ウィスキーとのお付き合いは長く広く深くなっている私ですが、同じ蒸留酒でも他のジャンルのものはそんなに詳しくありません。そんな私ですが、最近グラッパとの衝撃的な出会いがあり、また一つ世界が広がった感があります。
私は人とのご縁が好きで、色々なコミュニティを運営しています。その中の一つに、「Komo’s発酵系コミュニティ」というものがあります。かつては別個に運営していたいくつかの飲食系のコミュニティを一つに統合して、「要は発酵系の飲食物が好きだよね、私たち!」という集まりを作ったのです。その定例会が3月初旬に開催されました。
会の趣向は、どこかのお店を借り切って食事を出していただきつつ、皆それぞれに発酵系の飲料(酵母さんのお作りになったものですね)や食品(味噌、チーズ、漬物など多彩)を持ち寄って、紹介し合って飲み食いして、楽しもうというものです。
私は今回、ふと思い立ってグラッパをお持ちしました。SOLO PERSIANという樽熟が効いた褐色のグラッパです。ベルタ社の人気3種:Roccanivo、Bric del Gaian、Tre Soli Treをあわせて、小さなバレルで10年間樽熟したものだとか。決してもとからグラッパに詳しかったわけではなく、ふとある場所で出会って購入したものでした。
これが、超絶のうまさ。
コミュニティに参加された皆さんも、醸造酒と蒸留酒の常識的な飲み順などは無視。真っ先にこの褐色の液体をグラスに注いでおられて、あっという間に一本がなくなりました。しかしまあ、なんという素敵な香りでしょう。グラッパという新しい世界との出会いに、心躍る春です。皆さんもグラッパいかがですか。
その後密かにいくつか褐色のグラッパを買い足していますが、まだ内緒です。