成は桜尾蒸留所内ウェアハウスと、蒸留所から北へ25kmほどの戸河内のトンネル内で行っている。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1280" height="960" src="https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0349.jpg" alt="" class="wp-image-6378" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0349.jpg 1280w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0349-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0349-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0349-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0349-696x522.jpg 696w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></figure>



<p>戸河内は中国地方の中心部を貫く中国自動車道沿い、中国山地の山あいにある。海沿いと山間部という異なる熟成環境にて熟成させることで原酒に幅をもたせている。これを体感できるのが、2021年7月にリリースされた「シングルモルトジャパニーズウイスキー桜尾１st Release CASK STRENGTH」と「同・戸河内」。3年というやや短い期間ではあるが、その香味には相違が見られ大変興味深いウイスキーとなった。冷涼気候である戸河内ではきれいに熟成が進むため、バーボン樽ファーストフィルのみを使用したという。一方、桜尾は様々な樽で熟成させた原酒のほか、ピーテッド麦芽で仕込んだ原酒もブレンドし、複雑でふくよかなウイスキーに。また、2022年6月に第2弾「シングルモルトジャパニーズウイスキー桜尾43％」「同・戸河内」もリリースされている。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0356-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-6380" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0356-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0356-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0356-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0356-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0356.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1280" height="960" src="https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0353.jpg" alt="" class="wp-image-6379" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0353.jpg 1280w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0353-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0353-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0353-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/12/CIMG0353-696x522.jpg 696w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></figure>



<h2 class="wp-block-heading">他に類を見ないグレーンウイスキー</h2>



<p>日本のマイクロ蒸留所では今のところ唯一であろうか・・・・・・。桜尾蒸留所ではグレーンウイスキーも製造している。一般的にグレーンウイスキーは連続式蒸留機にて製造し、一度にライトな酒質の原酒を大量に得ることを目的とするのだが、ここではモルトウイスキーと同じように２基の蒸留器を使ったバッチ蒸留で行っている。</p>



<p>主原料は国産大麦（丸麦）で、殻を35％削ったものを使用。もともと大麦焼酎の知見があり、国産原料としては大麦のほうが有利なようだ。これに糖化剤として１割の大麦麦芽を加える。各原料はハンマーミルで粉砕。１バッチに１トンの大麦を使用し、1日３仕込み行っている。粉砕した原料を湯と合わせてかゆ状にし、冷却後、糖化・発酵を行い蒸留となる。初留は焼酎で用いられているのと同型のステンレス製蒸留器で、減圧にて蒸留を行う。再留にはステンレス製の円筒型タンク（バーボンで用いられているダブラーに似た形状）にホルスタイン社の銅製コラムを組み合わせた独自の蒸留器を用いている。樽詰めアルコール度数はモルトより少し高く、パラタイズ式で熟成を行っている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">ウイスキーはまだまだ試行錯誤中</h2>



<p>まだ3年熟成品も少なく、安定的に製品をリリースするのは少し先のことになるようだ。ウイスキーはまだ読めないことが多いのだが、日本らしい味わいに仕上げるのを目標にしているとのこと。</p>



<p>モルトウイスキーのほかに、バッチ式ではあるがグレーンウイスキーも製造しており、キリン富士御殿場蒸溜所同様、「単一蒸留所ブレンデッドウイスキー」のリリースも楽しみだ。</p>



<p>現在のところ大麦麦芽は輸入品であるが、国産大麦麦芽を使用することで、すべての原料を国産としたブレンデッドウイスキーも計画しているようで、こちらも楽しみにして待ちたい。</p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/6370">桜尾蒸留所 訪問記：地元広島産ボタニカルと日本らしい味わいのウイスキー</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
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		<title>サステナブル　アイル・オブ・ハリス蒸溜所の取り組み</title>
		<link>https://liqul.com/entry/6305</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[谷嶋 元宏]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 28 Sep 2022 03:00:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ジンコラム]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://liqul.com/?p=6305</guid>

					<description><![CDATA[<p>私は英語が苦手でその意味がよく分からないので、あまり横文字（この言い方、既に微妙だ……）は使いたくないのだが……。最近「サステナブルSustainable」という言葉をよく耳にする。意味としては「持続可能な」らしい。ＳＤ [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://liqul.com/entry/6305">サステナブル　アイル・オブ・ハリス蒸溜所の取り組み</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>私は英語が苦手でその意味がよく分からないので、あまり横文字（この言い方、既に微妙だ……）は使いたくないのだが……。<br>最近「サステナブルSustainable」という言葉をよく耳にする。<br>意味としては「持続可能な」らしい。<br>ＳＤＧｓに関係して「サステナブルな商品」が開発・販売されているようだ。</p>



<p>先日スコッチモルト販売さん主催で、スコットランドのアイル・オブ・ハリス・ジンの新たな取り組みのお披露目会があった。<br>新たにアルミ製のレフィルボトルを販売するという内容。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="768" height="1024" src="https://liqul.com/upimg/2022/09/IMG_4018-2-768x1024.jpg" alt="" class="wp-image-6308" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/09/IMG_4018-2-768x1023.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/09/IMG_4018-2-225x300.jpg 225w, https://liqul.com/upimg/2022/09/IMG_4018-2-696x927.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2022/09/IMG_4018-2.jpg 800w" sizes="(max-width: 768px) 100vw, 768px" /></figure>



<p>このアルミ瓶自体、おしゃれでもある<br>アルミは資源回収率もよく、再加工・再使用もしやすいのだという。<br>容量も500mlと、まだ本ボトル（容量700ml）に少し残っている状態でも補充できるよう考えられている。<br>なるほど……と思ったが、そもそもガラス瓶って再利用されているのでは……。<br>確かに、以前色付き瓶は再利用率が悪いようなニュースを聞いたが、現在もそうなのだろうか？<br>ウイスキーのボトルも確かに透明瓶が多くなってきたような気がする。<br>ザ・グレンリベット、ストラスアイラ、タリスカーなどなど、ここ20年で変わってきている。<br>中身の色が見えるほうがいろいろと伝わりやすいと思う反面、遮光という品質管理の面からは色付きのほうが安心。<br>以前、某ショップでボウモア1969・25年の色が褪せていて（もともときれいな琥珀色）、オリがしっかりと底にたまっているボトルを見つけ、悲しい思いをしたこともある。<br>ちなみにハリスジンのボトルは大変鮮やかなマリンブルー。<br>かなりコストをかけた、こだわりのボトルだという。<br>波をイメージしたカットも入っていて、確かに捨てるには惜しいきれいなボトル。<br>会場では花瓶としてディスプレイされていた。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1000" height="1333" src="https://liqul.com/upimg/2022/09/IMG_4024.jpg" alt="" class="wp-image-6309" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/09/IMG_4024.jpg 1000w, https://liqul.com/upimg/2022/09/IMG_4024-225x300.jpg 225w, https://liqul.com/upimg/2022/09/IMG_4024-768x1024.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/09/IMG_4024-696x928.jpg 696w" sizes="(max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure>



<p>アルミ瓶を別途リリースするのはコストが余分にかかるだろうし、メーカーの取り組みとしては大変なことだと思う。<br>他のブランドにも広まるのだろうか？</p>



<p>バーでは勿体ないと思っても捨ててしまう空き瓶がある。<br>とっておくにもスペースに限りがあるから。<br>そんな中、レアなウイスキーの空き瓶は高価で取引されることもある。<br>店内ディスプレイ用であればよいのだが、フェイク品をつくるために使用されることもあるようだ。<br>この再利用についてはＮＧと言わざるを得ない。<br>また外箱にも困る。<br>紙箱は資源ごみとして出すのでまだ良いのだが、立派な木箱の取り扱いには悩む。<br>空き瓶同様、とっておくにもスペースに限りがある。<br>正直なところ、外箱はいらないから、その分安くしてくれないだろうか……切に思う。<br>高価なボトルであることを納得させるため、贈答を踏まえてのことだとは思うのだが、勿体ないのだ。<br>プレミアムシャンパーニュのように、外箱の有無を選べるとよいのだが……限定品のウイスキーでは難しいか……。</p>



<p>「サステナブル」、従来の勝手を変えるのは、コストもかかり大変なことだろう。<br>とはいえ、取り組んでいかなければならない課題である。<br>我々も協力できることは少しずつでも取り組んでいかなくてはならない。</p>



<p>余談だが、今回のアイル・オブ・ハリス・ジンのイベント、マネージャーのピーターさんが来日し解説されたのだが、このアルミ瓶の件についてはあまり触れていなかった。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1200" height="900" src="https://liqul.com/upimg/2022/09/IMG_4027.jpg" alt="" class="wp-image-6310" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/09/IMG_4027.jpg 1200w, https://liqul.com/upimg/2022/09/IMG_4027-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/09/IMG_4027-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/09/IMG_4027-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/09/IMG_4027-696x522.jpg 696w" sizes="(max-width: 1200px) 100vw, 1200px" /><figcaption>ピーターさん</figcaption></figure>



<p>あくまでアイル・オブ・ハリスはウイスキー蒸留所であるとのアピール。<br>アイル・オブ・ハリス・ジンもウイスキー吞みのためのジンであるとのこと。<br>すでに2015年からモルトウイスキー製造を開始しており、満足のいく状態になるまでリリースはしないとのことだったが、そろそろ発売を計画しているようだ。<br>会場ではニューポットも振舞われ、ウイスキーも今後が楽しみである。<br>今回最も印象に残ったのは、ジンのキー・ボタニカルである「シュガー・ケルプ」。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1000" height="1333" src="https://liqul.com/upimg/2022/09/IMG_4032-1.jpg" alt="" class="wp-image-6311" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/09/IMG_4032-1.jpg 1000w, https://liqul.com/upimg/2022/09/IMG_4032-1-225x300.jpg 225w, https://liqul.com/upimg/2022/09/IMG_4032-1-768x1024.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/09/IMG_4032-1-696x928.jpg 696w" sizes="(max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure>



<p>昔懐かしのおやつ「都こんぶ」に香りがそっくりだったこと。<br>もちろん酸味はないのだが、磯の香りやうま味を連想させる香りは懐かしくなってしまった。<br>まだコンビニで売っているかな……。</p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/6305">サステナブル　アイル・オブ・ハリス蒸溜所の取り組み</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>セミナーレポート「ガイアフロー東京セミナー＆商談会」</title>
		<link>https://liqul.com/entry/6223</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[谷嶋 元宏]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 24 Jun 2022 00:43:35 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ウイスキーコラム]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://liqul.com/?p=6223</guid>

					<description><![CDATA[<p>2022年6月10日に東京で初となる「ガイアフロー東京セミナー＆商談会」が開催された。 セミナーでは、ガイアフローGAIAFLOW株式会社代表である中村大航氏より、静岡蒸溜所の新商品である「シングルモルト日本ウイスキー  [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://liqul.com/entry/6223">セミナーレポート「ガイアフロー東京セミナー＆商談会」</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1528" height="1146" src="https://liqul.com/upimg/2022/06/セミナー風景.jpg" alt="" class="wp-image-6226" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/06/セミナー風景.jpg 1528w, https://liqul.com/upimg/2022/06/セミナー風景-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/06/セミナー風景-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/06/セミナー風景-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/06/セミナー風景-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2022/06/セミナー風景-1392x1044.jpg 1392w" sizes="(max-width: 1528px) 100vw, 1528px" /></figure>



<p>2022年6月10日に東京で初となる「ガイアフロー東京セミナー＆商談会」が開催された。</p>



<p>セミナーでは、ガイアフローGAIAFLOW株式会社代表である中村大航氏より、静岡蒸溜所の新商品である「シングルモルト日本ウイスキー 静岡 ポットスティルK 純日本大麦初版」のテイスティングを含め、静岡蒸溜所について解説がなされた。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="683" src="https://liqul.com/upimg/2022/06/会場入り口-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-6228" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/06/会場入り口-1024x683.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/06/会場入り口-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/06/会場入り口-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/06/会場入り口-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2022/06/会場入り口-1392x928.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2022/06/会場入り口.jpg 1528w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>入口</figcaption></figure>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1528" height="1146" src="https://liqul.com/upimg/2022/06/中村氏1.jpg" alt="" class="wp-image-6233" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/06/中村氏1.jpg 1528w, https://liqul.com/upimg/2022/06/中村氏1-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/06/中村氏1-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/06/中村氏1-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/06/中村氏1-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2022/06/中村氏1-1392x1044.jpg 1392w" sizes="(max-width: 1528px) 100vw, 1528px" /><figcaption>中村氏</figcaption></figure>



