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カザフスタンのBAR事情

カザフスタンへ、バーテンダーとしてセミナー講師及び店舗でのゲストバーテンダーをしてきた。

日本人で中央アジアに属するカザフスタンという国に関して詳しい人はそんなに多くはないだろう。中央アジアに属するカザフスタンは旧ソ連から1991年に独立した国。夏と冬の寒暖差が著しく、大陸性気候により降雨量が少ないステップ地帯。

歴史的に遊牧の民である。遊牧の民ならば、やはり乳製品。馬乳酒(クミス)が有名だ。肉食が中心の遊牧民がビタミン、ミネラルを補う為に馬乳酒を飲む。当然カザフスタンの伝統的な酒はとなると、モンゴル同様馬乳酒だ。

そんな伝統的なものもあるが、今日のカザフスタンでは嗜好品文化の多様化が進み、BARもまたたくさん出現している。

なぜたくさんBARが出現しているのか? それはカザフスタンの著しい経済発展によるところが大きい。隣国中国、習近平主席が数年前に打ち出した現代版シルクロード(一帯一路)。もともと潤沢にあったオイルマネーに加え、中国からの貿易や投資の要衝となり、オイルマネー&チャイナマネーの二重スパイラルが完成。他の中央アジア諸国と比べると群を抜いて、カザフスタンは爆発的に投資が進む国なのである。

そこにモスクワから優秀なバーテンダーがカザフスタンへコンサルタントとして流入して新しいBARを立ち上げ、現地の人材も育ってきており、酒類グローバル企業も力を入れているというのが現状だ。

元々BAR文化が少なかった国。ネットの時代により彼らは様々な国のBAR文化を吸収して成長している。無論、日本のBAR文化もよく知っていた。とりわけ銀座のBARの歴史にも精通しているバーテンダーもいた。僕らからすると情報が乏しい国の方が日本を知ってくれているのは光栄なことである。

この記事を書いた人

鹿山 博康
鹿山 博康https://ameblo.jp/kayama0927/
1983年生まれ。20歳の時にバーテンダーを志す。2013年7月独立し、アブサン・ジン など薬草酒を中心としたバー、Bar BenFiddichを開業する。自身の畑を外秩父の麓・ときがわ町に所有し、そこで採取したボタニカルをカクテルに使う。2015年ボタニスト・ジン・フォリッジ・カクテルコンペティション 優勝。2016年『drink nternational』より、「AsiaBest Bar 50」にて21位に選出される。
鹿山 博康
鹿山 博康https://ameblo.jp/kayama0927/
1983年生まれ。20歳の時にバーテンダーを志す。2013年7月独立し、アブサン・ジン など薬草酒を中心としたバー、Bar BenFiddichを開業する。自身の畑を外秩父の麓・ときがわ町に所有し、そこで採取したボタニカルをカクテルに使う。2015年ボタニスト・ジン・フォリッジ・カクテルコンペティション 優勝。2016年『drink nternational』より、「AsiaBest Bar 50」にて21位に選出される。