amour ~愛おしき大切なもの~
「amour」フランス語で「愛情」「愛おしい人」という意味です。
この甘い言葉をそのまま液体にしたような甘美なお酒があります。
これからのバレンタインやホワイトデーに、あなたの「amour」とともにお楽しみください。
もちろんご自分自身へのご褒美としても……
また「amour」には「情熱の対象」という意味もあります。
これらをつくられている方々の情熱も感じ取っていただければ……
農家さんが造る自然の恵みを具現化したリキュール「大三島リモンチェッロ」
「リモンチェッロ」というお酒をご存知でしょうか?
イタリアはカプリ島などでつくられているレモンのリキュールです。
これを愛媛県大三島で手造りしている農家さんがいます。
「リモンチェッロ」はレモンの皮を使いますので、基本的に農薬はNG。つまり、大変な手間がかかります。
Limoneリモーネさんが造るリモンチェッロは無農薬の島レモンを使うのはもちろんのこと、香料や着色料・酸味料などの添加物も使用していません。また、時期に合わせたレモンや柑橘類を使用していますので、毎回限定生産で一期一会の味わいとなっています。まさに自然とともに造られているリキュールといえます。
レモンの皮の苦みを連想させるパンチのある香りが広がりますが、アルコール感はきつくなく、奥から品の良い甘さも感じられます。味わいは甘・酸・渋・苦味が大変バランスよく感じられ、余韻でレモンの酸味が心地よくきれいに広がります。自然に逆らうことなく造られているためか、まったくストレスを感じない味わいとなっています。
保存料無添加ですので、開栓後は冷凍庫で保存を。そのままストレートで、ゆっくりと温度が上がることによる変化をお楽しみください。またソーダ割りやアイスクリームにかけたりするのもおススメです。
お問い合わせ先
リモーネ:http://www.limone2.com/
甘露!リンゴのエッセンスを凝縮した至高の味「ジブレ」
日本ではリンゴは多くの場合生食で楽しまれていますが、フランスのノルマンディ地方ではこれをお酒としても楽しんでいます。フランスのブドウ栽培北限より北にある地のため、ブドウではなくリンゴでお酒を造っているのです。代表的なものとしてはブランデーのカルバドス、発泡性醸造酒のシードルがあります。
このシードルの中でも、ひときわ異彩を放っているのがデュポン社の造る「Givre(ジブレ)」で、カナダやドイツが誇るアイスワインのような製法で作られています。
通常のシードルを低温で半凍結させ、プレスすることで氷分を取り除き、凍っていない液体を取り出してエッセンスを濃縮させる方法です。ただ甘味が強いだけではなく、酸味や渋味もしっかりとバランスよく広がります。まさに、リンゴのよさが全てギュッと濃縮された深い香味になっています。
アルコール度数も6%ですので、冷蔵庫で冷やしてそのままゆっくりと味わってください。
お問い合わせ先
スリーリバーズ
TEL:03-3926-3508
e-mail:trivers@m17.alpha-net.ne.jp
ピノ・デ・シャラント コニャックのもう一つの楽しみ
フランスには蒸留酒とその原料の果汁を混ぜて樽熟成させたお酒 Vin de Liqueur ヴァン・ド・リクールがあります。ちょうど親子丼みたいな感じでしょうか……。相性が悪い訳ありませんね。
代表的なものにはコニャックとブドウ果汁のピノ・デ・シャラント、アルマニャックとブドウのフロック・ド・ガスコーニュ、カルバドスとリンゴのポモー・ド・ノルマンディなどがあります。どれも品の良い自然な甘さがあり、冷やしてデザートとしてゆっくりと味わいたいお酒です。
最近は、コニャックの造り手さんがブドウジュースを限定でリリースしています。コニャックの原料である白ブドウのユニ・ブラン種100%のジュースです。高貴な香りと甘みはもちろんのこと、キレの良い酸味も魅力です。ヴィンテージによって微妙に異なり、まさにテロワールを表現した一期一会の味わいです。
このジュースとコニャックをカクテルとして即席のピノ・デ・シャラントを楽しみましょう。
ワイングラスに氷を入れてコニャックを注ぎ、コニャックの2~5倍量のブドウジュースをお好みで加えます。それぞれ単体でも十分楽しめますが、カクテルにするとより深みのある味わい、まさにマリアージュを体感できます。
市販のピノ・デ・シャラントとは異なるフレッシュな味わいが魅力です。今回は、1969年から有機栽培をしているコニャックの造り手ギュイ・ピナール Guy Pinard さんのコニャックとジュース(レジ・ブル Raisi Bulle )でつくってみました。
お問い合わせ先
NOZOMI株式会社:TEL 03-6240-3090
BARでしか体験できない特別なマリアージュ「アトリエAirgead」