<p>まずは蒸溜所を開設しようと思ったきっかけについて。ちょうど10年前のスコットランド・アイラツアーで開業間もないキルホーマン蒸溜所の訪ねた際に、他の蒸溜所と比べてコンパクトな施設でも素晴らしいウイスキーが造れることを体感し、自分でもやれるのでは……、やりたいと決意したとのこと。氏は元々部品製造会社経営していたのだが、一大決心。その4年後、2016年9月28日にウイスキー製造免許取得したのだが、これは国内では10番目。</p>



<p>蒸溜所は静岡駅から北に25㎞ほどの山あいに、そのほとりには安倍川の支流・安倍中河内川が清らかに流れている。蒸溜所のロゴは、この流れを「S」で表現し、この川に生息する鮎とカワセミをモチーフにしている。</p>



<p>蒸溜所の建物の内外装には地元の木材を使用している。さらにウイスキー製造でキーとなる発酵槽も地元の杉材を使用していて、これにより蒸溜所特有の香味がもたらされている。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1528" height="1019" src="https://liqul.com/upimg/2022/06/静岡蒸溜所.jpg" alt="" class="wp-image-6231" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/06/静岡蒸溜所.jpg 1528w, https://liqul.com/upimg/2022/06/静岡蒸溜所-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/06/静岡蒸溜所-1024x683.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/06/静岡蒸溜所-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/06/静岡蒸溜所-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2022/06/静岡蒸溜所-1392x928.jpg 1392w" sizes="(max-width: 1528px) 100vw, 1528px" /><figcaption>静岡蒸留所</figcaption></figure>



<p>静岡蒸溜所の特徴である蒸留器は、多くの蒸溜所とは異なり、初留釜２基と再留釜１基の合計３基を設置している。初留釜Wはスコットランド・フォーサイス社製で、薪直火式という世界でも他にない加熱方法を採用している。ここで燃料として使用される木材も地元の間伐材。ヘビーでスィート、スモーキーな原酒が造られる。もう一つの初留釜Ｋは元・軽井沢蒸留所のもので、こちらからはフルーティでエステリー、ライトな原酒が造られる。それぞれ再留釜Sにて二回目の蒸留が行われ、熟成も別々に行なわれ、製品によっては樽出し後にブレンドされる。</p>



<p>今回テイスティングは3アイテム。</p>



<ol class="wp-block-list"><li><strong>コンタクトＳ　　ＫとＷをブレンド</strong></li><li><strong>ポットスティルK　　純国産大麦初版　2500本限定　</strong></li><li><strong>ブレンデッドM　　静岡原酒＋外国産ウイスキー　通年販売</strong></li></ol>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1528" height="1146" src="https://liqul.com/upimg/2022/06/テイスティングシート.jpg" alt="" class="wp-image-6227" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/06/テイスティングシート.jpg 1528w, https://liqul.com/upimg/2022/06/テイスティングシート-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/06/テイスティングシート-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/06/テイスティングシート-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/06/テイスティングシート-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2022/06/テイスティングシート-1392x1044.jpg 1392w" sizes="(max-width: 1528px) 100vw, 1528px" /><figcaption>テイスティングシート</figcaption></figure>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1528" height="1019" src="https://liqul.com/upimg/2022/06/席.jpg" alt="" class="wp-image-6232" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/06/席.jpg 1528w, https://liqul.com/upimg/2022/06/席-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/06/席-1024x683.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/06/席-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/06/席-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2022/06/席-1392x928.jpg 1392w" sizes="(max-width: 1528px) 100vw, 1528px" /></figure>



<p>新商品である「シングルモルト日本ウイスキー 静岡 ポットスティルK 純日本大麦初版」は、国産大麦を100％使用した限定品で、静岡蒸溜所の新たな試みとしてリリースされたボトル。柔らかでエレガントな香味を楽しむことができる。</p>



<p>最後にロッテとのコラボ商品、「YOIYO＃05静岡蒸溜所782」の紹介。チョコレートの中からウイスキーがあふれ出てくるボンボンスタイルで、原酒Wを使用しているため力強い味わいのマリアージュを楽しめる。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1528" height="1019" src="https://liqul.com/upimg/2022/06/コラボチョコ.jpg" alt="" class="wp-image-6225" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/06/コラボチョコ.jpg 1528w, https://liqul.com/upimg/2022/06/コラボチョコ-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/06/コラボチョコ-1024x683.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/06/コラボチョコ-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/06/コラボチョコ-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2022/06/コラボチョコ-1392x928.jpg 1392w" sizes="(max-width: 1528px) 100vw, 1528px" /></figure>



<p>30分程度と短い時間だったが、静岡蒸溜所の特徴をいろいろとお聞きできた。</p>



<p>その後、ガイアフロー社で輸入取り扱いのあるブラックアダー社やアスタモリス社、アムルット社の商品について商談・試飲会となった。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1528" height="1019" src="https://liqul.com/upimg/2022/06/試飲アイテム1.jpg" alt="" class="wp-image-6229" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/06/試飲アイテム1.jpg 1528w, https://liqul.com/upimg/2022/06/試飲アイテム1-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/06/試飲アイテム1-1024x683.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/06/試飲アイテム1-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/06/試飲アイテム1-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2022/06/試飲アイテム1-1392x928.jpg 1392w" sizes="(max-width: 1528px) 100vw, 1528px" /><figcaption>試飲アイテム</figcaption></figure>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1528" height="1019" src="https://liqul.com/upimg/2022/06/試飲アイテム2.jpg" alt="" class="wp-image-6230" srcset="https://liqul.com/upimg/2022/06/試飲アイテム2.jpg 1528w, https://liqul.com/upimg/2022/06/試飲アイテム2-300x200.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2022/06/試飲アイテム2-1024x683.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2022/06/試飲アイテム2-768x512.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2022/06/試飲アイテム2-696x464.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2022/06/試飲アイテム2-1392x928.jpg 1392w" sizes="(max-width: 1528px) 100vw, 1528px" /><figcaption>試飲アイテム</figcaption></figure>



<p></p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/6223">セミナーレポート「ガイアフロー東京セミナー＆商談会」</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>谷嶋元宏のウイスキージャーニー：第2回～ピートってそもそも何？～</title>
		<link>https://liqul.com/entry/5913</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[谷嶋 元宏]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 01 Nov 2021 11:46:54 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ウイスキーコラム]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://liqul.com/?p=5913</guid>

					<description><![CDATA[<p>ウイスキーを愛する大人のための配信番組「谷嶋元宏のウイスキージャーニー」が9月よりスタート！今回は第2回のテーマ「ピート」をお届けします！ ↓本編動画はこちら↓ 対談シーン切り取り 好きな人はたまらない、嫌いな人は徹底的 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>ウイスキーを愛する大人のための配信番組「谷嶋元宏のウイスキージャーニー」が9月よりスタート！<br>今回は第2回のテーマ「ピート」をお届けします！</p>



<p>↓本編動画はこちら↓</p>



<iframe loading="lazy" width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/2LOhCeaR2Q8" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe>



<h2 class="wp-block-heading">対談シーン切り取り</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="741" height="415" src="https://liqul.com/upimg/2021/11/photo1.png" alt="" class="wp-image-5914" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/11/photo1.png 741w, https://liqul.com/upimg/2021/11/photo1-300x168.png 300w, https://liqul.com/upimg/2021/11/photo1-696x390.png 696w" sizes="(max-width: 741px) 100vw, 741px" /></figure>



<p>好きな人はたまらない、嫌いな人は徹底的に嫌いなのが「ピート香」。<br>そもそもピート香って何から生まれてくるんでしょう？</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="735" height="414" src="https://liqul.com/upimg/2021/11/photo2.png" alt="" class="wp-image-5915" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/11/photo2.png 735w, https://liqul.com/upimg/2021/11/photo2-300x169.png 300w, https://liqul.com/upimg/2021/11/photo2-696x392.png 696w" sizes="(max-width: 735px) 100vw, 735px" /></figure>



<p>なんと実験でピートに着火しちゃいます……</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="739" height="415" src="https://liqul.com/upimg/2021/11/photo3.png" alt="" class="wp-image-5916" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/11/photo3.png 739w, https://liqul.com/upimg/2021/11/photo3-300x168.png 300w, https://liqul.com/upimg/2021/11/photo3-696x391.png 696w" sizes="(max-width: 739px) 100vw, 739px" /></figure>



<p>アイラのピート香とスペイサイドのピート香って違うの……？</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="745" height="420" src="https://liqul.com/upimg/2021/11/photo4.png" alt="" class="wp-image-5917" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/11/photo4.png 745w, https://liqul.com/upimg/2021/11/photo4-300x169.png 300w, https://liqul.com/upimg/2021/11/photo4-696x392.png 696w" sizes="(max-width: 745px) 100vw, 745px" /></figure>



<p>今回は、スペイサイドでは珍しいピート使用アイテムが登場。<br>アイラモルトのピート香とどう違うのか試してみました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">次回配信予定は12月</h2>



<p>「谷嶋元宏のウイスキージャーニー」次回の配信日は12/1を予定しています。<br>
どうぞご期待ください。</p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/5913">谷嶋元宏のウイスキージャーニー：第2回～ピートってそもそも何？～</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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		<title>谷嶋元宏のウイスキージャーニー：第1回～意外と知らない原料のお話～</title>
		<link>https://liqul.com/entry/5781</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[谷嶋 元宏]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 02 Sep 2021 03:17:21 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ウイスキーコラム]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://liqul.com/?p=5781</guid>

					<description><![CDATA[<p>ウイスキーを愛する大人のための配信番組「谷嶋元宏のウイスキージャーニー」が9月よりスタート！ ↓動画はこちら↓ 第1回のテーマはウイスキーの「原料」について。普段はモルト派のみなさんも、これをきっかけにバラエティー豊かな [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://liqul.com/entry/5781">谷嶋元宏のウイスキージャーニー：第1回～意外と知らない原料のお話～</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>ウイスキーを愛する大人のための配信番組「谷嶋元宏のウイスキージャーニー」が9月よりスタート！</p>



<p>↓動画はこちら↓</p>



<iframe loading="lazy" src="https://www.youtube.com/embed/V1nMR6kVOFU" title="YouTube video player" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen="" width="560" height="315" frameborder="0"></iframe>



<div style="height:79px" aria-hidden="true" class="wp-block-spacer"></div>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="576" src="https://liqul.com/upimg/2021/09/01-1024x576.jpg" alt="" class="wp-image-5783" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/09/01-1024x576.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/09/01-300x169.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/09/01-768x432.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/09/01-696x392.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/09/01-1392x783.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2021/09/01.jpg 1468w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>第1回のテーマはウイスキーの「原料」について。<br>普段はモルト派のみなさんも、これをきっかけにバラエティー豊かな味わいにチャレンジしましょう。</p>



<p>今回のアイテムは原料が異なる4種類。<br>普段はなかなか目にしない原料サンプルをスタジオに用意。いよいよテイスティングスタートです。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="573" src="https://liqul.com/upimg/2021/09/02-1024x573.jpg" alt="" class="wp-image-5784" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/09/02-1024x573.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/09/02-300x168.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/09/02-768x430.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/09/02-696x390.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/09/02-1392x779.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2021/09/02.jpg 1468w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>小麦を原料としたシングルグレーン「キャメロンブリッグ」の味わいは？</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="574" src="https://liqul.com/upimg/2021/09/03-1024x574.jpg" alt="" class="wp-image-5785" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/09/03-1024x574.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/09/03-300x168.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/09/03-768x431.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/09/03-696x390.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/09/03-1392x780.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2021/09/03.jpg 1468w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>ライ麦95%使用、ほぼオールライの「テンプルトン ライ」の個性的な風味</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="571" src="https://liqul.com/upimg/2021/09/04-1024x571.jpg" alt="" class="wp-image-5786" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/09/04-1024x571.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/09/04-300x167.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/09/04-768x428.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/09/04-696x388.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/09/04-1392x776.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2021/09/04.jpg 1468w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>登場するアイテムは、原料の違いがわかりやすい4本を谷嶋元宏がセレクト。<br>
どれも比較的入手しやすいものですので、動画内のテイスティングコメントを参考に、同じアイテムを飲んでみるのもおススメです。</p>



<p>「谷嶋元宏のウイスキージャーニー」次回の配信日は11/1を予定しています。<br> テーマは「ピート」。こちらもご期待ください。</p><p>The post <a href="https://liqul.com/entry/5781">谷嶋元宏のウイスキージャーニー：第1回～意外と知らない原料のお話～</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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		<title>幻のボトルを求めて　第2回・グレンモーレンジィ</title>
		<link>https://liqul.com/entry/5725</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[谷嶋 元宏]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 07 Aug 2021 09:17:39 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ウイスキーコラム]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://liqul.com/?p=5725</guid>

