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吉村流 ウイスキー テイスティング1「アロマとフレーバーの種類」の香味表現

今回はウイスキーのテイスティングについて、もう少し踏み込んだ話をしたい。

「吉村流テイスティング法」の香味表現は、アロマは16種類、フレーバーは15種類のカテゴリーに分類することができる。

以下はその一覧だ。

アロマのカテゴリ

エステル
ある種のタンパク質が焦げた匂い
甘み
シリアル/根菜/布/未成熟
スパイス/ハーブ/サラダ
ナッツ
乳製品(甘くない)
潮/煙/土
草/生木
材木/金属
皮/肉/出汁/旨み
オイル/ワックス
苦み/渋み
ひね香
他の酒
異臭/その他
印象

フレーバーのカテゴリ

エステル
甘み
シリアル/根菜/未熟成
スパイス/ハーブ/サラダ
ナッツ
ミルク/乳酸
潮/煙/土
ピリ辛
苦み/渋み
旨み
硫黄/不味い
ボディ
舌触り
喉越し
印象

この分類は最初にカテゴリーありきではなく、香味表現の記録を分類したらこのようになったというものだ。

次回はカテゴリーごとに、香味表現の具体例を紹介したいと思う。

この記事を書いた人

吉村宗之
吉村宗之https://ms-tasting.co.jp/
1990年頃、スコッチウイスキーの魅力に開眼、次第に傾斜を深めていく。1998年、ウェブサイト「M's Bar」を開設、書き溜めていたシングルモルトのテイスティングノートを公開。2005年、ウイスキー専門誌「THE Whisky World」の発足メンバーに。現在は、試飲のできるリカーショップ「M's Tasting Room」の運営に携わり、ウイスキー関連のイベントでは講師やアドバイザーなども務める。著書に『うまいウイスキーの科学』(ソフトバンククリエイティブ)など。
吉村宗之
吉村宗之https://ms-tasting.co.jp/
1990年頃、スコッチウイスキーの魅力に開眼、次第に傾斜を深めていく。1998年、ウェブサイト「M's Bar」を開設、書き溜めていたシングルモルトのテイスティングノートを公開。2005年、ウイスキー専門誌「THE Whisky World」の発足メンバーに。現在は、試飲のできるリカーショップ「M's Tasting Room」の運営に携わり、ウイスキー関連のイベントでは講師やアドバイザーなども務める。著書に『うまいウイスキーの科学』(ソフトバンククリエイティブ)など。