• コラム
  • リカルライター紹介
コラム ビールコラム なぜビールには賞味期限があ...

なぜビールには賞味期限があるのか?

ビールにはラベルや缶に賞味期限が印刷されています。

でも、他のお酒ではあまり見なくないですか?

たとえば、長い年月を経たビンテージワインに賞味期限を書くのは変ですよね。高アルコールの蒸留酒も古いビンテージのものが販売されています。

ということは賞味期限があるのはビールだけ?

そのとおりです!

日本では、食品表示法上、アルコール飲料の賞味期限の表示は「省略可」となっています。

省略可なのに、なぜビールだけ賞味期限が書いてあるのでしょうか?

それは、「ビールの表示に関する公正競争規約」というのを「ビール酒造組合」が定めていて、それを公正取引委員会が認定し、表示しなくてはならないことになっているからです。

世界的には、国際連合食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)による「包装食品の表示に関するコーデックス一般規格」があり、賞味期限表示の例外として、ワイン、リキュールワイン、発泡ワイン、着香ワイン、果実ワイン及び発泡果実ワインおよび、 アルコール含有量10%以上の飲料に関しては「賞味期限の表示を求めてはならない」となっています。つまりビールの場合、10%未満に関しては「表示」、10%以上は「表示しない」になります。

もちろん、それぞれの国の法律が優先されますが、アメリカではアルコールに関する法律が州によって異なりますので、書いてあったり、なかったりです。それを日本に輸入すると、やはり食品表示法上省略可ですが、「輸入ビールの表示に関する公正競争規約」というのを、日本洋酒輸入協会というところが定めているので、表示する事になっています。 でも、多くのビールの場合、賞味期限はまあどうでも良くて、どちらかというといつ出来たか(新鮮さ)のほうが気になりますね。

この記事を書いた人

藤浦 一理
藤浦 一理http://snarkliquidworks.com/
合同会社スナーク リキッドワークス代表。クラフトビール醸造所開設に向けて準備中。ビール関連の執筆やビールコンペティションの審査員を勤める。2004年、ビール飲み手の非営利全国団体「グッドビアクラブ」の会を発足。会長を約7年勤める。Watering Hole にて、ビールに関する講習会「Saturday Evening Beer Live」を開催中。ビールの専門分野はアメリカで、ビールを飲むだけが目的で行った州が38州+DCで39。
藤浦 一理
藤浦 一理http://snarkliquidworks.com/
合同会社スナーク リキッドワークス代表。クラフトビール醸造所開設に向けて準備中。ビール関連の執筆やビールコンペティションの審査員を勤める。2004年、ビール飲み手の非営利全国団体「グッドビアクラブ」の会を発足。会長を約7年勤める。Watering Hole にて、ビールに関する講習会「Saturday Evening Beer Live」を開催中。ビールの専門分野はアメリカで、ビールを飲むだけが目的で行った州が38州+DCで39。