					<description><![CDATA[<p>この蒸留器の写真を見たウイスキーファンの多くが、グレンモーレンジィ蒸溜所と答えられるだろう。それだけ特徴的で有名な蒸留所といえる。その華やかな香味は万人を魅了しており、スコットランドで最も飲まれているシングルモルトといわ [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://liqul.com/entry/5725">幻のボトルを求めて　第2回・グレンモーレンジィ</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="575" src="https://liqul.com/upimg/2021/08/012-1024x575.jpg" alt="" class="wp-image-5739" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/08/012-1024x575.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/08/012-300x169.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/08/012-768x432.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/08/012-696x391.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/08/012-1392x782.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2021/08/012.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>この蒸留器の写真を見たウイスキーファンの多くが、グレンモーレンジィ蒸溜所と答えられるだろう。それだけ特徴的で有名な蒸留所といえる。その華やかな香味は万人を魅了しており、スコットランドで最も飲まれているシングルモルトといわれている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">風光明媚な北ハイランドの蒸留所</h2>



<p>スコットランド北部観光の玄関口といえばインバネス。その名の通り「ネス川の河口」にあり、歴史を感じさせる趣のある街並みが印象的だ。</p>



<p>ネス川沿いの小高い丘の上にインバネス城があり、その傍らにはフローラ・マクドナルド女史の像が、スカイ島へ向かうボニー・プリンス・チャーリーを心配そうに見送っている。程よくこじんまりした地方都市ではあるが、ネス湖観光の起点となっているためか人通りや観光バスは多い。ネッシーを見たい人はいまだに多いようだ。またオークニー諸島への日帰りツアーもここから出発しており、世界遺産の古代文明遺跡目当ての観光客も集まってくる。お土産屋さんも多く、スコットランドのアーティストの作品なども置いている。フリーマーケットや小洒落たカフェなどもあり、一日ゆっくり過ごしても飽きない魅力がある町である。特に早朝の川沿いの散歩は何とも言えない心地よさがある。やや石造りで北国独特の暗い雰囲気はあるが、個人的にはスコットランドで一番好きな町である（そんなにあちこち行ってはいないが……）。</p>



<p>この町から北ハイランドへの主要道路A9は海岸線を走る風光明媚なルート。ついつい車を停めて写真を撮りたくなってしまうようなポイント「クイーンズ・ビュー」が立て続けに現れる。特に湾にかかる長い鉄橋からの景色は一見の価値がある。ドライブ好きには堪えられないルートといえる。これをインバネスから1時間ほど北上すると、テインの町はずれに古い石組みの建物であるグレンモーレンジィ蒸溜所が現れる。</p>



<p>黄土色の石をくみ上げた昔ながらの建物だが、ビジターセンター内部はモダンで、蒸留所の特徴がよく理解できるアトラクションとなっている。以前はそれほどではなかったが、LVMH傘下になってからだいぶ投資されたようである。フラッグシップであるとともに、やはり観光客が多い土地柄ということもあるのだろうか。</p>



<h2 class="wp-block-heading">片田舎の素朴な蒸留所から、ラグジュアリーな蒸留所へ</h2>



<p>グレンモーレンジィ蒸溜所は、1843年にバルブレア蒸溜所の共同経営者だったウィリアム・マセソンによって創業、1847年から蒸留を開始している。古いビール工場を改造し、もともとジン用の背の高い中古蒸留器を導入したことで有名だ。ネックが5.14メートルと長い蒸留器だったが、これが華やかな風味の源となった。これまではスコットランドで一番背が高い蒸留器だったが、2019年に創業したエディンバラのホリールード蒸溜所の7メートルに抜かれてしまった。まぁ、背が高ければよいというわけではないのだが。</p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://liqul.com/upimg/2021/08/001-1024x575.jpg" alt="" class="wp-image-5727" width="734" height="412" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/08/001-1024x575.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/08/001-300x169.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/08/001-768x432.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/08/001-696x391.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/08/001-1392x782.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2021/08/001.jpg 1500w" sizes="(max-width: 734px) 100vw, 734px" /><figcaption>グレンモーレンジィ外観</figcaption></figure>



<p>その後1918年にマクドナルド＆ミュアー社の所有となり、1996年にグレンモーレンジィ社に社名変更。2004年にルイヴィトン・モエ・ヘネシー社の所有となり、現在に至る。世界的なブランドの傘下となって、蒸留所はより洗練された。特にボトルはよりラグジュアリーな印象に。生産量を上げるため蒸留器も増設され、ビジター用の見学ルートもより整備された。ショップも華やかになった気がする。様々なグッズも作られ、蒸留所限定ボトルも販売されている（だいぶ高額で購入するにはなかなか勇気がいるが……）。</p>



<p>グレンモーレンジィとは、ゲール語で「大いなる静寂の谷」ということらしい。テインの町はずれでドーノッホ湾に面した斜面に佇んでいるロケーションからそう名付けたのだろう。テインは人口1000人程度の静かな町で、周辺は豊かな穀倉地帯である。</p>



<h2 class="wp-block-heading">テインの16人の男たち</h2>



<p>グレンモーレンジィは「テインの16人の男たち」というキャッチコピーでPRをしていたが、実際100年以上もそのような人員だったようだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="693" src="https://liqul.com/upimg/2021/08/008-1024x693.jpg" alt="" class="wp-image-5735" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/08/008-1024x693.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/08/008-300x203.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/08/008-768x520.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/08/008-696x471.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/08/008-1392x942.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2021/08/008.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>グレンモーレンジィ　テインの16人の男</figcaption></figure>



<p>1920年に撮られた白黒写真が有名だが、確かにそこにはフロアモルティング用のショベルを持った人や上等なスーツを着た人まで16名の男が映っている。生産規模が大きくなり、一時その人員は増えたようだが、現在は16名のスタッフで運営されているようだ。蒸留所に最近飾られた1996年の写真も16名が写っている。ちなみに2004年2月には、蒸留所所長、副所長、stillman 4名、mashman 4名、warehouseman 6名で16名となっている。フロアモルティングがなくなり、コンピュータ管理などが進むことで、ワンオペのような蒸留所も増えている中ではむしろスタッフが多い蒸留所といえるのかもしれない。</p>



<h2 class="wp-block-heading">硬水仕込み</h2>



<p>仕込み水は「ターロギーの泉」、スコッチとしては珍しい硬水（硬度190）だ。特にカルシウムが多く含まれているそうだが、これが酵母の働きを安定化させる効果があるとのことだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="575" src="https://liqul.com/upimg/2021/08/005-1-1024x575.jpg" alt="" class="wp-image-5731" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/08/005-1-1024x575.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/08/005-1-300x169.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/08/005-1-768x432.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/08/005-1-696x391.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/08/005-1-1392x782.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2021/08/005-1.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>一般的には、硬水は糖化・発酵がうまくいかないことがあるといわれているが、エディンバラのヘリオット・ワット大学にて醸造学の博士課程を修了したビル・ラムズデン博士が言うのだから、恐らく間違いはないのだろう。博士は統括責任者として世界中を駆け巡り、セミナーを開催されていて、私も数回お会いしたことがある。とてもフレンドリーで偉ぶらない素朴な印象で説明もわかりやすく、質問にも丁寧にお答えいただいた。グレンモーレンジィといえばこの人、といってもよいだろう。1996年の集合写真でも中央に写っている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">デザイナーカスク</h2>



<p>グレンモーレンジィを語る上で欠かせないのが、樽へのこだわりだ。特にメインに使用するバーボン樽については、他のどの蒸留所よりも強いこだわりを持って調達している。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="575" src="https://liqul.com/upimg/2021/08/015-1024x575.jpg" alt="" class="wp-image-5742" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/08/015-1024x575.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/08/015-300x169.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/08/015-768x432.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/08/015-696x391.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/08/015-1392x782.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2021/08/015.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>グレンモーレンジィ　熟成庫</figcaption></figure>



<p>バーボン樽とはアメリカンホワイトオークで新樽を作り、バーボンウイスキーで一度熟成を行った樽のことで、これを払い出した後にスコットランドや日本、ラムなどの生産地に運ばれ、それぞれの酒類が詰められることとなる。基本的にスコッチでは新樽をあまり使わないが、これは樽材成分が強く出てしまい酒質とのバランスが合わないことが多いためである。</p>



<p>グレンモーレンジィでは、樽材の選定から行っている。アメリカはミズーリー州オーザック丘陵などで良質のアメリカンホワイトオークを選び、製材・長期間の天日干しを経て、製樽される。バーボンでは樽の内側を焦がす“チャーリング”が必須で、ここにもこだわりが。遠赤外線による樽内部への加熱
“トースティング”を施し、その後チャーリングを行う際、それぞれの加熱強度や時間などを細かく指定している。その樽を、指定したバーボンやテネシーウイスキーの蒸留所に預けて熟成を施してもらうのである。基本的には4～6年の熟成後にバーボンは払い出され、樽がグレンモーレンジィ蒸溜所へとやってくることになる。このこだわりの樽のことを特に「デザイナーカスク」と呼んでいる。</p>



<p>そのほか、通常スコッチでは行わない新樽での熟成も検討している。実際、今までに以下のような製品もリリースされている。</p>



<p><strong>ミズーリー・オーク・リザーヴ1991－2002（1000本）<br>バー・オーク・リザーヴ1993－2004（1152本）</strong></p>



<p>ミズーリー・オーク・リザーヴはいわゆるアメリカンホワイトオーク（クエルクス・アルバ）だが、バー・オークは亜種のようなもので、これ以外にチンカピン・オークなどもリリースされている。また、これらは新樽熟成100％だが、原酒の一部に使用した製品もリリースされている。新樽熟成の効果も把握したうえで、バーボン樽原酒とのブレンドにより、さらにふくよかな香味を具現化しているのだ。</p>



<h2 class="wp-block-heading">ウッドフィニッシュのパイオニア</h2>



<p>グレンモーレンジィは、他メーカーに先駆けて、様々な樽で数年程度の後熟・フィニッシュをかけた製品をリリースしてきた。これまでは、バーボン樽やシェリー樽で熟成したものをそのままリリースする、もしくはこれらをブレンドしてリリースするのが主だった。つまり熟成中に他の種類の樽に移すということはあまりなされていなかったのだ。</p>



<p>グレンモーレンジィ初のフィニッシュ製品は「1963」といわれている。1963年に蒸留して22年熟成した後、スパニッシュオロロソシェリー樽で１年ほど後熟を行い、1987年にリリースされたものである。その後、1990年代初頭にリリースされた18年も同様にシェリー樽で後熟を行った原酒も使用していたようだ。</p>



<p>初めてラベルにフィニッシュと明記してリリースされたのは、「グレンモーレンジィ　ポートウッドフィニッシュ1975」といわれている。1975年に蒸留してアメリカンオーク樽に詰め、1990年にポート樽に移し、1994年に瓶詰したものだ。1995年にも同スペックのものがリリースされた。その後、アメリカンオークで12年熟成した後に2年間ポート樽で後熟したものが定番品としてリリースされた。</p>



<p>定番品としては、1996年頃からポート樽のほかにシェリー樽とマデイラ樽の計3種類の樽で後熟を行ったものがリリースされるようになった。現在はマデイラ樽の代わりにソーテルヌ樽後熟がリリースされている。</p>



<p>また、限定品もこれまでに多くの製品がリリースされている。コニャックやラムのほか、多くの著名なワイン樽でも後熟が行われている。ワイナリー名は明かされていないが、シャトー・ムートン・ロートシルトやロマネ・コンティ、シャプティエ社エルミタージュ、シャトー・ディケムなどなど、ワイン好きが聞いたらびっくりするようなラインナップだ。ワイン樽後熟については、2003年から数年間、定番品としてフランス・ブルゴーニュ樽で後熟したものもリリースされた。</p>



<h2 class="wp-block-heading">製造工程について</h2>



<p>2019年11月見学時の製造工程を以下に示す。</p>



<h3 class="wp-block-heading">仕込水</h3>



<p>ターロギーの泉　硬水（硬度１９０）　</p>



<h3 class="wp-block-heading">麦芽</h3>



<p>品種　１３バレイ種<br>インバネス３５マイル周辺から収穫<br>１バッチ　１０トン　　週３２０トン<br>Boortmalt社製（ポールズ・モルト製麦工場など）<br>1977年までフロアモルティング<br>フェノール値　ノンピーテッド　　　</p>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://liqul.com/upimg/2021/08/009-747x1024.jpg" alt="" class="wp-image-5736" width="374" height="512" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/08/009-747x1024.jpg 747w, https://liqul.com/upimg/2021/08/009-219x300.jpg 219w, https://liqul.com/upimg/2021/08/009-768x1052.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/08/009-1121x1536.jpg 1121w, https://liqul.com/upimg/2021/08/009-696x954.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/08/009.jpg 1200w" sizes="(max-width: 374px) 100vw, 374px" /><figcaption>麦芽搬入</figcaption></figure></div>



