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コラムブランデーコラム閉じ込められたリンゴ

閉じ込められたリンゴ

リンゴのブランデーと言えばカルヴァドスですが、その中でも初めて見る者の目をひと際奪うボトルがあります。それがこの「ポム・プリゾニエール(La Pomme Prisonnière)」に代表される瓶の中にリンゴが丸々1つ入ったインパクトの大きいボトルです。このポム・プリゾニエールという名称は1981年にクリスチャン・ドルーアン社がリリースしたクール・ド・リヨン ポム・プリゾニエールが始まりと言われていますが、今やリンゴ入りカルヴァドスを総称する名前として認知されるようになりました。

この芸術的なボトルは、春先からまだ小さいリンゴに瓶をかぶせて木の枝に固定させ、その瓶の中でリンゴを成長させることで作り出されます。そして9月中旬~末にリンゴが成熟すると、瓶と共に木から丁寧に切り離されます。瓶に括り付けられるリンゴも慎重に選定されたものですが、実際に商品化に至るのは全体の7割程と言われています。自然と一体化しながらリンゴと成長を共にし、厳しい条件をクリアした選び抜かれたボトルなのです。

その後、枝から切り取られたボトルにはカルヴァドスが注がれます。注ぎ込む原酒や回数はメーカーによっても異なりますが、概ね2~3回に分けて注がれます。1回目にカルヴァドスでリンゴの実をアルコールに浸します。そして1回目から最低3~4週間経過した後、瓶内に残ったカルヴァドスを空け、2回目のカルヴァドスが瓶に注がれます。更に4~5週間後、再び瓶内のカルヴァドスを空け、3回目にアルコール度数40‌%のカルヴァドスが注がれます。(3回目は経ずに2回目で完了するメーカーもあります)

リンゴは自然の産物ですので、入っているリンゴの大きさや形もボトルによって1本1本違います。まさに世界に一つ、あなたのためだけに詰められたリンゴと共にフレッシュでフルーティーな味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

Brandy Daddy
Brandy Daddyhttps://brandydaddy.com/
福岡県出身。20歳の頃よりカクテルに興味を持ち、バー巡りにハマる。その後様々なバーとカクテルイベントを共催するうちにブランデーの魅力の虜になる。web エンジニアとしての仕事の傍ら、自身のブログ「Brandy Daddy」にてweb を介してブランデーの魅力を発信できるよう日々奮闘中。妻と子供とブランデーを愛するおとーさんである。
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福岡県出身。20歳の頃よりカクテルに興味を持ち、バー巡りにハマる。その後様々なバーとカクテルイベントを共催するうちにブランデーの魅力の虜になる。web エンジニアとしての仕事の傍ら、自身のブログ「Brandy Daddy」にてweb を介してブランデーの魅力を発信できるよう日々奮闘中。妻と子供とブランデーを愛するおとーさんである。