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雨ニモマケズ、風ニモマケズ:僕がハイランダーインをしている意味とは?

この度のパンデミックによる休業要請もいよいよ3か月目に突入した。

そして今でも色々な人達から『大丈夫か?』というメッセージが届く。強弱はあれど、皆ハイランダーインの事を心配してくれているのだと実感してしまう。

中には『どうせ絶対また泊りに行くんやし、10泊分先払いとか、どう?』と言ってくる人達や『クラウドファウンディングとかはやらないのか? やるなら是非知らせてくれ!』と言った問い合わせも多い。

また都市封鎖直前にリリースされたハイランドパークは全て一瞬にして売り切れ、皆『少しでも助けになれば』と思っての事だと思う。勿論、この中には地元の人達もいて、オフィスのドアをたたき『ハイランドパークまだ売ってる?』と言って助けてくれた事をつけくわえておこう。

ハイランダーインをしている意味

僕はこの有り余る時間の中、ふと『僕がハイランダーインをしている意味とは?』を考え始めた。

そしてその答えにたどり着くのにはさほど時間がかからなかった。

勿論、『食べていく為、家族を養う為』が一番の理由として間違いはない。そして『この仕事が好きである』という事も上位に占める。しかし、それに続く理由と言えば『地域の為』、『ハイランダーインに来た人に楽しんでもらう為』。

イデオロギーという言葉を使ってしまうと大げさになるが考えて行動に移す場合、何か自分の信条という物が必要だと、僕は思っている。

『とりあえず何でもいいから、お金持ちになりたい!』が信条というのであれば、人によってはそれはそれで良いかもしれない。『食べていくため……』だけなら『とりあえず何でも……』でも構わないのだが、僕の場合はそれだけでは他が満たせない。本来PUBはパブリックハウスという意味で、英国の人達にとってはお酒を飲むだけのところではない。日常生活に欠かせない社交の場所なのだ。特に、こんな田舎になればPUBの重要性は都会の比ではない。

都市封鎖が解除されてハイランダーインを再オープンする時、今まで通り、いやそれ以上に『地域の為』、『ハイランダーインを楽しんでもらう為』に精進したいと思う。この度の恩返しのためにも。

この記事を書いた人

皆川達也
皆川達也
18歳より京都でバーテンダーの仕事を始める。1998年にスコットランドへ渡り、エジンバラで4年、その後スペイサイドのCraigellachieHotel のバーマネージャーに。2005年にダイレクター兼ウィスキーマネジャーとしてHighlander Inn の立ち上げに参加。その後、サントリーの欧州ブランドアンバサダーを経て2015年にハイランダーインのオーナーに。バーでウィスキーの魅力について語る日々を送っている。
皆川達也
皆川達也
18歳より京都でバーテンダーの仕事を始める。1998年にスコットランドへ渡り、エジンバラで4年、その後スペイサイドのCraigellachieHotel のバーマネージャーに。2005年にダイレクター兼ウィスキーマネジャーとしてHighlander Inn の立ち上げに参加。その後、サントリーの欧州ブランドアンバサダーを経て2015年にハイランダーインのオーナーに。バーでウィスキーの魅力について語る日々を送っている。