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雨ニモマケズ、風ニモマケズ

この度、当店ハイランダーインを含めたスコットランドにある5つのウィスキーバーでIndependent Whisky Bars of Scotlandという協同組合(?)のようなものを立ち上げた。

バーの顔触れは、スコットランドを代表するウィスキーバーの名店ばかりである(当店も入れていただいて恐縮ですが……)。組合立ち上げの意図は沢山あるのだが、主な目的の一つに個人では難しい大手からのカスク購入の交渉を進め易くするというものがある。

そして、とうとう組合ボトリング第1号のハイランドパーク15年がつい最近リリースされた。交渉は思った以上にスムーズに進み、組合店のオーナー全員がエドリントン本社に集まり5つのサンプルの中からこの15年を選んだわけだ。驚いたのは、僕らが選んだ樽の質の高さだけではない。「おお~」と僕が唸ったのはその全てのサンプルの質の高さだった。どれを飲んでも美味しかったのである。さすが製造元である! ブローカーとは手元にある樽の質と数に雲泥の差があるように感じた。そこにはエドリントングループがIndependent Whisky Bars of Scotlandという組合をある意味「重要な組合」と認識してくれ、「それなら、それなりの樽を!」というお計らいがあったからかもしれない。

現在第2弾の作業に入っているが、大手との交渉はなかなか大変な作業である。サンプルの取り寄せから設定は勿論、更に大変なのはこの5人の意見をまとめていく作業だ。皆かなり個性の強い人達で多少なりとも好みが違う。それらの意見をまとめていく方が大手との交渉よりも大変な気がしてならない。またしても雨ニモマケズ、風ニモマケズである

この記事を書いた人

皆川達也
皆川達也
18歳より京都でバーテンダーの仕事を始める。1998年にスコットランドへ渡り、エジンバラで4年、その後スペイサイドのCraigellachieHotel のバーマネージャーに。2005年にダイレクター兼ウィスキーマネジャーとしてHighlander Inn の立ち上げに参加。その後、サントリーの欧州ブランドアンバサダーを経て2015年にハイランダーインのオーナーに。バーでウィスキーの魅力について語る日々を送っている。
皆川達也
皆川達也
18歳より京都でバーテンダーの仕事を始める。1998年にスコットランドへ渡り、エジンバラで4年、その後スペイサイドのCraigellachieHotel のバーマネージャーに。2005年にダイレクター兼ウィスキーマネジャーとしてHighlander Inn の立ち上げに参加。その後、サントリーの欧州ブランドアンバサダーを経て2015年にハイランダーインのオーナーに。バーでウィスキーの魅力について語る日々を送っている。