<h3 class="wp-block-heading">ミル</h3>



<p>ポーティアス社製</p>



<p>グリスト比　ハスク：グリッツ：フラワー　＝　20：70：10</p>



<h3 class="wp-block-heading">仕込糖化</h3>



<p>糖化槽　ステンレス製　フルロイタータン（2008年導入）<br>5時間／バッチ　32バッチ／週<br>1st　63.5℃　38000ℓ<br>2nd  84℃　  15000ℓ　⇒　一番・二番麦汁48000ℓを発酵槽へ<br>3rd　96℃　  25000ℓ　　　18℃まで冷却</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="575" src="https://liqul.com/upimg/2021/08/010-1024x575.jpg" alt="" class="wp-image-5737" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/08/010-1024x575.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/08/010-300x169.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/08/010-768x432.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/08/010-696x391.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/08/010-1392x782.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2021/08/010.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>グレンモーレンジィ　糖化槽</figcaption></figure>



<h3 class="wp-block-heading">発酵</h3>



<p>ステンレス製　12基　48500ℓ<br>イースト　マウリ社リキッドタイプ　250ℓ<br>発酵時間　52～54時間<br>8％alc.のモロミ生成</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="575" src="https://liqul.com/upimg/2021/08/011-1024x575.jpg" alt="" class="wp-image-5738" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/08/011-1024x575.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/08/011-300x169.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/08/011-768x432.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/08/011-696x391.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/08/011-1392x782.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2021/08/011.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>グレンモーレンジィ　発酵槽</figcaption></figure>



<h3 class="wp-block-heading">初溜</h3>



<p>11400ℓ　6基　11000ℓ張り込み（発酵槽1つ分を4分割）　　<br>バルジ型　ラインアームほぼ水平　高さ16フィート（5.14ｍ）　<br>間接加熱　4時間<br>冷却器　シェル＆チューブ<br>24％alc.の初留液</p>



<h3 class="wp-block-heading">再溜</h3>



<p>8200ℓ　6基<br>バルジ型　ラインアームほぼ水平<br>69％alc.のニューポット</p>



<p>ミドルカット<br>前溜　30min　　80～72％alc.<br>本溜  3.5hr  　72～60％alc.<br>後溜  2hr　　　60～　％alc.</p>



<p>＊2020年5～9月に2基追加工事中</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="575" src="https://liqul.com/upimg/2021/08/013-1024x575.jpg" alt="" class="wp-image-5740" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/08/013-1024x575.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/08/013-300x169.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/08/013-768x432.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/08/013-696x391.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/08/013-1392x782.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2021/08/013.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://liqul.com/upimg/2021/08/014-575x1024.jpg" alt="" class="wp-image-5741" width="288" height="512" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/08/014-575x1024.jpg 575w, https://liqul.com/upimg/2021/08/014-169x300.jpg 169w, https://liqul.com/upimg/2021/08/014-768x1367.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/08/014-863x1536.jpg 863w, https://liqul.com/upimg/2021/08/014-1151x2048.jpg 1151w, https://liqul.com/upimg/2021/08/014-696x1239.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/08/014.jpg 1200w" sizes="(max-width: 288px) 100vw, 288px" /><figcaption>新しい蒸留塔</figcaption></figure></div>



<h3 class="wp-block-heading">熟成</h3>



<p>樽詰め度数　63.5％alc.<br>加水は仕込水で行う！<br>バーボン樽ファーストフィル＋セカンドフィルがベース<br>ジャック・ダニエル、ヘブンヒル<br>エクストラマチュアード　1994年から先駆け<br>現在、シェリー樽（ラサンタ）、ポート樽（キンタルバン）、<br>ソーテルヌワイン樽（ネクタードール）<br>プライベートエディション　　2009年ソルタナPXから、毎年リリース</p>



<p>蒸留所熟成庫　14棟　多くはダンネージ式＋11樽詰みのラック式<br>現在45万樽貯蔵<br>鏡板色　赤→1stフィル　黒→2ndフィル</p>



<p>年間生産量　650万PAℓ</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="575" src="https://liqul.com/upimg/2021/08/016-1024x575.jpg" alt="" class="wp-image-5743" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/08/016-1024x575.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/08/016-300x169.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/08/016-768x432.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/08/016-696x391.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/08/016-1392x782.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2021/08/016.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>グレンモーレンジィ　熟成庫２</figcaption></figure>



<h2 class="wp-block-heading">ティースプーンモルト</h2>



<p>グレンモーレンジィの特徴の一つとして、ボトラーズに樽を供給しないことが挙げられる。したがって、ボトラーズからは「グレンモーレンジィ」はリリースされていない。とはいえ、生産したものすべてをグレンモーレンジィとして販売しているのかというとそうではない。実際は、他蒸留所のモルトを少量加えたブレンデッドモルト（tea spoon maltともいわれている）「WESTPORT」として、他社に供給している。以前は傘下にあったグレンマレイ蒸溜所の原酒が使われていたが、今は不明だ。</p>



<p>蒸留所詰め以外で「グレンモーレンジィ」がシングルモルトとしてリリースされたのは、スコッチモルトウイスキーソサエティSMWSくらいであろうか。2004年にSMWSの共同経営者となったので、シングルカスク・カスクストレングスでそれなりの樽がリリースされた。現在は共同経営から外れたと聞いているので、今後はあまりリリースされないのではないだろうか。</p>



<h2 class="wp-block-heading">スタンダードボトル「オリジナル10年」をテイスティング</h2>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://liqul.com/upimg/2021/08/017-799x1024.jpg" alt="" class="wp-image-5744" width="599" height="768" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/08/017-799x1024.jpg 799w, https://liqul.com/upimg/2021/08/017-234x300.jpg 234w, https://liqul.com/upimg/2021/08/017-768x984.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/08/017-1199x1536.jpg 1199w, https://liqul.com/upimg/2021/08/017-696x892.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/08/017.jpg 1300w" sizes="(max-width: 599px) 100vw, 599px" /><figcaption>グレンモーレンジィ　オリジナル10年</figcaption></figure></div>



<p>グレンモーレンジィらしさが詰まっている「<strong><a href="https://www.amazon.co.jp/Glenmorangie-%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%A3-11052-%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8-%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%83%8A%E3%83%AB/dp/B001TZ1YX2?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;dchild=1&amp;keywords=%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%A3&amp;qid=1628327648&amp;sr=8-5&amp;linkCode=ll1&amp;tag=liqul-22&amp;linkId=31b4024df3a8e401b4227588ae47c7ea&amp;language=ja_JP&amp;ref_=as_li_ss_tl" target="_blank" rel="noreferrer noopener" aria-label="オリジナル10年（アルコール度数40％） (opens in a new tab)">オリジナル10年（アルコール度数40％）</a></strong>」。スコットランドで最も飲まれているモルトウイスキーであり、日本でも愛飲者が多いボトルである。バーボン樽熟成の特徴が余すことなく感じられ、ある意味究極のボトルといえる。</p>



<h3 class="wp-block-heading">外観</h3>



<p>輝き、透明感のあるイエロー</p>



<h3 class="wp-block-heading">アロマ</h3>



<p>穏やかにやさしく語りかけてくる印象。香り立ちはやや良い。フレッシュな柑橘（ライム・オレンジ）、白桃、バナナ、洋ナシ、ドライアプリコット、オレンジピールバニラ、シナモン、白いパウダースパイス、上白糖、優しいハチミツ、フレッシュミント<br>様々な甘い香りが複雑に絡み合っている</p>



<h3 class="wp-block-heading">フレーバー</h3>



<p>アタックで優しい果実の甘味、心地よい渋味を感じ、その後やわらかい酸がバランスよく広がる。余韻はやや長め、心地よい果実や樽の風味がしっかりと残る。</p>



<h3 class="wp-block-heading">総合</h3>



<p>全体的に華やかでバランスがよい。心地よい甘さがしっかりと楽しめる。</p>



<h2 class="wp-block-heading">コレクターズ・ガイド</h2>



<p>グレンモーレンジィの蒸留所詰めボトルについては、この上ない本がある。『GLENMORANGIE Collector’s Guide』だ。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="958" height="1024" src="https://liqul.com/upimg/2021/08/023-958x1024.jpg" alt="" class="wp-image-5747" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/08/023-958x1024.jpg 958w, https://liqul.com/upimg/2021/08/023-281x300.jpg 281w, https://liqul.com/upimg/2021/08/023-768x821.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/08/023-1436x1536.jpg 1436w, https://liqul.com/upimg/2021/08/023-696x744.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/08/023-1392x1489.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2021/08/023.jpg 1500w" sizes="(max-width: 958px) 100vw, 958px" /><figcaption>グレンモーレンジィ　コレクターズブック</figcaption></figure>



<p>著者はウイスキー愛好家でコレクターでもあるRalf BernhardtとHans Georg Würsching。彼らは「Keepers of the Quaich」にも選ばれている。出版当時の蒸留所所長だったGraham Eunsonが前書きを寄稿しており、ある意味お墨付きを与えられたものである。2005年に本書はリリースされたが、限定品を含めて、ほぼすべてのボトルが掲載されている。文字どおりコレクターや愛好家にとっては、大変参考になる本である。</p>



<p>定番である10年物のボトルについても、その変遷が分かるように掲載されている。様々な樽で後熟を行ったウッドフィニッシュシリーズについても網羅されている。その他、限定品や蒸留所スタッフ向けのボトルまでまとめられていて、これ以上の本はないだろう。</p>



<h2 class="wp-block-heading">幻のボトルを求めて</h2>



<p>限定ボトルを数多くリリースしているグレンモーレンジィ。各ボトルに特徴があり、こだわりも強く感じられるため、どのボトルを幻として選べばよいのか判断に大変困る。今回は、私の独断で4本選んでみたが、もちろんそれ以外にも幻というにふさわしいボトルがあることも承知しているので、ご了承いただきたい。先の『コレクターズ・ガイド』を見直しても、幻だなと思うボトルは10本以上挙げられるのだから。</p>



<p>まずは、先にも挙げた「1963」。グレンモーレンジィ・フリークなら必ず飲んでみたい、ボトルを持っていたいと願うものだろう。残念ながら私の手元にボトルはなく、2回ほど飲んだ程度の経験しかない。現在のハウススタイルであるエレガントで綺麗かつ都会的なウイスキーというよりは、しっかりと穀物や樽のニュアンスが効いた飲みごたえのある印象だったよう記憶している。20年以上前なので、外れていたらご容赦いただきたい。</p>



<p>再度スペックを記すが、グレンモーレンジィ最初のフィニッシュ製品であり、1963年蒸留・22年熟成後、スパニッシュオロロソシェリー樽で１年ほど後熟、1987年にリリースされたものだ（アルコール度数43％）。</p>



<p>次は「ELEGANCE」。21年熟成で、1998年頃に限定でリリースされた（アルコール度数43％）。その名前の通り穏やかな香味もさることながら、このウイスキーの幻たる所以はグレンモーレンジィの特徴的な蒸留器を模したデキャンターに入っていることだ。もちろん実際の割合よりネックは長くないが、それとわかる特徴をとらえた形をしている。バーでは難しいのだが、ご自宅であればスタンダード品を入れて楽しんでいただいても良いだろう。</p>



<p>中身がなくなった後も、しばらくは店内に飾っていたが、グレンモーレンジィを愛するお客様に差し上げることにした。そのためこちらも写真がなく申し訳ないが、ご了承いただきたい。検索すればすぐに見つけられると思う。</p>



<p>次は「THE CULLODEN BOTTLE」。</p>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://liqul.com/upimg/2021/08/019-794x1024.jpg" alt="" class="wp-image-5748" width="397" height="512" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/08/019-794x1024.jpg 794w, https://liqul.com/upimg/2021/08/019-233x300.jpg 233w, https://liqul.com/upimg/2021/08/019-768x991.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/08/019-1191x1536.jpg 1191w, https://liqul.com/upimg/2021/08/019-696x898.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/08/019.jpg 1200w" sizes="(max-width: 397px) 100vw, 397px" /><figcaption>グレンモーレンジィ　カロ―デン</figcaption></figure></div>



<p>カローデンはインバネス郊外の地名で、1746年4月16日にスコットランド士族を中心としたジャコバイト軍とイングランド軍との間で「カローデンの戦いTHE BATTLE OF CULLODEN」が起こった場所である。この時の中心人物は、スコットランド国王ジェームズ7世の孫であるチャールズ・エドワード・ステュアートと、カンバーランド公ウィリアム・オーガスタス。チャールズはボニー・プリンス・チャーリーと呼ばれ、その通り紅顔の美少年だったとのこと。カンバーランド公は、その後の残虐な残党狩りから屠殺者ブッチャーと呼ばれた。この後のイングランドによる弾圧（キルトやタータンの着用禁止や氏族制度の解体など）はスコットランド人にとってこの上ない仕打ちとして記憶に刻まれることとなった。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://liqul.com/upimg/2021/08/020-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-5749" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/08/020-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/08/020-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/08/020-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/08/020-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/08/020-1392x1044.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2021/08/020.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>このボトルは1971年蒸留、1995年10月25日にボトリングされた2500本限定品（アルコール度数43％）。古めかしいハンドメイドのボトルで、蝋封がなされている。このボトルも数回飲んだだけだが、やや枯れて落ち着き、心地よい樽のニュアンスが印象的であった。「カローデンの戦い」の250年後にボトリングされたが、なんとなく語呂合わせ感が否めない……BOTTLE、BATTLE……ちょっと不謹慎な感じもする。</p>



