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もうひとつのブランデー・アルマニャックを探る

ブランデーといえばコニャック!コニャックは知名度や生産量、その品質など、どれをとっても「蒸留酒の王様」という名にふさわしい風格を備えています。50年はおろか、100年・200年を超える古酒が陶酔感をもって楽しめる蒸留酒は他にありません。

フランス北西部ノルマンディ地方でリンゴから造られるカルバドスもまた、その高貴なアロマで人を魅了するブランデーです。

もうひとつ、フランスが世界に誇るブランデーがアルマニャックです。フランス南西部、ワインの銘醸地として知られるボルドーの南東部に位置し、コニャック同様100年を超える熟成にも耐えられるブランデーです。そのふくよかで力強い香味は、この地の英雄である『三銃士』の主人公・ダルタニアンのイメージと重なります。勇猛果敢で喧嘩好きでありながら、儀礼を重んじ忠誠を尽くすダルタニアンの姿勢は、アルマニャックの個性そのものです。

召し上がったことのない方も多いのではと思いますが、コニャックとはまた異なる香味をもつアルマニャック。ぜひ一度バーで試してみませんか? その魅力の虜になることでしょう!

アルマニャックって、どんなお酒?

アルマニャックは、コニャック同様ブドウを原料とした蒸留酒で、ブランデーに分類されます。フランス南西部で造られ、その生産地域や原料、製法はフランスの原産地呼称法AOCよって細かく規定されています。

コニャックが繊細で華やかな印象だとすると、アルマニャックは力強く重厚でやや野暮ったい印象かもしれませんが、熟成を重ねたものはふくよかで包み込むような優しさも持つ癒し系のお酒です。

アルマニャックはどこで造られるの?

アルマニャックが造られるのは、フランス南西部のピレネー山脈と中央高地に挟まれているランド、ロット・エ・ガロンヌ、ジェルスの三県にまたがる地域で、フランスの古い地域名「ガスコーニュ」の中央部にあたります。

フランス全体から見た位置
アルマニャック内の区分け

14000haのブドウ作付面積のうち、アルマニャック用には4000ha程度のみが使われます。年間700万本のボトルが造られていますが、この量はコニャックの1/20程度です。この地域では、ワインがブランデーのおよそ5倍も多く造られていて、ヴァン・ド・ペイIGP規格のコート・ド・ガスコーニュはコストパフォーマンスの良いフルーティな白ワインです。ここは内陸性気候で、寒暖差がなく穏やかな気候でブドウがじっくりと熟成します。また、フォアグラやブルーチーズのロックフォールの産地としても有名です。

アルマニャックにもコニャックのような分類があるの?

アルマニャックは土壌の違いで3つの地域に分けられています。

西部の「バ・アルマニャックBas-Armagnac」地域は、サーブル・フォーヴと呼ばれる黄土色の砂が主体で珪砂や酸化鉄、海洋性堆積物を含む砂質土壌です。この土壌にはフォル・ブランシュやバコなどのブドウ品種が適しており、繊細でフルーティなブランデーが造られます。一般的に一番上等なアルマニャックが造られている地域です。

中部の「テナレーズTenareze」地域はなだらかな丘状の土地で、粘土石灰質土壌によりユニ・ブランやコロンバールなどのブドウ品種の栽培に適しています。力強くコクのあるブランデーが造られ、長期熟成によってよりまろやかな風味をもたらします。近年この AOC のアルマニャックは少なくなってきています。アルマニャック産のオークであるガスコン・オーク(別名ブラック・オーク)の森林があり、これから作られた樽も熟成に使われています。

東部と南部に広がる「オー・アルマニャックHaut-Armagnac」地域は、石灰質や粘土石灰質土壌で、ブドウ品種としてはユニ・ブランが適しています。生産地は点在する程度で、現在あまり生産されてないエリアです。

AOCとしては「Armagnac」もあり、2つ以上のエリアの原酒をブレンドしたものなどです。

次:アルマニャックの造られ方を見る

この記事を書いた人

谷嶋 元宏
谷嶋 元宏https://shuiku.jp/
1966年京都府生まれ。早稲田大学理工学部在学中よりカクテルや日本酒、モルトウイスキーに興味を持ち、バーや酒屋、蒸留所などを巡る。化粧品メーカー研究員、高校教員を経て、東京・神楽坂にバー「Fingal」を開店。2016年、日本の洋酒文化・バーライフの普及・啓蒙を推進する「酒育の会」を設立、現在に至る。JSA日本ソムリエ協会認定ソムリエ。
谷嶋 元宏
谷嶋 元宏https://shuiku.jp/
1966年京都府生まれ。早稲田大学理工学部在学中よりカクテルや日本酒、モルトウイスキーに興味を持ち、バーや酒屋、蒸留所などを巡る。化粧品メーカー研究員、高校教員を経て、東京・神楽坂にバー「Fingal」を開店。2016年、日本の洋酒文化・バーライフの普及・啓蒙を推進する「酒育の会」を設立、現在に至る。JSA日本ソムリエ協会認定ソムリエ。