オーセンティックバーでのみ楽しめるチョコレートがあります。
アトリエAirgead(アールガッド)の須藤銀雅さんは、ウイスキーやブランデー・ポートなどお酒とのマリアージュをバーで楽しむためのチョコレートをつくっています。そのため、一般のお店などでは購入できません。
その味わいは個性的で、様々な食材を大胆に組み合わせており、多層的なフレーバーになっています。イタリア産高級きのこであるポルチーニや、ヤギ乳からつくられるチーズのシェーブルなどを使用した個性的な味わいのもの、味噌や昆布・カボチャなどあまりチョコレートでは使われない和のテイストのもの、オーソドックスにスパイスやフルーツを効かせたものまで幅広くラインアップがあり。様々なお酒とのマリアージュを楽しむことができます。バーでこのチョコレートを見かけましたら、ぜひバーテンダーとご相談の上、お試しください。
マリアージュは正解がひとつではありません。定番の組み合わせが決してベストではありませんし、意外な組み合わせがより楽しいこともあります。また相性の悪いことを体験するのも大切です。いろいろと試行錯誤を繰り返すことでよりよいマリアージュにたどり着けることができると思います。
なによりお酒とチョコレートなどのフードとのマリアージュを通じて、バーでの時間をより楽しんでいただけることでしょう。
なお現在お取り扱いいただけるバーも募集しております。
お問い合わせ
アトリエ Airgead :https://atelier-airgead.amebaownd.com/
ポルトガルの至宝「Port(ポート)」
ワインの中に、「酒精強化ワイン」とよばれるものがあります。ワインの発酵途中、もしくは終了後にブランデーを添加(酒精強化)したもので、通常のワインがアルコール度数12~14%なのに対して15~22%程度まで高めたものです。
これによって温度管理が簡易になり、大航海時代以降、船の積荷としても耐えられたため世界中に広まりました。代表的なものにスペインのシェリー、ポルトガルのポートやマデイラ、イタリアのマルサラ、フランスのバニュルスやミュスカ・ド・ボーム・ドゥ・ヴィニーズなどがあります。いずれも、その国の気温の高いエリアで造られています。
その中で、ポルトガルが世界に誇る酒がポートです。北部のドウロ河上流のドウロ地域で栽培されたブドウからつくられたワインを、河口のポルトという港町で熟成させたワインのことです。ポートは、大きく3つのタイプに分かれます。
ホワイトポートは白ワインがベース。
ルビーポートは赤ワインをベースに熟成中は酸化させないフルーティーでリッチなタイプ。
トウニーも赤ワインベースですが、こちらは酸化熟成を行いドライフルーツやスパイスを連想させる味わいのタイプ。
この中ではルビーの生産量が圧倒的に多く、基本は甘口ですが、その度合いはメーカーやブランドによって異なります。
他の酒精強化ワインが白ワインベースなものが多い中、ルビーポートは赤ワインベースゆえのコクとフルーティーさが大変魅力です。またルビーポートにはデイリーに楽しめるもののほかに、より上等なヴィンテージポートがあります。ブドウの良い年にのみ造られ瓶内で長期間の熟成が可能となるのでより深い味わいが楽しめます。まさに陶酔感のあるこの上ない時間を楽しむことができます。
食後はもちろんのこと、夜寝る少し前に軽く一口楽しむのもおススメです。
まさに液体の宝石「マリエンホーフ」
これほどエレガントでありながら、しっかりと素材の個性を感じられるリキュールがあるだろうか?
マリエンホーフのリキュールを楽しむと、いつも感じることです。香りは上品かつ複雑で、洗練されています。味わいはアルコール感がほとんど感じられず、まろやかでまさにビロードのようです。それでいて甘味・酸味・旨味がバランスよく複雑で、余韻も長く心地よい時間が流れます。カクテルもよいですが、そのままストレートで軽く冷やす程度にして楽しんでいただければと思います。
もともとマリエンホーフ社は、ドイツ・ファルツ地方の優れたワイナリーです。そこでとれた白ブドウ・リースリング種主体のブランデーをベースに、リキュールを製造しています。
リキュールの素材はブドウやベリー・桃・栗など様々な果実をはじめ、バラやサクラ・百合の花なども使われます。そのほかチョコレートや紅茶・バタースコッチなど、多くの種製品をリリースしています。特にチョコレート・リキュール「ノアール・ショコラーデ・リケール」は上質なカカオの風味を楽しめます。素材にこだわって丁寧に造られていますので、生産量は少なくなってしまいます。
ボトルもマリエンホーフ社専属のマイスターが作り上げるハンドメイドです。シンプルな細長いもののほかに、様々なボトルが作られています。お部屋のインテリアとしてもおススメです。
お問い合わせ
株式会社エーデルリケール:http://www.e-raku.com