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ニューイングランドIPA

ここ何年かニューイングランドIPA(NEIPA)というスタイルが人気です。「ニュー “イングランドIPA”」ではなく、「“ニューイングランド” IPA」です。ニューイングランドとは米国北東部のメーン、ニューハンプシャー、バーモント、マサチューセッツ、ロードアイランド、コネチカットの6州からなる地域のことです。

クラフトビールで常に人気のあるスタイルは、カリフォルニアを中心に発展した「ウエストコーストIPA」(WCIPA)です。モルトやイースト由来のフレーバーを抑え、ホップのキャラクターを前面に出します。ホップは、センテニアル、コロンバス、シムコなどで、柑橘っぽく、ドライなビールが多いです。

NEIPAは2016年頃ブレイクし、全米で造られています。

WCIPAと異なる特徴は、苦くなく、オレンジジュース並みに濁っていて、オーツや小麦を使い、口当たりがソフト(口当たりがソフトになるような水質調整もします)。シトラ、モザイク、エルドラドなどフルーツキャラクターのホップを多用し、とにかくトロピカルフルーツジュースみたいなビールです。 WCIPA同様にモルトキャラクターは抑えますが、イーストは、よりエステルを生成する英国系を使用し、これもジュースっぽさに寄与します。 NEIPAの原点は、アンフィルターIPAです。フィルターで、いろんなキャラクターが消えることを嫌ったためですが、結果、濁ります。21世紀初頭バーモントのThe AlchemistというブルワリーでHeady TopperというアンフィルターIPAが造られます。これが最初の濁ったIPAでした。それが、どんどんエスカレートして行ってNEIPAにつながります。

この記事を書いた人

藤浦 一理
藤浦 一理http://snarkliquidworks.com/
合同会社スナーク リキッドワークス代表。クラフトビール醸造所開設に向けて準備中。ビール関連の執筆やビールコンペティションの審査員を勤める。2004年、ビール飲み手の非営利全国団体「グッドビアクラブ」の会を発足。会長を約7年勤める。Watering Hole にて、ビールに関する講習会「Saturday Evening Beer Live」を開催中。ビールの専門分野はアメリカで、ビールを飲むだけが目的で行った州が38州+DCで39。
藤浦 一理
藤浦 一理http://snarkliquidworks.com/
合同会社スナーク リキッドワークス代表。クラフトビール醸造所開設に向けて準備中。ビール関連の執筆やビールコンペティションの審査員を勤める。2004年、ビール飲み手の非営利全国団体「グッドビアクラブ」の会を発足。会長を約7年勤める。Watering Hole にて、ビールに関する講習会「Saturday Evening Beer Live」を開催中。ビールの専門分野はアメリカで、ビールを飲むだけが目的で行った州が38州+DCで39。