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ハンガリーの伝統蒸留酒「パーリンカ」

Palinka(パーリンカ)とはなんでしょうか?

それは、ハンガリー国内においてのフルーツブランデーの総称です。

万物の果実は糖分を含んでいますので、発酵させることでこの糖をアルコールに変化させることができます。その後蒸留することで、ブランデーとなります。コニャック(ブランデー)の原料は葡萄、カルヴァドスの原料は林檎なのは有名ですね。

パーリンカの主原料となる果実は、桃、アプリコット、プラム、プルーン、洋梨、梨、林檎、チェリー、ラズベリー・クワ、ブルーベリー、カリン、イチジク、エルダーベリーなどなどです。歴史伝統的に各家庭の余剰果実から造られ、それが今日まで受け継がれています。

昨今、酒の世界でも「クラフト」という言葉がよく使われますが、輸入物に頼らない近隣のもので造る、この世界観こそが本物の「クラフト」だと思います。

良質なパーリンカは、香りがとても高貴です。プラムは少し酸味のきいた奥行きのあるフローラルな香り、アプリコットは甘くエレガントで蜜のような香り、ラズベリーであれば、雨上がりの土の香りの余韻を感じさせてくれます。そう、まずパーリンカは香りを楽しんで欲しいのです。初めて体験する人は、果実そのものの香味とにギャップを感じるかもしれませんが、是非試してみて下さい。  万物の果実はアルコールになるのです。

この記事を書いた人

鹿山 博康
鹿山 博康https://ameblo.jp/kayama0927/
1983年生まれ。20歳の時にバーテンダーを志す。2013年7月独立し、アブサン・ジン など薬草酒を中心としたバー、Bar BenFiddichを開業する。自身の畑を外秩父の麓・ときがわ町に所有し、そこで採取したボタニカルをカクテルに使う。2015年ボタニスト・ジン・フォリッジ・カクテルコンペティション 優勝。2016年『drink nternational』より、「AsiaBest Bar 50」にて21位に選出される。
鹿山 博康
鹿山 博康https://ameblo.jp/kayama0927/
1983年生まれ。20歳の時にバーテンダーを志す。2013年7月独立し、アブサン・ジン など薬草酒を中心としたバー、Bar BenFiddichを開業する。自身の畑を外秩父の麓・ときがわ町に所有し、そこで採取したボタニカルをカクテルに使う。2015年ボタニスト・ジン・フォリッジ・カクテルコンペティション 優勝。2016年『drink nternational』より、「AsiaBest Bar 50」にて21位に選出される。