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High Gravity:自宅ビール・サーバー?Kegerator(ケゲレーター)とは何か

日本から来た人たちが僕のウチにやって来てまず驚くのがこれ。

「家にビール・サーバーがあるの!?」

そうなんです。あるんです。

“My beloved Kegerator” by Jimmy Yamauchi CC BY-SA 2.0

ホームブルーイングの醍醐味は自分で作ったビールを味わうことだけど、バーさながらに家でタップから飲めるのはまさにビール天国。

Kegerator(ケゲレーター)とは何か?

冷蔵庫を英語でRefrigerator(リフリジャレーター、略して「フリッジ」)というけれど、ビール用にタップが付いたものを、「樽」の英語である「Keg(ケグ)」との造語で「Kegerator(ケゲレーター)」と呼ぶ。

米国ではホームブルーイングが一般的なため、市販されている専用ケゲレーターも多い。僕もそれを使用しているが、そこはDIY好き米国人のこと。一般家庭用の大型冷蔵庫のドア部分にドリルで穴を開け、そこに「シャンク」と呼ばれる管を水平方向に通してビア・タップを付けたものや、ビジネス・ホテルにあるような小型の冷蔵庫の天板部分に穴を開けてそこにタップ・タワーを立てるものもある。

あるいは飲食店の厨房で上開きの横置き冷凍庫を改造したものを見かけることも多い。

米国ではチェスト・フリーザーとして知られるが、ガレージに置いてCostcoのような大型店舗で買いだめした食材を入れることが多いからだ。基本的には冷蔵(凍)庫に穴を開けるだけ。改造キットはすぐ手に入るし、やり方もYouTubeを始めとしてネット上に溢れている。

ケゲレーターの中身とCO2ボンベ

ケゲレーターの中にはもちろんビール樽。僕が使用しているケゲレーターは業務店で一般的な60リットル樽まで入るが、多くのホームブルーワーは以前お伝えした20リットルのコーニー・ケグ(ソーダ・ケグ)を使うのが一般的。

ケゲレーターのサイズにもよるが、スリムなので普通は2〜3本入るだろう。ということで、ケゲレーターのタップ数も2~3本が多い。僕も実際にこの構成で使用している。

ケゲレーターを使うにあたってもう一つ必要なのがCO2ボンベだ。ビールに発泡性を持たせるのもそうだが、なによりケグからビールを押し出すために使われる。ボンベは庫外から中へ管を通すか、庫内にスペースがあればケグと一緒にしまってもいい。圧力調整用のレギュレーターをボンベに付け、そこから延びる管をケグのガス用ポストに接続し、タップから延びる管をビール用ポストに接続して準備完了。

初めてタップを倒す瞬間はまさに緊張の一瞬。うまく注げたらフレッシュな自作ビールで乾杯!

この記事を書いた人

ジミー山内
ジミー山内
ウイスキーアドバイザー。米カリフォルニア在住。アメリカン・ウィスキー及びクラフト・ビール関連業界に深く携わる一方、日本で気鋭のクラフト・ブルワリーであるTokyo Aleworksを創設。スコットランド在住時はScotch Malt Whisky Society本部で樽選定員として数多くのモルト・ウィスキーを世に送り出している。
ジミー山内
ジミー山内
ウイスキーアドバイザー。米カリフォルニア在住。アメリカン・ウィスキー及びクラフト・ビール関連業界に深く携わる一方、日本で気鋭のクラフト・ブルワリーであるTokyo Aleworksを創設。スコットランド在住時はScotch Malt Whisky Society本部で樽選定員として数多くのモルト・ウィスキーを世に送り出している。