<p>ちなみにこのボトルは私がスコットランドで最初に買ったもの。まだウイスキーについてあまりよく分かっていない時期だったが、それなりの金額だったのでとりあえず買っておこうと……旅先では財布のひもが緩むものだ。</p>



<p>最後は「DISTILLERY MANAGER’S CHOICE」。第3弾までリリースされたこのシリーズの最初のボトルである。</p>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://liqul.com/upimg/2021/08/021-843x1024.jpg" alt="" class="wp-image-5745" width="422" height="512" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/08/021-843x1024.jpg 843w, https://liqul.com/upimg/2021/08/021-247x300.jpg 247w, https://liqul.com/upimg/2021/08/021-768x933.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/08/021-1265x1536.jpg 1265w, https://liqul.com/upimg/2021/08/021-696x845.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/08/021-1392x1690.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2021/08/021.jpg 1512w" sizes="(max-width: 422px) 100vw, 422px" /><figcaption>グレンモーレンジィ　マネージャーズチョイス</figcaption></figure></div>



<p>1981年5月14日蒸留、1998年3月24日ボトリング、320本限定のシングルカスクである（アルコール度数54.5％）。ラベル一枚一枚にデータが手書きされており、濡れた布巾で拭いたときににじんでしまったのが残念。バーボン樽で16年熟成された、前出のラムズデン氏お勧めのボトルである（氏のサイン入り）。ウッドフィニッシュなど様々な手法で工夫を凝らした商品をリリースするグレンモーレンジィだが、やはりそのベースとなっているのは良質のバーボン樽での熟成だと、改めて感じさせてくれる素晴らしいボトルである。華やかな果実や花の甘さ、樽の心地よい甘苦み、熟成感も相まって、ある意味バーボン樽熟成の頂点ともいえる印象である。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://liqul.com/upimg/2021/08/022-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-5746" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/08/022-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/08/022-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/08/022-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/08/022-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/08/022-1392x1044.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2021/08/022.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>このボトルはツアーで蒸留所を訪れた直前のリリースで、運よく購入することができた。ツアー参加者のほとんどが購入したためか店頭のボトルがなくなり、ラムズデン氏自ら倉庫から段ボール箱を抱えて補充されていたのが印象深い。また、そのためなのか、全員がお土産としてクエイクをいただいたのもしっかりと覚えている。1998年当時は、まだ蒸留所を訪れる人も少なく、蒸留所側も見学者ウェルカムな時期で、所長自ら案内をしてくれるようないい時代だった。</p>



<h2 class="wp-block-heading">最後に</h2>



<p>様々なボトルがリリースされ続けているグレンモーレンジィ。コレクター泣かせともいえるが、どれもハイクオリティなので仕方ない。昨今は毎年リリースされる限定ボトルですら入手が困難になっている。 ベースとしてのバーボン樽熟成が妥協なきこだわりをもってなされているのだから、その後の処理次第でいくらでも面白いボトルができてしまう。今後も幻のボトルといえるようなものが数多くリリースされることだろう。 </p>



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			</item>
		<item>
		<title>幻のボトルを求めて　第1回・ラフロイグ</title>
		<link>https://liqul.com/entry/5522</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[谷嶋 元宏]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 22 May 2021 02:05:16 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ウイスキーコラム]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://liqul.com/?p=5522</guid>

					<description><![CDATA[<p>たいそうなタイトルをつけてしまったが、そもそも何をもって「幻」なのか？　いろいろと基準はあるだろう。入手困難な限定品、オールドボトル、一度飲んでずっと印象に残っているが名前が覚えられなかったボトルなどなど。基本、この上な [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>たいそうなタイトルをつけてしまったが、そもそも何をもって「幻」なのか？　いろいろと基準はあるだろう。入手困難な限定品、オールドボトル、一度飲んでずっと印象に残っているが名前が覚えられなかったボトルなどなど。基本、この上なく美味しく、飲みたくてもなかなか飲めないボトルということでよいだろうか。</p>



<p>蒸留所詰めのボトルのみにすべきか、ボトラーズでも素晴らしいものがあるのだが。ボトラーズは基本的に限定品なので、幻のボトルとしては選びやすい。ただ、生まれは一緒だが育ちが違うという難しい部分もある。</p>



<p>ここではあまり深く考えず、今まで私が見聞きしてきたボトル、運良く購入することができたボトルを中心に挙げていくことにする。あれはちがうの？　こっちのほうが……など、いろいろご意見はあると思うが、私の独断にお付き合いいただければと思う。</p>



<h2 class="wp-block-heading">美しい海岸沿いの蒸留所</h2>



<p>スコットランドの西海岸沖にその島はある。スコッチウイスキーの聖地ともいわれ、一度は訪れてみたいと誰もが思う場所。それがアイラ島である。</p>



<p>現在、アイラ島は9つの蒸留所が稼働している。さらに再開予定のポートエレン蒸溜所、ウイスキーエクスチェンジ社により計画進行中の新蒸留所もある。大きさは淡路島や佐渡島と変わらないのに、これだけの蒸留所が稼働しているのだ。その魅力は何といってもピート由来の個性的な香味。特にアイラ島の南岸に位置する3つの蒸留所。本島からのフェリーだと、「ARDBEG」「LAGAVULIN」「LAPHROAIG」と続けて現れるので、否応なくテンションが上がる（ポートエレン港行きの場合で、ポートアスケイグ港行きだと島の反対側なので見られない。少し残念！）。このアイラ南岸三兄弟はそれぞれ2キロ程度しか離れていないのに、それぞれ異なる個性を有しているから面白い。スコッチウイスキーの奥深さを感じさせられるところでもある。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://liqul.com/upimg/2021/05/001-1-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-5526" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/05/001-1-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/05/001-1-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/05/001-1-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/05/001-1-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/05/001-1-1392x1044.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2021/05/001-1.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>ラフロイグ外観</figcaption></figure>



<p>中でもラフロイグは、その代表格として欠かすことのできない蒸留所である。スコッチの蒸留所名はゲール語がほとんどで、その土地の情景を表したものが多い。ここもゲール語で「広い入り江の美しいくぼ地」、まさに名前通りの風景の中、黒い屋根に白い壁、そこには黒文字で「LAPHROAIG」とある。この光景は「自分がアイラ島にいる！」ということを再認識させてくれる。</p>



<h2 class="wp-block-heading">200年を超える歴史とそれを支えた人物</h2>



<p>ラフロイグ蒸溜所は、もともと農家だったジョンストン兄弟によって1815年に創業された。その後、ロングジョン社（1970年～）、アライド・ディスティラリー社（1990年～）、ビーム・グローバル社（2005年～）とオーナーが変わり、現在はビーム・サントリー社（2014年～）の所有となっている。</p>



<p>ラフロイグを語る上で、欠かせない人物が二人いる。</p>



<p>まずはイアン・ハンター氏。彼は創業者の末裔だが、1908年に経営に参画。「10年」をリリースし、アメリカへの進出も手掛けた。また当時、販売権はお隣のラガブーリン蒸溜所のピーター・マッキー氏が所有していたが、これも取り返すことに成功。ラフロイグの発展にこの上なく貢献した人物といえる。</p>



<p>もう一方は、エリザベス・ウィリアムソン女史（愛称ベッシー）。蒸留所に40年勤務し、イアン・ハンター氏の死後に女性初の蒸留所所長、そしてオーナーになった人物だ。その間に蒸留所大改修の陣頭指揮を執り、現在の蒸留所の礎を築いた人物だ。「WILIAMSONウィリアムソン」と聞いてピンとくる方もいるだろう。ラフロイグの蒸留所名を表記することがNGとされているボトルの多くに、この名前が使われているのだから（ブレンデッドモルト表記になっているものもあるが、基本はシングルモルトだとの話もあり、少しややこしいことになっている）。それだけラフロイグにとって重要な人物だったといえるだろう。ちなみに、2000年頃は「REAPFROG」の表記も使われていたが、やはりウィリアムソンのほうが分かりやすいし、しっくりくる。</p>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://liqul.com/upimg/2021/05/008-1-870x1024.jpg" alt="" class="wp-image-5533" width="435" height="512" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/05/008-1-870x1024.jpg 870w, https://liqul.com/upimg/2021/05/008-1-255x300.jpg 255w, https://liqul.com/upimg/2021/05/008-1-768x904.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/05/008-1-696x819.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/05/008-1.jpg 1200w" sizes="(max-width: 435px) 100vw, 435px" /><figcaption>ウィリアムソン</figcaption></figure></div>



<h2 class="wp-block-heading">唯一ロイヤルワラントを授かった蒸留所</h2>



<p>ロイヤルワラントとは、王室に5年以上商品やサービスを提供し、継続的な契約を締結している企業に対する認定書で、簡単に言うと英国王室御用達の証。現在エリザベス女王とチャールズ皇太子、そして先日お亡くなりになられたエディンバラ公爵フィリップ王配（エリザベス女王の夫）のみが認定者（Monarchモナーク）で、それぞれの紋章がある。英国が世界に誇るブランドが多いものの、コカ・コーラ・インターナショナルや英国ソニーなども選ばれている。酒類関係だとウィリアム王子の結婚式でオリジナルワインを提供した、創業約400年のワイン商ベリー・ブロス＆ラッド社も女王と皇太子それぞれからワラントを授与されている。</p>



<p>このロイヤルワラントを120以上あるスコッチ蒸留所の中で唯一授与されたのが、ラフロイグ蒸溜所。認定者はチャールズ皇太子。蒸留所の白壁やボトルラベルにもその紋章が記されている。チャールズ皇太子が最初に蒸留所を訪れたのは1994年、その際にロイヤルワラントを授かったとのこと。その後2008年、2015年と計3回蒸留所を訪ねている。その縁から皇太子のチャリティーボトル用の樽が用意され、別荘地の名を冠した「HIGHGROVEハイグローヴ」がリリースされている。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://liqul.com/upimg/2021/05/002-2-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-5527" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/05/002-2-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/05/002-2-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/05/002-2-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/05/002-2-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/05/002-2-1392x1044.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2021/05/002-2.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>ワラント</figcaption></figure>



<p>ちなみにビーム・サントリー社ではなく、創業時の「D.JOHNSTON &amp; CO.
(LAPHROAIG) &nbsp;LTD.」での登録となっている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">ラフロイグの製法</h2>



<p>2018年11月見学時の製造工程を以下に示す。</p>



<h3 class="wp-block-heading">仕込水</h3>



<p>キルブライド湖　</p>



<h3 class="wp-block-heading">麦芽品種</h3>



<p>コンチェルト<br>フェノール値45ppm（フロアモルティング＋モルトスター）<br>1974年までフロアモルティングのみ　<br>以後ポートエレンモルトスター（1973年建設）から購入した麦芽も使用</p>



<h4 class="wp-block-heading"><strong>＊フロアモルティング</strong></h4>



<p>スコットランドでは7蒸留所のみ<br>麦芽7トン／バッチ × 3面<br>3日浸麦・6日発芽<br>発芽床の部屋の温度は18℃にキープする・換気など行う<br>ピート乾燥15～17時間・無煙炭17～19時間<br>ピートはハンドカット100％、空港近くのピート、年250トン使用<br>30℃以下のクールスモーキングをキープする<br>フェノール値50ｐｐｍ<br>自家製麦率15％（やや減少傾向・以前は20％）</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1500" height="1125" src="https://liqul.com/upimg/2021/05/003-2.jpg" alt="" class="wp-image-5528" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/05/003-2.jpg 1500w, https://liqul.com/upimg/2021/05/003-2-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/05/003-2-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/05/003-2-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/05/003-2-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/05/003-2-1392x1044.jpg 1392w" sizes="(max-width: 1500px) 100vw, 1500px" /><figcaption>フロアモルティング</figcaption></figure>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1500" height="1125" src="https://liqul.com/upimg/2021/05/004-1.jpg" alt="" class="wp-image-5529" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/05/004-1.jpg 1500w, https://liqul.com/upimg/2021/05/004-1-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/05/004-1-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/05/004-1-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/05/004-1-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/05/004-1-1392x1044.jpg 1392w" sizes="(max-width: 1500px) 100vw, 1500px" /><figcaption>発芽中</figcaption></figure>



