コニャック・シュウェップス。
コニャック人にとって、なくてはならないカクテルナンバーワンではないでしょうか。
私は、コニャックとボルドーを行き来して暮らしています。友人宅にお邪魔した際、ボルドーでは、「白ワイン? 赤ワイン? 泡?」と、最初の飲み物、食前酒を聞かれることが多いですが、車で1時間半、直線距離で100km弱のコニャックに来ると少し様子が変わります。
「白ワイン? 赤ワイン? 泡? ピノデシャラント? コニャック・シュウェップス?」と選択肢が増えます。
もちろん、食後酒としてコニャックを頂く際は、XOなど熟成年数の長いものを飲みますが、食前酒だとVSやVSOPをカクテルにして頂くことが多いです。その中で一番飲むのがコニャック・シュウェップス。レストラン然り、友人宅然り、必ずと言ってもいいほどコニャック・シュウェップスに出会います。
年に何度かある音楽イベントでは、スタンドで売っている飲み物の半分がコニャック・シュウェップスであることも。ベースのお酒となるコニャックを数種類から選べることもあり、初めて来たときはボルドーとの違いに驚いたものです。
今年はコロナウイルスの影響で、全ての野外音楽イベントの中止が発表されていてリポートできないのが残念ですが、コニャックの夏は本当に楽しい。暑い夏に、音楽と共に飲むコニャックは最高です。
コニャック・シュウェップスの作り方
話がそれてしまいましたが、コニャック・シュウェップスの作り方は簡単。グラスにコニャックとシュウェップス、そして氷を入れて混ぜるだけ。濃さはお好みで。
そしてコニャックを訪れた際は、是非スーパーも覗いて欲しいです。コニャックコーナーの広さもさることながら、シュウェップスをはじめとするトニック類のコーナーの広さに驚くこと間違いなし。余談ですが、バターの名産地でもあるので地元産バターもたくさん売っています。お土産に是非どうぞ。
私自身も友人を自宅に迎える時は、必ず2リットルのシュウェップスを数本購入、冷やして友人が来るのを待ちます。誰かが絶対コニャック・シュウェップスを飲むからです。
コニャックメゾンを訪問する際も、コニャック・シュウェップスを知っていると言えば、メゾンの人はコニャック人のことをよく知っていると思ってくれるでしょう。 ただ、飲むときは気を付けて欲しいです。コニャックの香り高さと、シュウェップスの甘味で本当に飲みやすいカクテルです。気が付いたら飲みすぎてしまって二日酔い、とならないようご注意を。まだまだ夜は長いです。食後にもきっとおいしいコニャックが私たちを待ってくれています。