<h4 class="wp-block-heading"><strong>＊モルトスター</strong></h4>



<p>ポートエレンモルトスター　全体の75～80％<br>クリスプ社ポートゴードンモルトスター　のこり数％<br>ポートエレンの割合は年々減少している<br>フェノール値40ｐｐｍ</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1500" height="1125" src="https://liqul.com/upimg/2021/05/005-1.jpg" alt="" class="wp-image-5530" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/05/005-1.jpg 1500w, https://liqul.com/upimg/2021/05/005-1-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/05/005-1-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/05/005-1-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/05/005-1-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/05/005-1-1392x1044.jpg 1392w" sizes="(max-width: 1500px) 100vw, 1500px" /><figcaption>キルン</figcaption></figure>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1100" height="1467" src="https://liqul.com/upimg/2021/05/006-1.jpg" alt="" class="wp-image-5531" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/05/006-1.jpg 1100w, https://liqul.com/upimg/2021/05/006-1-225x300.jpg 225w, https://liqul.com/upimg/2021/05/006-1-768x1024.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/05/006-1-696x928.jpg 696w" sizes="(max-width: 1100px) 100vw, 1100px" /><figcaption>ピート</figcaption></figure>



<h3 class="wp-block-heading">粉砕</h3>



<p>ミル　ポーティアス社製「Red Bob」<br>1バッチ　5.5トン　(以前は8.5トン)<br>グリスト比　ハスク：グリッツ：フラワー　＝　23：65：12</p>



<h3 class="wp-block-heading">仕込糖化</h3>



<p>糖化槽　フォーサイス社ステンレス製<br>1st　60℃　26500ℓ&nbsp;<br>2nd &nbsp;80℃　26500ℓ　⇒　 一番・二番麦汁を合わせて53000ℓを発酵槽へ<br>3rd　85℃以上　27000ℓ　⇒　次ロットの仕込み水に<br>麦汁を取り出した後のカス（ドラフ）は家畜の餌に</p>



<h3 class="wp-block-heading">発酵</h3>



<p>ステンレス製　6基　<br>53000 ℓの麦汁（糖化１バッチ分）<br>発酵時間50時間　8％alc.のモロミ生成<br>酵母　マウリ社製リキッドイースト　</p>



<h3 class="wp-block-heading">初溜</h3>



<p>10400ℓ　3基　発酵槽のもろみを４分割して張り込む<br>ストレート型　ラインアーム少し上向き<br>間接加熱　5.5時間<br>25％alc.の初留液</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1500" height="1125" src="https://liqul.com/upimg/2021/05/007-1.jpg" alt="" class="wp-image-5532" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/05/007-1.jpg 1500w, https://liqul.com/upimg/2021/05/007-1-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/05/007-1-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/05/007-1-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/05/007-1-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/05/007-1-1392x1044.jpg 1392w" sizes="(max-width: 1500px) 100vw, 1500px" /><figcaption>スチル</figcaption></figure>



<h3 class="wp-block-heading">再溜</h3>



<p>4700ℓ　3基　＋　9400ℓ　1基　　<br>4700ℓの釜に3500ℓ張り込み<br>9400ℓのスチルは何回かに一回使う変則的サイクル<br>ランタン型　10度くらい上向き<br>68％alc．のニューポット</p>



<h4 class="wp-block-heading">ミドルカット</h4>



<p>前溜　45min　　～72％alc.<br>本溜&nbsp; 2hr15min&nbsp;&nbsp;72～60％alc.<br>後溜&nbsp; 2hr　　　　60％alc.～</p>



<h3 class="wp-block-heading">熟成</h3>



<p>樽詰め度数　63.5％alc.<br>熟成庫9棟（ダンネージ式3棟　＋　ラック式6棟）<br>バーボン・バレル主体（メーカーズ・マーク、ジム・ビームなど）<br>エンジェルズ・シェア　年２％<br>年間生産量330万PAℓ／年</p>



<h2 class="wp-block-heading">蒸留所ボトルの変遷</h2>



<p>2000年頃、ラフロイグはバーボン・バレル主体のラインナップで、「10年」「15年」「Original Cask
Strength 57.3%」がリリースされていた。限定品として「1976（1996年頃リリース・5400本）」「1977（1996年頃リリース・12000本）」や、チャールズ皇太子のチャリティーボトル「HIGHGROVE」も2000年前後から幾度かリリースされている。その後、「Quarter Cask（120ℓ程度のやや小さめな樽で後熟を行い、樽由来の風味や甘味を強めたもの）」がリリースされた。</p>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="1400" height="1492" src="https://liqul.com/upimg/2021/05/019.jpg" alt="" class="wp-image-5544" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/05/019.jpg 1400w, https://liqul.com/upimg/2021/05/019-282x300.jpg 282w, https://liqul.com/upimg/2021/05/019-961x1024.jpg 961w, https://liqul.com/upimg/2021/05/019-768x818.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/05/019-696x742.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/05/019-1392x1483.jpg 1392w" sizes="(max-width: 1400px) 100vw, 1400px" /><figcaption>ラフロイグ1976・1977</figcaption></figure></div>



<p>その中、例外的だったのが「30年」。シェリー樽で熟成させたボトルだ。1997年頃、アメリカマーケットと蒸留所のみでの販売だったと記憶している。ということは、1960年代半ばの蒸留。私は1998年の春に蒸留所にて購入したが、その後日本向けの正規品もリリースされた。これまで頑なにバーボン樽での熟成にこだわっていたのに、なぜシェリー樽？　しかも長期熟成？？　蒸留所の方からお聞きしたところ、以下のようなお話があった。アメリカの方が個人的に依頼して詰めた樽（ボトリング数を考えると、それなりの数だと推測される）だったが、その後連絡が途絶え、蒸留所から「そろそろ何とかしてもらえないだろうか……」と問い合わせたところ、その依頼人は既にお亡くなりになっていた。さらに遺族はあまりお酒好きではなかったようで、蒸留所が引き取ったという。</p>



<p>私としては、ウイスキーにまつわる話の中で最もいい話の一つだと思う。飲むことができなかった依頼人の立場としては残念かもしれないが、それでもそんな特別な樽のことを思いながら日々過ごしたのであれば、ワクワクして幸せだったのではと思えてくる。香味については、当初賛否両論だった。シェリー樽のマスキング効果や長期熟成でだいぶ円やかになっていて、ラフロイグ独特のパンチ力が感じにくかったためだ。</p>



<p>2010年代になると、シェリー樽はもちろん、ポート樽やヨーロピアンオークの新樽なども使用したボトルが次々とリリースされ、現在に至る。正規品は年数表記のない「SELECT」と「10年」のみだが、「LORE」「TRIPLE WOOD」「FOUR OAK」「THE 1815」「BRODIR」「PX CASK」などなど、「25年」などの限定品も含め、様々なボトルがリリースされている。</p>



<h2 class="wp-block-heading">スタンダードボトル「10年」をテイスティング</h2>



<p><a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%A2%E3%83%AB%E3%83%88-%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC-%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%82%B0-750ml-%E3%80%90%E6%AD%A3%E8%A6%8F%E5%93%81%E3%80%91/dp/B0029ZFVVW?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;crid=YB9K9M5WXG26&amp;dchild=1&amp;keywords=%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%82%B0+10%E5%B9%B4&amp;qid=1621646956&amp;sprefix=%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%82%B0%2Caps%2C300&amp;sr=8-1-spons&amp;psc=1&amp;spLa=ZW5jcnlwdGVkUXVhbGlmaWVyPUEyNlJXTVpKMzVEMTVIJmVuY3J5cHRlZElkPUEwMTY1MjE2MTNPQVhGQVdJRFFRQyZlbmNyeXB0ZWRBZElkPUEyRVo4MTZCTUZWSVdCJndpZGdldE5hbWU9c3BfYXRmJmFjdGlvbj1jbGlja1JlZGlyZWN0JmRvTm90TG9nQ2xpY2s9dHJ1ZQ%3D%3D&amp;linkCode=ll1&amp;tag=liqul-22&amp;linkId=5bd49cd3c1af37582ed2809e1f027a11&amp;language=ja_JP&amp;ref_=as_li_ss_tl" target="_blank" rel="noreferrer noopener" aria-label="このボトル (opens in a new tab)"><strong>このボトル</strong></a>はアイラの中で一番販売されているモルトウイスキーで、年間350万本以上（2018年当時）も飲まれている。生産量ではカリラが頭一つ抜け出ているが、ブレンデッドの原酒として多く使用されているためだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1500" height="1195" src="https://liqul.com/upimg/2021/05/010-1.jpg" alt="" class="wp-image-5535" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/05/010-1.jpg 1500w, https://liqul.com/upimg/2021/05/010-1-300x239.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/05/010-1-1024x816.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/05/010-1-768x612.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/05/010-1-696x554.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/05/010-1-1392x1109.jpg 1392w" sizes="(max-width: 1500px) 100vw, 1500px" /><figcaption>ラフロイグ10年</figcaption></figure>



<p>また、<strong><a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%A2%E3%83%AB%E3%83%88-%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC-%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%82%B0-750ml-%E3%80%90%E6%AD%A3%E8%A6%8F%E5%93%81%E3%80%91/dp/B0029ZFVVW?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;crid=YB9K9M5WXG26&amp;dchild=1&amp;keywords=%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%82%B0+10%E5%B9%B4&amp;qid=1621646956&amp;sprefix=%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%82%B0%2Caps%2C300&amp;sr=8-1-spons&amp;psc=1&amp;spLa=ZW5jcnlwdGVkUXVhbGlmaWVyPUEyNlJXTVpKMzVEMTVIJmVuY3J5cHRlZElkPUEwMTY1MjE2MTNPQVhGQVdJRFFRQyZlbmNyeXB0ZWRBZElkPUEyRVo4MTZCTUZWSVdCJndpZGdldE5hbWU9c3BfYXRmJmFjdGlvbj1jbGlja1JlZGlyZWN0JmRvTm90TG9nQ2xpY2s9dHJ1ZQ%3D%3D&amp;linkCode=ll1&amp;tag=liqul-22&amp;linkId=5bd49cd3c1af37582ed2809e1f027a11&amp;language=ja_JP&amp;ref_=as_li_ss_tl" target="_blank" rel="noreferrer noopener" aria-label="サントリーの正規品 (opens in a new tab)">サントリーの正規品</a></strong>は43％・750mlであるのに対し、<strong><a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%82%B0-MWLAP10-%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%82%B0-10%E5%B9%B4-40%E5%BA%A6-700ml/dp/B001GLG7C2?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;crid=YB9K9M5WXG26&amp;dchild=1&amp;keywords=%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%82%B0+10%E5%B9%B4&amp;qid=1621646995&amp;sprefix=%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%82%B0%2Caps%2C300&amp;sr=8-5&amp;linkCode=ll1&amp;tag=liqul-22&amp;linkId=199f9e46a31486e5f419f19ea71d3866&amp;language=ja_JP&amp;ref_=as_li_ss_tl" target="_blank" rel="noreferrer noopener" aria-label="並行品 (opens in a new tab)">並行品</a></strong>は40％・700ml。これについても昔から様々な意見が交わされている。私は輸送管理が徹底している正規輸入品が安心なので、並行品は購入しない。蒸留酒とはいえそれなりに温度管理は必要だと考えるので、多少高くてもこちらを選ぶ。蒸留所やインポーターも日本人にはこちらのほうが良いのでは……と考えてくれているだろう。</p>



<h3 class="wp-block-heading">外観</h3>



<p>輝き透明感のある、ややオレンジがかったゴールド</p>



<h3 class="wp-block-heading">アロマ</h3>



<p>穏やかにじわじわ広がってくる印象。香り立ちは中程度。<br>ピート由来（スモーク、黒土、ヨード、かすかにクレゾール、塩素系の鼻を刺す刺激も程ほど。<br>麦芽、ハスク、バニラ、ややオイリー、オレンジ、ほんのりはちみつ、メントール<br>奥から焚き火のコゲ<br>全体的にやや穏やかな印象</p>



<h3 class="wp-block-heading">フレーバー</h3>



<p>アタックでほんのり果実や穀物の甘味を感じた直後、しっかりとしたピート由来の風味が口中に広がる</p>



<p>余韻は長め、心地よいピート（スモーク、コゲ、ヨード）がしっかりと残り、麦芽やトロピカルフルーツ様の甘味がほんのりアクセントになっている</p>



<h3 class="wp-block-heading">総合</h3>



<p>アロマよりフレーバーでピートをより感じられる</p>



<p>全体的に程よいピートのニュアンスでバランスよく楽しめる</p>



<h2 class="wp-block-heading">幻のボトルを求めて</h2>



<p>何をもって「幻」というのか、いろいろと基準はあるだろう。入手困難な限定品、オールドボトル、一度飲んでずっと印象に残っているが名前が覚えられなかったボトルなどなど。基本、この上なく美味しく、飲みたくてもなかなか飲めないボトルということでよいだろう。</p>



<p>蒸留所詰めのボトルが良いのだろうか、ボトラーズで素晴らしいものもあるのだが。ボトラーズは基本的に限定品なので、幻のボトルとしては選びやすい。ここではあまり深く考えず、今まで私が見聞きしてきたボトル、運良く購入することができたボトルを中心に記していくことにする。</p>



<p>今回は、蒸留所に展示されていた3本のボトルについて考えてみることにする（2018年11月時点）。蒸留所が展示しているくらいだから、当然貴重で歴史的な意味合いも強いボトルといえよう。</p>



<h3 class="wp-block-heading">ラフロイグ オールドボトル</h3>



<p>ひとつはボロボロのラベル、かなり古いボトル。14年熟成で、モルトウイスキー表示はない。アメリカ西部地区の輸入代理店Mackenzie Elsbach &amp; Co. Inc.社（サンフランシスコ）向け。イアン・ハンター氏がアメリカに売り込んだボトルなのだろうか？　実際のところ詳細は分からないので、写真参照。</p>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter size-full is-resized"><img decoding="async" src="https://liqul.com/upimg/2021/05/009-1.jpg" alt="" class="wp-image-5534" width="650" height="761" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/05/009-1.jpg 1300w, https://liqul.com/upimg/2021/05/009-1-256x300.jpg 256w, https://liqul.com/upimg/2021/05/009-1-875x1024.jpg 875w, https://liqul.com/upimg/2021/05/009-1-768x899.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/05/009-1-696x814.jpg 696w" sizes="(max-width: 650px) 100vw, 650px" /></figure></div>



<h3 class="wp-block-heading">ラフロイグ40年</h3>



<p>もう一つは「40年」。1960年蒸留で、おそらくラフロイグ史上、最長期熟成品。まさにベッシーが造ったともいえる時期のボトル。カスクストレングスでのボトリングだが、42.4％。「1960」表記のボトルも同アルコール度数だが、飲み比べできなかったので同じなのか違うのか不明。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="761" height="1024" src="https://liqul.com/upimg/2021/05/013-1-761x1024.jpg" alt="" class="wp-image-5538" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/05/013-1-761x1024.jpg 761w, https://liqul.com/upimg/2021/05/013-1-223x300.jpg 223w, https://liqul.com/upimg/2021/05/013-1-768x1033.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/05/013-1-1142x1536.jpg 1142w, https://liqul.com/upimg/2021/05/013-1-696x936.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/05/013-1.jpg 1200w" sizes="(max-width: 761px) 100vw, 761px" /><figcaption>ラフロイグ40年</figcaption></figure>



<p>「40年」は柔らかい中にも芯のある香味だったと記憶している。この手のボトルは表面的に感じられる香味だけでなく、その奥にあるものをいかに感じられるかが大切だと思っている。そのためには、数回飲まなければならない。ラフロイグ特有のはっきりとしたピートやフルーツ感があるわけではないが、言葉であらわせないような上品でまろやかな香味に魅了される。ピート、麦芽、樽、果実のそれぞれのニュアンスが柔らかく、絶妙のバランスでまとまっている。</p>



<p>発売当時で10～12万円だったが、今はオークションでさえあまり目にしない。あったとしても高額すぎて、もう飲むことができない幻のボトルだ。</p>



<h3 class="wp-block-heading">ラフロイグ 1974</h3>



<p>最後は「1974」。2005年に910本限定でリリースされた、シェリー樽熟成の31年物。アルコール度数は49.7％。フランスの酒商であるラ・メゾン・ド・ウイスキー向けとのこと。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1512" height="1791" src="https://liqul.com/upimg/2021/05/017.jpg" alt="" class="wp-image-5542" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/05/017.jpg 1512w, https://liqul.com/upimg/2021/05/017-253x300.jpg 253w, https://liqul.com/upimg/2021/05/017-864x1024.jpg 864w, https://liqul.com/upimg/2021/05/017-768x910.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/05/017-1297x1536.jpg 1297w, https://liqul.com/upimg/2021/05/017-696x824.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/05/017-1392x1649.jpg 1392w" sizes="(max-width: 1512px) 100vw, 1512px" /><figcaption>ラフロイグ1974</figcaption></figure>



<p>当時、バランタインのマスターブレンダーだった「The Nose」ことロバート・ヒックス氏のセレクト。リリースされたこの年に退任されているので、まさに最後の大仕事といった感がする。ヒックス氏とは1999年頃、英国大使館でのバランタインブレンドセミナーでお会いしたことがある。大変大柄だが、気さくにやさしく接していただいた。握手した時の大きく温かい手の印象は、今でも残っている。外階段の喫煙スペースでたばこをふかしていたのも印象的で、こんな吹きっさらしのところで吸っているということはかなりのヘビースモーカー。このクラスの方だと、たばこ程度ではテイスティングはぶれないのだと思った。</p>



<p>香味は「40年」とは異なり、最初からピート感、フルーツ感、シェリー樽感が一体となって、高レベルで主張してくる。なんともいえない満足感が広がり、心地よく複雑な余韻がとても長く続く。外観は濃い褐色で、コテコテのシェリー樽熟成という印象だが、そのわりに余計な渋みやタンニン感などがなく心地よい樽感。トロピカルフルーツのニュアンスもはっきり感じられ、しっかりとしたスモーク主体のピート感と相まってラフロイグの良いところが詰まった印象だ。バーボン樽熟成の素晴らしいボトルも数多くリリースされているが、このシェリー樽熟成のボトルは別格だった。個人的にシェリー樽長期熟成のアイラモルトが好みなのもあるが、今まで飲んだアイラモルトの中でもベストのひとつといえる。</p>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter size-full is-resized"><img decoding="async" src="https://liqul.com/upimg/2021/05/018.jpg" alt="" class="wp-image-5543" width="650" height="867" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/05/018.jpg 1300w, https://liqul.com/upimg/2021/05/018-225x300.jpg 225w, https://liqul.com/upimg/2021/05/018-768x1024.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/05/018-1152x1536.jpg 1152w, https://liqul.com/upimg/2021/05/018-696x928.jpg 696w" sizes="(max-width: 650px) 100vw, 650px" /></figure></div>



<p>この後シェリー樽で熟成されたものがいくつかリリースされたが、残念ながらこのボトルを上回るものはなかった。すべてを飲んでいるわけではないので言い切れはしないが……。通常の白いラベルではなく、黒いためかブラックラフロイグと呼ばれていた「1980（27年・53.4％・972本・5樽よりブレンド）」や「1981（27年・56.6％・736本）」などなど。もちろんこれらも幻のボトルであり、素晴らしいボトルだ。</p>



<p>「1974」は当時5万円程度だったが、今はとてもとても購入できる金額ではなくなっているようだ。こうなると、もう開けることができないボトルのひとつとなってしまった。</p>



<h2 class="wp-block-heading">最後に</h2>



<p>個性的なウイスキーとして好みがわかれる<strong><a href="https://www.amazon.co.jp/s?k=%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%82%B0&amp;__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;linkCode=ll2&amp;tag=liqul-22&amp;linkId=c4314af3e1af35629df26354d84c3054&amp;language=ja_JP&amp;ref_=as_li_ss_tl" target="_blank" rel="noreferrer noopener" aria-label=" (opens in a new tab)">ラフロイグ</a></strong>。しかしその魅力にはまってしまうと、欠かすことのできない相棒となる。 ラフロイグを好きな人は何だかんだで「10年」を求めることが多い。力強いピート感を楽しみたいから。今回、幻のボトルとして挙げた「40年」や「1974」は少し物足りなく感じるのかもしれない。とはいえ、もし見かけたらトライしてみて欲しい。金額はちょっと大変かもしれないが……幻ということでご了承を！ </p>



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			</item>
		<item>
		<title>蒸溜所探訪Vol.6：日本・長濱蒸溜所</title>
		<link>https://liqul.com/entry/5486</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[谷嶋 元宏]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 15 May 2021 00:11:26 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ウイスキーコラム]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://liqul.com/?p=5486</guid>

					<description><![CDATA[<p>滋賀県琵琶湖のほとり、長濱にその蒸留所はあります。蒸留所といっても、元々地ビールを20年以上造っている醸造所であり、その地ビールを楽しめるレストランも併設されています。 元々米蔵だった白壁の建物は、この地が水路を使って京 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://liqul.com/entry/5486">蒸溜所探訪Vol.6：日本・長濱蒸溜所</a> first appeared on <a href="https://liqul.com">LIQUL - リカル -</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>滋賀県琵琶湖のほとり、長濱にその蒸留所はあります。蒸留所といっても、元々地ビールを20年以上造っている醸造所であり、その地ビールを楽しめるレストランも併設されています。</p>



<p>元々米蔵だった白壁の建物は、この地が水路を使って京都大阪へと物資を運ぶ起点であったという歴史的背景を感じさせてくれます。実際に蒸留所の前には米川が流れており、当時の米を運び出すための船着き場があります。訪れた際は水位も低く、船が渡れるような感じではありませんでしたが……。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://liqul.com/upimg/2021/05/002-1-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-5490" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/05/002-1-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/05/002-1-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/05/002-1-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/05/002-1-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/05/002-1-1392x1044.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2021/05/002-1.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>米川</figcaption></figure>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://liqul.com/upimg/2021/05/003-1-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-5491" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/05/003-1-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/05/003-1-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/05/003-1-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/05/003-1-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/05/003-1-1392x1044.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2021/05/003-1.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>船着き場</figcaption></figure>



<p>建物へ入るとすぐ左手にレストラン、右手には２つの銅製のタンクが、その奥に蒸留器が配置されています。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://liqul.com/upimg/2021/05/001-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-5489" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/05/001-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/05/001-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/05/001-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/05/001-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/05/001-1392x1044.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2021/05/001.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>ご案内いただいたのは蒸留責任者の屋久祐輔さん。もともと製造の経験はなく、蒸留所立ち上げ時の採用に申し込んだとのことです。</p>



<h2 class="wp-block-heading">ビール製造との併用による独自の仕込み方法</h2>



<h3 class="wp-block-heading">粉砕機</h3>



<p>麦芽粉砕機はハンガリー製Robix-Qで2本ローラータイプ。レバーを上げるとローラー幅が広がり荒く粉砕され、逆に下げると幅が狭くなり細かく粉砕される仕組みです。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://liqul.com/upimg/2021/05/004-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-5492" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/05/004-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/05/004-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/05/004-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/05/004-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/05/004-1392x1044.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2021/05/004.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>粉砕機</figcaption></figure>



<p>麦芽は英国クリスプ社製など、１バッチ400㎏で仕込みを行っています。25㎏の袋に小分けされており、その際にふるいにかけられ不純物やごみを除いているので、蒸留所ではそのまま粉砕を行っています。1バッチ16袋を使用することになりますが、外のコンテナに常時2～3バッチ分の麦芽を保管しています。現在、ローラー幅は広めにして粗めに粉砕しており、特にグリストの挽き分けはしておらず、グリッツ程度の粒径主体にしています。</p>



<p>ノン・ピーテッド麦芽のみ、ヘビリー・ピーテッド麦芽のみ、この2種類の麦芽をミックスした場合など、ピートレベルの異なる麦芽で仕込みを行っています。</p>



<h3 class="wp-block-heading">糖化槽</h3>



<p>糖化工程は、他のモルトウイスキー蒸留所と少し異なります。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://liqul.com/upimg/2021/05/005-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-5493" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/05/005-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/05/005-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/05/005-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/05/005-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/05/005-1392x1044.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2021/05/005.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>糖化槽</figcaption></figure>



<p>パッと見ると糖化槽が2基あるように見えますが、右にあるのはケトルと呼ばれる槽（ボヘミアンブリューワリーインポーターズ社製・銅製・容量2000ℓ）で、ビール製造時に麦汁を煮沸し、ホップを加えるためのものです。ただ、この槽もモルトウイスキー製造で使用しています。左が発酵槽（ステンレス製）ですが、上下2層になっています（容量は各層1000ℓ）。上段（下部にやや粗めの濾過板フィルター4枚）で糖化を行い、下段はクリーンな湯用のタンクになっています。</p>



<p>粉砕麦芽に、一番麦汁用の仕込み水（1000ℓ・65℃）を加え、45分間静置します。その後濾過して、ケトルに保管。二番麦汁用の仕込み水（1000ℓ・80℃）をスパージングし、その後、ケトル内の一番麦汁を再度糖化槽へ戻しつつ麦汁を循環（20～30分間）させます。ここで濾過を繰り返し、清澄度を上げていく工程となります。2つの槽をつなぐパイプにはガラスの部分があり、ここで麦汁の清澄度を確認します。一番麦汁はやや濁った状態ですが、循環を続け指が透けて見える程度になった段階で終了し、ケトルに麦汁（1900ℓ）が集められます。三番麦汁用の仕込み水（1000ℓ・90℃）は、次ロットの一番麦汁用の仕込み水に使われます。その後、麦汁は夏には26℃、冬では22℃まで冷却し、発酵槽に移します。</p>



<h3 class="wp-block-heading">発酵槽</h3>



<p>発酵槽はステンレス製で容量2000ℓが6基、ここに1900ℓの麦汁を張り込みます。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://liqul.com/upimg/2021/05/007-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-5495" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/05/007-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/05/007-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/05/007-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/05/007-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/05/007-1392x1044.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2021/05/007.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>発酵槽</figcaption></figure>



<p>基本は4基がウイスキー用で、残り2基がビール用。ビールからウイスキーに変更する際はそのまま使用できますが、ウイスキーからビールに変更する際は洗浄が必要となります。</p>



<p>発酵時間は72時間（ビールは2～3週間）、月に30バッチ以上・最大35バッチ（ビールは5バッチ程度）仕込みます。発酵槽の上部と下部に温度センサーがあり、上限33℃に設定しています。</p>



<p>酵母はウイスキー用ドライイーストの新品を毎回使用しています。培養酵母も使用したことがありますが、発酵不良となり現在は使用していません。ビールの場合は温度を下げると酵母が沈んでくるので回収して再利用しています。ステンレス製なのはビールも発酵させているためで、木桶発酵槽は使えないとのこと。</p>



<p>糖度14.5％で発酵開始し、もろみのアルコール度数は8.1％程度になります。</p>



<p>発酵槽１基分のもろみを2分割して、2つの初留釜に投入します。</p>



<p>ビールの場合は発酵終了後、そのままサービングタンクで保管します。</p>



<h2 class="wp-block-heading">日本最小クラスのウイスキー蒸留器</h2>



<p>蒸留器は、現在容量1000リットルのものが3基。ポルトガル・ホヤ社製の銅製蒸留器はひょうたんのような形状で、ラインアームが細いパイプになっているのが特徴で、クラフト蒸留所では多く使用されています。以前は、容量1000ℓと500ℓの2基で行っていましたが、2018年冬から現在のシステムに。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://liqul.com/upimg/2021/05/008-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-5496" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/05/008-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/05/008-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/05/008-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/05/008-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/05/008-1392x1044.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2021/05/008.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>蒸留器</figcaption></figure>



<p>3基のうち2基が初留釜で、それぞれに950ℓのもろみを投入します。各釜から300ℓ・アルコール22％の初留液を得て、前ロットの前後留分180ℓを加えた合計780ℓを再留釜に投入します。再留はアルコール78％程度から始まり、76％までの10～13分間を前留分として取り出します。ノン・ピーテッド麦芽の場合はアルコール76～61％まで（ヘビリー・ピーテッド麦芽の場合は59％まで）、容量200ℓ・バレル1樽分の本留液を得ます。それ以降はアルコール5％までを後留分として取り出します。初留・再留ともに、冬は8時間、夏は10時間かけて蒸留しています。</p>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://liqul.com/upimg/2021/05/009-804x1024.jpg" alt="" class="wp-image-5497" width="402" height="512" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/05/009-804x1024.jpg 804w, https://liqul.com/upimg/2021/05/009-235x300.jpg 235w, https://liqul.com/upimg/2021/05/009-768x979.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/05/009-696x887.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/05/009.jpg 1200w" sizes="(max-width: 402px) 100vw, 402px" /></figure></div>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://liqul.com/upimg/2021/05/010-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-5498" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/05/010-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/05/010-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/05/010-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/05/010-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/05/010-1392x1044.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2021/05/010.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>各留液はプラ製の小さめのハンディタンク（恐らく20ℓ程度）にとり、その後保管用のタンクに移します。レイアウト的に直接保管タンクに溜めることができないためです。保管用タンクは全部で4基。初留液用が２基、本留液用と前後留液用が各1基。</p>



<figure class="wp-block-image size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://liqul.com/upimg/2021/05/012-989x1024.jpg" alt="" class="wp-image-5500" width="734" height="759" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/05/012-989x1024.jpg 989w, https://liqul.com/upimg/2021/05/012-290x300.jpg 290w, https://liqul.com/upimg/2021/05/012-696x721.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/05/012.jpg 1200w" sizes="(max-width: 734px) 100vw, 734px" /><figcaption>留液</figcaption></figure>



<p>蒸留器の加熱方法はコイル状スチーム加熱。留液の温度管理も行っており、蒸留釜のボディ上部、ヘッド部、冷却器、留液取り出し部にそれぞれ温度計がセットされています。冷却器は水道水を使用しているため、夏場は冷却効率が悪くなることがありますが、30℃以上にはならないようにしています。</p>



<div class="wp-block-image"><figure class="aligncenter size-large is-resized"><img decoding="async" src="https://liqul.com/upimg/2021/05/011-1024x1002.jpg" alt="" class="wp-image-5499" width="512" height="501" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/05/011-1024x1002.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/05/011-300x293.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/05/011-768x751.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/05/011-696x681.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/05/011-1392x1362.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2021/05/011.jpg 1512w" sizes="(max-width: 512px) 100vw, 512px" /><figcaption>冷却器</figcaption></figure></div>



<p>熟成は、蒸留所内に数樽保管していますが、あとは15分ほど離れた倉庫にて行っています。サイズはオクタブからバットまで、クオーターカスク（約120ℓ）がメインで、コーヴァル蒸留所の樽（30ガロン・約110ℓ）も使用しています。</p>



<h2 class="wp-block-heading">テイスティング・アイテム</h2>



<p>まずはＡＭＡＨＡＧＡNシリーズから。これらは長浜蒸溜所の3年熟成モルト原酒と海外モルト原酒をブレンドしたもので、飲みやすく樽の個性を楽しんでもらうことをコンセプトに。また、蒸留所としてはブレンドの技術を習得することも目的としています。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="768" src="https://liqul.com/upimg/2021/05/013-1024x768.jpg" alt="" class="wp-image-5501" srcset="https://liqul.com/upimg/2021/05/013-1024x768.jpg 1024w, https://liqul.com/upimg/2021/05/013-300x225.jpg 300w, https://liqul.com/upimg/2021/05/013-768x576.jpg 768w, https://liqul.com/upimg/2021/05/013-696x522.jpg 696w, https://liqul.com/upimg/2021/05/013-1392x1044.jpg 1392w, https://liqul.com/upimg/2021/05/013.jpg 1500w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /><figcaption>試飲ボトル</figcaption></figure>



<ul class="wp-block-list"><li><strong><a href="https://www.amazon.co.jp/%E9%95%B7%E6%BF%B1%E8%92%B8%E7%95%99%E6%89%80-%EF%BC%A1%EF%BC%AD%EF%BC%A1%EF%BC%A8%EF%BC%A1%EF%BC%A7%EF%BC%A1%EF%BC%AE-%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%8F%E3%82%AC%E3%83%B3-%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%A2%E3%83%AB%E3%83%88-%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3/dp/B07KWTXGXC?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;crid=XVHQGUCVHK28&amp;dchild=1&amp;keywords=%E9%95%B7%E6%BF%B1+%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC&amp;qid=1620969682&amp;sprefix=%E9%95%B7%E6%BF%B1%E3%80%80%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%82%B9%2Caps%2C321&amp;sr=8-7&amp;linkCode=ll1&amp;tag=liqul-22&amp;linkId=ca34d2df72341e9981dc2aee1bb229b8&amp;language=ja_JP&amp;ref_=as_li_ss_tl" target="_blank" rel="noreferrer noopener" aria-label="Malt Whisky Edition No.1 (opens in a new tab)">Malt Whisky Edition No.1</a></strong></li><li><strong><a href="https://www.amazon.co.jp/%EF%BC%A1%EF%BC%AD%EF%BC%A1%EF%BC%A8%EF%BC%A1%EF%BC%A7%EF%BC%A1%EF%BC%AE-%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%8F%E3%82%AC%E3%83%B3-%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5-%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%A2%E3%83%AB%E3%83%88-%E2%96%A0%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%892020%E3%81%A7%E9%83%A8%E9%96%80%E6%9C%80%E9%AB%98%E8%B3%9E%E5%8F%97%E8%B3%9E/dp/B07WRFPKJ9?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;crid=XVHQGUCVHK28&amp;dchild=1&amp;keywords=%E9%95%B7%E6%BF%B1+%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC&amp;qid=1620969682&amp;sprefix=%E9%95%B7%E6%BF%B1%E3%80%80%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%82%B9%2Caps%2C321&amp;sr=8-2&amp;linkCode=ll1&amp;tag=liqul-22&amp;linkId=51af6346f59ae869e66b01091ac01f32&amp;language=ja_JP&amp;ref_=as_li_ss_tl" target="_blank" rel="noreferrer noopener" aria-label="Malt Whisky Edition No.3 Mizurana Wood Finish  (opens in a new tab)">Malt Whisky Edition No.3 Mizurana Wood Finish </a></strong></li><li><strong><a href="https://www.amazon.co.jp/AMAHAGAN-yamazakura-%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%8F%E3%82%AC%E3%83%B3-%E5%B1%B1%E6%A1%9C%E3%82%A6%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5-%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%A2%E3%83%AB%E3%83%88/dp/B082KSK6NZ?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&amp;crid=XVHQGUCVHK28&amp;dchild=1&amp;keywords=%E9%95%B7%E6%BF%B1+%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC&amp;qid=1620969682&amp;sprefix=%E9%95%B7%E6%BF%B1%E3%80%80%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%82%B9%2Caps%2C321&amp;sr=8-4&amp;linkCode=ll1&amp;tag=liqul-22&amp;linkId=62606e74b11a47c0f7a70672cba58160&amp;language=ja_JP&amp;ref_=as_li_ss_tl" target="_blank" rel="noreferrer noopener" aria-label="Malt Whisky Edition 山桜 Yamazakura Wood Finish (opens in a new tab)">Malt Whisky Edition 山桜 Yamazakura Wood Finish</a></strong></li></ul>



<p>続いて長浜蒸溜所の原酒3種類をテイスティングさせていただきました。</p>



<ul class="wp-block-list"><li>Bordeaux Red Wine Cask Finish #0986&nbsp; 60.6%<br>2017/11/25 1st Fill Bourbon → 2020/06/23 2nd Fill Bordeaux Red　</li><li>Bourbon樽熟成サンプル #0049 50.3%<br>3年熟成　　</li><li>Koval樽熟成サンプル #0614 63.7%<br>1年4カ月　アメリカンホワイトオーク・チャー弱め　30ガロン（約110ℓ）</li></ul>



<p>※テイスティングの詳細については、以下の「LIQUL」掲載の記事を参照してください。</p>



<figure class="wp-block-embed-wordpress wp-block-embed is-type-wp-embed is-provider-liqul-リカル"><div class="wp-block-embed__wrapper">
<blockquote class="wp-embedded-content" data-secret="Ncs2h4wtz4"><a href="https://liqul.com/entry/5239">ジャパニーズクラフトウイスキーの現在 Vol.2：長濱蒸溜所編【後編】</a></blockquote><iframe loading="lazy" class="wp-embedded-content" sandbox="allow-scripts" security="restricted"  title="&#8220;ジャパニーズクラフトウイスキーの現在 Vol.2：長濱蒸溜所編【後編】&#8221; &#8212; LIQUL - リカル -" src="https://liqul.com/entry/5239/embed#?secret=Ncs2h4wtz4" data-secret="Ncs2h4wtz4" width="600" height="338" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no"></iframe>
</div></figure>



<h2 class="wp-block-heading">新しいことへのチャレンジ</h2>



<p>長年クラフトビール醸造所として地域に根差していますが、新たに何か別のものを付加させたいという思いからウイスキー造りに参入。もともと発酵についてのノウハウがあることも後押しになりました。2016年創業なので、現在のクラフト蒸留所ブームの走りといえます。スコットランドでクラフト蒸留所として様々な情報を発信しているストラスアーン蒸溜所を参考にして、短期間でよい熟成が進む傾向にある小型の蒸留器を採用。また、この盆地と琵琶湖のほとりという長浜独特の気候も熟成に向いていると考えられます。香味のコンセプトは「モルティ＆スウィートネス」。 </p>



<p>創業以来、麦芽の挽き分け具合やミドルカット、バレルエントリーのアルコール度数など様々な工程の変更・改良を行ってきましたが、まだまだ改良点はあるとのこと。日々進歩することが可能なのがクラフトの醍醐味、これからがより楽しみな蒸留所です。</p>



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